秘蔵写真特別展示室
ようこそ禁断の特別展示室へ。とそれほど大げさではないのですが、こちらでは版権の関係上、出版物や商品、個人の作品集などには掲載できない花火写真をお目にかけます。もっともクレームがつけば閉鎖せざるを得ませんから観覧はお早めに。「お代は観てのお帰り」としたいところですが、もちろん無料でございます。
Fireworks on TDL
東京ディズニーランドでは、開園当初より花火アトラクションが催されてきました。その変遷は開園当初の「ファンタジー・イン・ザ・スカイ」に始まり、以後「スターライト・ファンタジー」「マジック・イン・ザ・スカイ」「スターダスト・ファンタジー」と内容を変え、後の「ファンタジー・イン・ザ・スカイ」に受け継がれています。その後15周年記念特別プログラムとして「スターライト・マジック」を1999年3月19日迄開催。使用される花火は日本製で日本の煙火業者が準備しますが、その演出は本場アメリカじこみのディズニーのノウハウが生きているようです。
開幕当初の「ファンタジー〜」では音楽に合わせて花火を打ち上げるのみでしたが、ライトアップされたシンデレラ城が花火に浮かび、素晴らしく幻想的でした。
アトラクションプログラムとしての完成度がピークに達していたのは、「スターライト・ファンタジー」の中、後半期から「マジック・イン・ザ・スカイ」の頃で、サーチライトを使ったオープニングからレーザー光線、ライトアップ、お城の尖塔のテラスにミッキーが登場するイベントなどが盛り込まれ、ストーリー性のある立派なアトラクションでした。「スターライト・ファンタジー」のアトラクションとしてのスタート時にはお城から直接打ち上げものや噴水、回転ものといった仕掛け花火をやっていましたが、危険性、発煙、燃え殻の散乱などを配慮したものか、やがて中止になってしまいました。
加えてその後1998年第2シーズン(7月上旬)まで(トゥーンタウン完成以降)は残念ながらシンデレラ城及び周辺をライトダウンし、ディズニーミュージックを流しながら花火が揚がるだけになってしまいました。背後の花火でシルエットになったお城が浮かぶ様は、年間パスを使ってTDL通いをして花火を撮りまくったハードリピーターの花火野郎としては「最盛期」の頃に比べると少々寂しい感じです。
1998年第2シーズンからは15周年に伴い、装いを新たに「スターライト・マジック」を開催しています。背後で上がる花火はやはり寂しいものの、一度は消滅した、お城から直接小型の花火を打ち出す演出が中心となった楽しめるプログラムになっていて「最盛期」を彷彿させます。
いつかはアメリカのディズニーワールドのような華々しい打ち上げが期待されますが、ディズニーシー建設に伴い、通常アトラクションもニューイヤーのそれも花火に関しては規模の縮小を余儀なくされるでしょう。
またTDLでは年間打ち上げ日数が多いに関わらず、花火に関しては非常に慎重です。かつては燃え殻が落下しそうな場所のゲストを予め誘導して移動させたりきめ細かい配慮がみられましたが、現在では特にシンデレラ城からの直接打ちだしが主体となっているため、風向きや風力(風速15メートル以上)によっては花火を中止することもあります。これは開始直前になるまでわかりません。
さて今回、特別展示室ではこうした過去のTDRで、最も花火が華やかで幻想的だった頃の花火写真のいくつかをご覧頂きましょう。いずれもTDRと花火を愛してやまない花火野郎のお気に入りのショットです。
各サムネールをクリックするとより大きなJPEG画像と解説が観られます。
シンデレラ城と花火1 |
シンデレラ城と花火2 |
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マウンテン |
マークトウェイン号 |
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スターライト |
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ニューイヤーイヴ |
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