花火野郎の観覧日記2007
観覧日記その14 8/18
区制75周年記念 世田谷区たまがわ花火大会
東京都・世田谷区
この大会も2001年以来久しぶりとなる。2001年といえば明石の例の事故があった年で、その後この出来事が元になって世田谷区は花火大会の開催場所の安全性などを再点検することにしたらしい。その結果、なにかしらの問題点が生じ河川敷などの改修工事が挟まる。その間、世田谷区たまがわ花火大会は休止となっていた。今2007年は4年ぶりの再開ということになるらしい。
対岸の同日同時刻開催の川崎市政多摩川花火大会はともかく、世田谷区たまがわ花火大会は開催日がわかっていても、「日本の花火」の日程表に掲載していない。それは主催者がそれを望まないからで、「日本の花火」のみならず、まっとうな日程表だけのサイト(WalkerとかじゃらんとかYahooとか)は同様な対応のはずだ。
もっとも世田谷区自身は宣伝しないわけではなく、公式HPには詳細な開催情報が載っているし、東急や小田急線沿線各駅などではポスターなどによる広報もされている。ようするに地域住民中心に来てほしいわけで、実際にそれだけでも公共交通機関は破裂状態になっているので、主催者がより広範な広報を望まない気持ちもわかる。それははっきり観客の集中が危険水域なためだと考える。
この花火大会の観覧を考えるとき、真っ先に思い浮かび二の足を踏むのは終了後の大混雑。
世田谷区民が必ず世田谷たまがわ花火大会を観るかというとそうでなく、川崎市政多摩川花火大会を世田谷側で観る客もかなりの数にのぼる。つまり橋を挟んで同日開催の2つの花火大会の世田谷区側の観覧客全てが東急二子多摩川駅ひとつに集中する。鉄道での帰路は近くにはこの駅以外にないからだ。駅自体のキャパは充分で駅ホームも広く臨時ダイヤによる輸送力も高い。しかし乗車規制の駅東側までの道が狭い。駅周辺の大混雑と乗車規制は東のPL、富田林駅頭の大混雑と同等といってもよいと思う。
東急二子多摩川駅は東側の入口からしか入場させないという規制をしており、観客のほとんどは駅の反対側への迂回路に大行列することになる。他の公共交通機関はバスしかなく、小田急線成城学園前駅行きなど、小田急、東急バスとも特別ダイヤでフル回転で輸送しているが、乗車待ちの行列が果てなく続く。
健脚の者は東急線でひと駅先の上野毛まで歩けるだろうがこれも要注意。前回観覧の時は無謀にも上野毛までひと駅歩こうとして遭難しかかっている。多摩川の川縁は上野毛駅から見ると、谷底と尾根筋の関係にある。つまり短い距離で胸突き八丁の登りになるからだ。この高低差は夏にはかなり厳しいと言っておこう。
グランドオープン
祝福の花火セレブレーション!
水色の雨〜多摩川
水辺のシンフォニー
今年の新色紹介!!
カクテルパーティ
デジタルスターマイン
「光のカーテン」Fantasy of the Blue
デジタルスターマイン
「光のカーテン」Fantasy of the Blue
デジタルスターマイン
「光のカーテン」Fantasy of the Blue
グランドフイナーレ
大空中ナイアガラ
現地で初めてプログラムを手にして目を通す。それにしても厚紙の立派な冊子だ。4年ぶりの今回は「水辺」をテーマにした花火であるらしい。加えて区制75周年記念として、子共たちがデザインした「子ども夢花火」も打ち上げるようだ。「子ども夢花火」か、うぁー聞いてないな、これってどう考えても「型物シリーズ」じゃないか。残念ながら型物専用の機材を用意していない。あとは尺玉の30連発やデジタルスターマインが目玉プログラムだろうか。
風はだいたい北東か東北東で、やはり世田谷区側の河川敷から観るのが良さそうだ。
今回は訳あって、本部席後方の小高い有料椅子席の一部で観覧。細長い堤防状の場所を草刈り整地して、3列の椅子席がこれまた細長く延々と並べられている。本部テント前の河川敷の有料席がだいたい打ち上げ正面中央という位置取りで、ワイド系もその方向に正面を向けて設置されていた。
進行は、居場所が正面中央という位置関係だからそれはそれはもう充分にアナウンスが聞こえていた。
担当煙火店が同じなので、葛飾とほぼ同様の内容だが、5〜10号を従えているあたり、多摩川の方がより煙火店の持ち玉全てご披露という感じだった。葛飾ではプログラムに記載される出し物(主にスターマイン)と出し物との繋ぎは明瞭に単発打ちであるが、多摩川ではスターマインの後に7号くらいの玉を打ったりちょっと連発物が入ったりとそれがスターマインの一部なのか繋ぎなのか切れ目がよくわからない感じだ。
プログラムが半分ほど過ぎたところで風がやや強まり、それまで少しもやっていた大気状態が好転した。その代わりに小雨に見舞われたがそれほどひどい降りでなく助かった。カメラ2台出しているとそんな降りでも緊張する。始まってしまえば、無駄な間の無い進行で1時間の開催時間はかなり濃いプログラム。こちらもフィルム交換やレンズ交換その他で集中して忙しく、真横でやっている川崎市政の方は音を聴くばかりで一度も観る事はなかった。
全体の撮りは35ミリ相当で通したが、5号が入るともう一段広角、尺玉30連発では、さすがに28ミリ相当でも上が切れてしまうくらいの間合い。それまでに打たれた7〜10号を観ていたので、ここでより広角に切り替えての撮り。
デジタルスターマインは最終の空中ナイアガラの一つ前なので一番の見せ場だが密度はあるものの少々短か目のバージョンだろうか。続く空中ナイアガラは葛飾より上乗せ玉が使える分高低差があり、15箇所一斉出しの見栄えのするフィナーレだった。
私は椅子の有料席の奥まで入って撮影していた。この席は巾着状で一カ所しか出口が無く、かなり遠回りしなければ駅方面に出られない。だから有料席といっても近隣住民向けだと思う。そこから一番近くには成城学園前駅行臨時バス停があったがどれほどバスが来たら全員乗れるのか?という大行列。前回の道筋の記憶を辿って住宅街をそぞろ歩き駅前周辺に出たものの、既に東急線など直ぐに乗れる状態ではなくなっていた。
うあー、どうやって帰るかな、と見ると近くに渋谷駅行きバス停があり、バス会社の社員?が行列を誘導していた。普段バスを利用することがないけれど行列もそれほどではなく少し待って乗車。それからひと停留所に10分以上かかる渋滞に巻き込まれ、渋谷までどれほどかかるのか不安だった。途中から首都高速渋谷線の下、つまり玉川通りを快適に走り、22時10分にようやく渋谷駅到着。ここまでくれば帰宅まであと1時間ちょっとである。ふう。
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