花火野郎の観覧日記2007

観覧日記その20 12/31
2007年 年忘れ那珂川花火大会
     
茨城県・水戸市

 大晦日の家事を片づけて水戸に向かう。この日を入れて年末年始の仕事のない休み期間には花火観覧予定が何日もある。家族の予定をすり合わせ初詣の日はいつにするかとか正月の行動計画をたてるものの、その日は花火で……と言う声が小さくなる……。
 昨2006年は花火大会実行委員会から11月末に開催の開催案内が郵送で到着していた。今年は来ないまま師走に入って日々に忙殺されていたら、名古屋港の翌日案内が送られてきていた。案内はともかく開催日まで一週間を切ったところで協賛金というのがなんというか………間に合うのか?
 午後1時を回って現着してみると既に何台もの愛好家のマイカーが並んでいた。前日の30日は全国的にも荒れ模様の天気だった。関東では穏やかな晴天なんていう予報から一転強風に雷雨、さらにみぞれ混じりと一日中不安定な天気。そのせいか会場河川敷も大きな水たまりやぬかるみがあちこちに残っていて、車の足周りも泥だらけ。
 いつものように堤防道路には多数の三脚が並んだが、今年はやや離れた上流側にも壁が形成され二分された様相。分かれてしまうには訳があって、三脚が途切れているあたりからでは川縁の樹木が以前より延びて対岸の堤防上に並べられた打ち上げ筒などが直視できなくなっているためだ。もちろん上空の花火は欠けることなく見えるけど、根本からしっかり観たい(撮りたい、録りたい)という愛好家心理かな。発射地点が直視できないと不安でもあるし。私もまたまたいつもと同じような場所に間合いを稼いで陣取る。日中は風が強く、一度堤防道路に置いた私の三脚が風で倒れたらしい。
 今年は主催者により大会専用のホームページが立ち上げられ、プログラムや会場案内図も直接入手出来るようになった。那珂川の年忘れ花火は既に花火好きの間では全国区。その証拠に今日も大晦日という日にもかかわらず北海道や九州という遠方からの愛好家の来客も多数。河川敷には他府県のナンバープレートがズラリと並んでいる。
 夕刻から豚汁とけんちんうどんの無料提供が行われ、長蛇の列となった。食べては並ぶを繰り返す強者も多数?本部テントでは花火師・野村陽一氏のサイン会も同時開催された。
  

四重芯引先紅光露

五重芯冠菊先紅緑点滅

四重芯引先青光露
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三重芯引先緑銀乱
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四重芯(紅変化芯)引先紅光露
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スターマイン・
グリーンアイランド

三重芯引先紫光露
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水戸玉・偕楽園

水戸玉・保和園
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四重芯引先紫光露

錦冠八方菊
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スターマイン・
変わりゆく冬景色
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八重芯引先エメラルドバリバリ
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三重芯錦冠先割

大空へ光のメッセージ1
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大空へ光のメッセージ2
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大空へ光のメッセージ3
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大空へ光のメッセージ4

大空へ光のメッセージ5

大空へ光のメッセージ6

大空へ光のメッセージ7

大空へ光のメッセージ8
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大空へ光のメッセージ9
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大空へ光のメッセージ10

大空へ光のメッセージ11
   
 プログラム上では単発で上がる8号玉が全て10号に格上げされたのが変更点。三重芯、四重芯、五重芯を含む単発10号玉の全てに目が離せない構成になった。10号3発くらい毎にスターマインや新作ものが挟まる進行だ。例によって野村陽一氏自らプログラム毎に花火内容の解説をするという趣向。
 それにしても寒いというより冷たい晩だった。予報されたほど風は強くなかったが、ほんの30分ほどの打ち上げ時間が実に長く感じた。それは良い花火のせいもあるけれど気温のせいもある。
 とくにカメラを操作するむき出しの手先は痛いほどに冷たく、ポケットの中の使い捨てカイロをいくら握りしめても感覚がなかなか戻らないほど。
 花火が空に放たれ、上り詰め咲いて消える、この僅かの間に、無心になって行く年のことも来るべく新年のことも、そして今の寒さも忘れて花火に魅入っている。しばしの余韻の後に再び寒さに我に返る、そんな繰り返しだ。きりりと冷えた大気と快晴で漆黒の空、そして順風の良風が、花火をどこまでも冴え冴えと見せてくれた。条件的にはかなり良い方だと思う。ここ何回か気になっていたお月様は、月齢が進み開催時間にはまだ昇ってきていない。
 定番の多重芯ものも各芯の配色を変えたり、随所に工夫が見られた。スターマインも競技会バージョンをアレンジしたりで短い打ち上げ時間の中に構成の妙が伺える。ひと花ひと花が美しく佇み、丁寧に主張して消える。星の一粒までもが名残惜しく感じる。
 ラストのワイドスターマインはこれまで最高の出来ではなかろうか。3箇所ワイド打ちを基本に、センター8号打ちが常に入るような豪華仕立て。後半は5箇所フルに使って10号入りのラストまで素晴らしい内容だった。遠くからこの那珂川の花火のために参じた花火ファンも、きっとその甲斐があったと思われるに違いない。
 お客さんは増えたけど残念なことに開始後に到着するお客や、半分も進むと早くも帰りはじめる客が多く居るのは惜しい。あの素晴らしいワイドスターマインをやっている時に河川敷で渋滞にはまっている人たちは何をしに来たのかと勿体なく思う。
 例年なら打ち終わって、愛好家仲間としばし事後の歓談をしているうちにあたりは真っ暗でもう他の車は一台も残っていない、という感じなのに今夜はいつまでも河川敷内で車が数珠繋ぎだ。静寂と暗さを取り戻したのは終了から1時間ほどもした頃だろうか。愛好家仲間にまた来年もと挨拶をして私も引き上げる。
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