10号・昇曲導付四重芯変化菊
4層の芯部を持ち、5重の球体に開く「四重芯」は現在なおこの作者によって改良と工夫が続けられています。多層芯の割物、例えば八重芯などでは、それが誰の目にも3重の球体に見えなければ、そのように作られていたとしても八重芯とはいえません。四重芯はたんに八重芯より2層多いだけでない精緻な技が要求されます。どの花火職人も挑んだことのない領域の割物にこの作家は挑戦し続けています。
[えびす講煙火大会]有限会社菊屋小幡花火店 四重芯・98年度最終バージョン
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