1〜2月 10号・昇り曲導付三重芯変化菊 
[大曲全国花火競技大会]
 三重芯といえば日本の菊花型割物のなかでも技術の極みであるといえましょう。四重の球体がまったく一糸乱れぬ開きをすること自体が難しく、誰の目にも一瞬に四重の円を見せるのは至難の業といっても良いでしょう。さらに写真には細かな星の乱れも写るため、映像としてもきれいな開花をとらえられる機会は少ない物です。この作品ではその双方が「決まった」希少な一瞬といえましょう。