| 前回訪れたのは2004年。佐野市との合併を控えて葛生町として最期の工業山神祭の時だった。この時の一連の打ち上げはなかなか好印象で、またフォトジェニックでもあったので再びやってきた。佐野市となった現在、また前回とは担当煙火業者も違っている。どのような打ち上げが観られるだろうか。 最初に来たとき14時に現着し「早すぎたか」と後悔したにもかかわらず、今回それを上回る早いお着きとなってさらに深く後悔した。車による経路を変えたのだが、まさか自宅から流して走ったにもかかわらず45分ほどで到着してしまうとはっ。すでにロケハンもやりつくしてすることもない。再び近くのコンビニで弁当を買って東屋で食べながらのんびりと待つのであった。 開催時間にはメイン観覧場所となる堤防道路では、歩道部分で露天商の皆さんが準備に取りかかっていた。とはいえまだまだ荷ほどきといった時刻。そこから対岸の至近距離の打ち上げ場所を眺めると、工場詰めとした打ち上げ筒がかなりの本数で既に用意されていた。しかし全体の準備はまだ未完のようである。 ロケハン済みであるので、車を予定観覧場所の至近に運び撮影プランを考える。車の直近で三脚建立という年に何度もない楽チンな場所である。地元愛好家に聞くところによれば、堤防道路の露天商達は昨年は別の場所に設営したらしい。すると花火の前景として使えない位置になるので、さぁどうしたものかと考えながら現着してみると「元通り」になっていた。つまり2004年に観たときと同じ場所に露店が連なっていたのだ。現地の豪邸に住む老婦人と世間話をしたところ、この露店の数が倍ほどにも増えたと言っていた。総延長は覚えていないが確かに上流の古越路橋近くから下流の葛生大橋までずらりと立ち並ぶ露店は壮観であった。メイン観覧場所では河川敷上で一番離れた筒まででも100メートル程と激近の距離。そのため観る分には申し分無いが、撮るにはさすがに無謀な間合いである。露店が元の位置であること、それと風向き、筒の設置具合を考慮して、メインより一歩下がった前回と同じ農道を観覧場所とする。ここからは花火の下に画面の端から端まで途切れることなく夜店を前景として(花火に対してちょうどいい大きさで)入れる事が出来る。似たような絵になるのを避けるのと、思うところあってもうひとつ技を合わせ掛けすることにした。写真をご覧になってわかるように、「水気」の利用である。田植えを控えたこの時期、ちょうど水を張っているところの水田が目に止まったのだ。 |
![]() 打ち上げ場所の様子 ![]() メイン観覧場所の堤防道路と連なる夜店群 |

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