煙火打揚従事者手帳
この資格は「社団法人日本煙火協会」が主催するもので、年一回開催される講習会の聴講を義務とした上で発行されるものです。
この「煙火打揚従事者手帳」はもっぱら社団法人日本煙火協会会員である煙火業者またはその従業員あるいは作業要員が自らの業務遂行の為に最低限取得が必要な資格です。したがって他の様々な「資格」と異なり、社団法人日本煙火協会は広く世間一般の個人または団体に対して取得を促しているものではありません。また煙火業者の従業員でない個人の打揚げ愛好家等が日本煙火協会を通じてこの資格を取得することはできません。
これはインターネット以外のマスメディア(過去に雑誌などでは「煙火打揚従事者手帳」について詳細が提供されることが無く、かつマスコミの資格取得者により、単に「持っていれば自慢できる」程度の誰でもOK的な吹聴をされた)にも要因があります。
何処にも(花火屋など)属さない愛好家の個人同士が打ち上げをし、自分たちあるいは他へ万一の事故が及んだときの保証問題などは各人でどう解決されるのでしょうか?
「日本の花火ホームページ」においてもこの資格についてのおおよその情報を提示するのみでいたずらに取得を呼びかけるものではありません。
●資格の概要
・聴講者には資格手帳と煙火打揚従事者の腕章が交付されます。
・この手帳を持っていれば、法令に準じた大きさ、量の煙火の消費が可能である。
・この手帳を持っていれば、煙火業者あるいは大手玩具煙火店において玩具以上に火薬使用量の多い「煙火」を一定数購入することができる。
・ただしこの資格の有効期限は5年であり、安全意識の徹底のためにも毎年保安講習会を受講しなければ失効する。
●申し込み 社団法人日本煙火協会の会員であるか、会員である煙火業者の従業員あるいは作業要員に限られる。
●講習の日時 日本煙火協会の各都道府県支部ごとに概ね花火シーズン前の4〜6月に開催され、手数料等は手帳の種類によって若干の違いがある。
社団法人日本煙火協会より
「煙火打揚従事者手帳」はごく一般の個人または団体の方、社団法人日本煙火協会会員でない煙火業者またはその従業員の方は取得できません。
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