岡崎観光夏まつり花火大会(愛知県・岡崎市)
花火が満喫できる中身の濃い花火大会。仕掛け花火は日本一の規模。
開催日時 毎年8月第一土曜日
打上場所 菅生川、矢作川河川敷
問い合わせ先 岡崎市観光協会 TEL 0564-23-6217
徳川の昔から火術砲術を得意としていた土地柄、多くの花火業者が集中している。なかでもこの花火大会は、地元8煙火業者競演により、中身の濃さは抜群だ。とにかく間断なく花火が上がり、客を飽きさせない。全国でも類を見ない最大の自慢は、豪華な枠仕掛け花火だ。最近ではスポンサーの会社名やマーク等が浮き出るだけの情けない枠仕掛けばかりだが、岡崎のそれはまったく質が違う。何枚もの枠でストーリー展開、絵が動くなどは当たり前で、いずれも凝りに凝ったもの。また全体の枠の数もけた違いに多い。ほかにも岡崎ならではの「金魚花火」「大筒」に加え各種コンクール、スターマイン、水中花火、尺玉とオールスター競演である。また菅生川に浮かぶ提灯をまとった万灯船も風情をかもし、作画上は重要なアクセント。この万灯船からも乱玉、金魚花火等の小型の花火が打ち出される。
唯一残念でかつ致命傷なのは完全無欠の桟敷優先の観覧席事情で、無料の一般席は非常に狭く、また全てのプログラムを見るのに適していない。この桟敷は他府県の客にも買えるものの、当日ではどうにもならず、また桟敷に座らなければ売り物の「枠仕掛け」を殆ど見ることができない。一般客はとにかく桟敷エリア以外の立入禁止区域を除く一般席からの観覧となる。観るだけなら桟敷後方に立っての観覧も可能だが、三脚を立てての撮影は困難。殿橋の上からはほぼ全てのプログラムが観覧可能。
観覧・撮影ポイントは、菅生川にかかる殿橋の上(観覧はできるが立ち止まって三脚を立てられるかは不明)、袂および上流側河川敷の一般席(東岡崎駅側。橋の下流側は極狭でまた花火方向に視界が悪いので何も見えない?おススめできない。)、岡崎公園前駅付近の河川敷(明神橋の上流側で名鉄の鉄橋の向こう側、つまり岡崎城側に抜けたところ、伊賀川沿い)、が一般的。あと菅生川に名鉄の鉄橋がかかっているがこの下の川沿い(東岡崎駅側)もポイントで、多くの写真愛好家も並んで構えている。殿橋の上流河川敷の一般席では枠仕掛けを除く打ち上げはほぼ一方向に見ることができる。使用レンズも50〜70くらいである。橋から後方に下がるほど望遠側の使用になるだろう。もちろん桟敷側の対岸も観覧可能だがこちらはもっと河川敷が狭い。
岡崎公園駅付近の河川敷、および対岸の鉄橋の下からはスターマインや単発の打ち上げが非常に接近している迫力の観覧・撮影ポイントだ。いずれもレンズは35以下の広角、もちろん玉だけを狙うならこの限りではないが、川面から全体を撮るとなれば28以下の広角領域だ。8号から10号までの打ち上げはずっと離れた矢作川で行われ、この下流側の両ポイントからは良く見えない。またどちらのポイントも狭いので早めの出動が望ましい。岡崎公園付近の河川敷からはかろうじて万灯船や枠仕掛けを見ることができる。あとは明神橋下流の河川敷が一般的な観覧席である。
この岡崎観光まつり、枠仕掛けは有名だがここならではの「金魚花火(写真左)」も抜きには語れない。変わり種の花火としてテレビなどでも紹介に事欠かないが、考案されたのは相当に古いようだ。金魚花火は点火後水中に投げ入れると、水面でいくつかに分かれ、水面に浮かび、火花を発しながら暫くの間あたかも魚が泳ぐように進むものだ。発する色は白、紅、緑、青などがある。最後にポンッと小さく弾けて沈む。小分けしたそれぞれはとても小さいもので、撮影には当然望遠系となる。殿橋の上下や桟敷席からでも金魚花火だけをあるていどの大きさに撮るなら200〜300ミリ以上は必要だ。あと鉾船や観客などを入れた全景でも70ミリ前後。撮影にはISO100程度のフイルムではやはり望遠ということもあり、三脚に据えてのバルブとなる。露光時間はF8で1〜3秒か。特定できないので(距離や花火のフレーミングで変わる)露出を変えて大量に撮影することをお勧めする。絞りを押さえ気味に長時間開け放しにして、動き回る様を光跡でとらえるのも面白い。当然ながら殿橋上流の一般席では、影も形も見ることは出来ない。
どの花火大会でもそうだが、帰りの切符は必ず買っておきたい。
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