花火野郎の観覧日記2009

観覧日記その18 12/23
ツインリンクもてぎ Lovers' Xmas HANABI
  
栃木県・芳賀郡茂木町


第一部

第一部

第一部

第一部ラスト

第二部

第二部

第二部ラスト

第三部

第三部

第三部

第三部
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第四部
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第四部
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第四部

第四部

第四部

第四部

第四部ラスト
   
 自宅を10時過ぎに出発し現着は12時半頃。休日だけれど道は空いていると感じた。雲一つない晴天が続いている。目的地まであと少しという途中の巨大スーパーでお弁当を安く買ってその駐車場で食す。
 このイベントはツインリンクが花火を全面に出して集客する3本のイベントのひとつとして2007年に始まったばかり。昨2008年は仕事の都合上で土曜開催にもかかわらず行くことができなかった。それに10日かそこらで直ぐに新春の花火の祭典が観られることもあって無理して行こうとまで思わなかったこともある。今年は図らずもこの3本の公演を全て観ることになったのは縁というべきか。場内アナウンスでLovers'XmasHANABIは毎年23日と言っていたので、今期から12月23日固定にしたのだろう。
 今日は夜も明けない内から発って撮影場所を確保、という建立場所争奪レースはもう最初から遠慮することにしていた。それよりスタンドでなく、メインゲートの外で撮るのも良いのでは?と考えてののんびり到着だ。夏にはラクトクセット券の対象となる同じ駐車場に駐めた。
 既に指定席に隣接する南東側の自由席スタンド上部にはずらりと三脚が並んでいたが、持ち主がひとりも居なかった。みなさんお食事らしい。
 夏期には針山となる第3ターンのスポットにもいくつか三脚が置かれていた。空いている場所に三脚を仮置きしてざっと会場内を見て回る。この時期(花火の祭典・クリスマス〜新春)でこの位置のスタンドを開放しているのは珍しい。
 しかし小一時間ロケハンしているうちになんだか足がダルい。あーーこのかったるさは「風邪ひき」だな……。昨晩の忘年会あとで冷えたか、それ以前か。ここに来るまで何ともなかったのに。今日は暖かいがこのところ冬らしい寒い日が続いたからな……昼食から戻ったらしい愛好家諸氏に挨拶と歓談後、車で一眠りすることに。なんか予感がして昼食時に風邪薬を飲んでおいたのでそう悪化はしないだろう。
 車に戻ると直ぐ脇のスピーカーからクリスマスソングだの、DJのけたたましいおしゃべりが絶え間なく流れていて相当にやかましかった。既にそこは満車で位置を入れ替えることもできない。それでもそんな環境で眠れてしまったのだからやはり調子が良くなかったのか。1時間半ほどウトウトすると薬も効いたのかすっきりしていた。機材を出して準備にかかる。重装備をするほど冷え込む晩では無かったがやはり陽が落ちてからは寒い。
 場外で待機して適当な場所で撮ろうとしたのだけれど、絶好調ではなくて結局定番ポイントになってしまった。そこまで機材を運ぶと、他にも立っていた三脚が1本残らず撤去されていて私のだけしか残っていなかった。皆さん別天地に移動しての観覧・撮影だろうか。夏には針山の三脚とともに片寄せ合って撮影していたのが嘘のように、今宵は私の近くには写真愛好家も一般観覧客も一人も居ないということになった。昼過ぎに到着という昨今の観覧場所争奪戦からすれば、遅すぎる出足ながら夏の定番ポイントを独占、というのも奇妙だった。それはまるでこのツインリンクの花火の祭典が始まった当初の頃を思い出させた。当時、打上空間を南側からハスに観るこの第3ターンのポイントには、撮影者も観覧客もまだ居なかった。一般観客はグランドスタンド中央部をようやく占めるほどしか集まっていなくて、当然ながら花火を撮影する者も数えるほど。こうした創生期にツインリンクもてぎから依頼されて何度か花火を撮影したが、いずれも周りに他の撮影者の姿はなかった。
 風は日中から順風でその絶好のコンディションが夜まで続いた。リスキーなツインリンクも冬場の方が条件が良いようだ。それでも逆風で見えづらければ文句が出て、順風なら順風で、飲食ブースから立ち上る何かを焼く煙が花火方向に流れるので文句が出るのだからなんとも。
 場内照明が次第に落とされて、いよいよ開幕。一番背の高い照明灯はどれも1灯だけ灯りを残した。完全には暗くしないらしい。
 打上設置は一番手前ピットレーンに小型煙火やトラ類、パドック奥に三箇所スターマインと単発、さらに奥に終幕ワイド列と7〜10号ラウンチサイト。と並ぶ。見たところやはりワイド設置の幅がけっこうあるので、正面脇の位置では縦位置の左右が厳しいかな、と結局第3ターンポイントになったわけだ。
 そこから観ると北側である真正面にツインリンクホテルが遠望できる。オーバルを斜めに対角となる向こうだ。その中庭には立派なツリー風電飾があるではないか。クリスマス公演にしては、残念ながらもてぎはグランドスタンド周辺にそれらしい飾り付けもイルミネーションも少ない。メインエントランスの広場に10メートルくらいのツリーを置いてくれれば……と思っていたが、そこにあったか……。しかしまたまた残念ながら打上が始まるずっと前にホテル前のそれは消灯されて真っ暗になっていた。使えねぇ……。
 花火は四部構成だった。2箇所、3箇所のスターマインと単発打ちが主体で、珍しく(といってもクリスマス公演は私が初めて観るので)7〜10号の単発が無かったし、三重芯、四重芯などの芸術玉も無し。これは10日もすれば直ぐに新春公演があり、そこではメッセージをのせた特選10号玉による「新春の願い」の打上があるので、演出がダブらないようにしているのだろう。もちろん地割れスターマインもない。たまにピットレーンからの小型煙火類を織り交ぜた2〜3箇所スターマインは、スローテンポな音楽による印象もともなってか全体に迫力とか煙火芸術だぞ、というより情感を感じるしっとりとした玉内容と演出だったと思う。そこらへんが恋人達のクリスマス、といったところか。花火玉そのものというより、花火世界を見せるといった打ち方で良かったと思う。
 まぁもう自身は恋人は関係ないけれど、このもてぎの花火を機会に、告白があり、次には恋人同士となって観覧、次は夫婦で観覧、そして家族での観覧、と節目節目にここの花火を観るのだとしたらとても素敵だ。アナウンサーが読み上げる場内のカップルたちの熱いメッセージを聞くと、こちらも昔日を思って心が温まる。とはいえ本番中のトークはやや冗長に感じるし、何も打ち上がっていない時間が長すぎる。終了が18時5分過ぎだったから35分間の公演だったわけだが、トークを抜けば20分以内で終わるだろう。
 第四部フィナーレは茂木の空に雪が舞い降りる。と称していたので、銀牡丹か銀冠、銀点滅の類だろうと思って撮影のセッティングもそのように。撮りは24と28ミリの縦位置一発。最も幅が出る後列5箇所ワイド(最終だけ5箇所×2の10箇所)も、中列の三箇所打ちスターマインも収まりのいい感じだった。
 終幕は予想通り白一色。眩い銀世界はここだけの一瞬のホワイトクリスマス。陶然となっていると、場内照明が戻る、となんと上空は今度は煙で真っ白だった。ほとんどフィナーレの花火とともに風向きが変わったのか、そこで打たれた大量の花火の煙が頭上を覆っていた。いやいや危ねー。途中で逆風を喰らったらまたまたリスキーな、と言わざるをえないところだ。
 片づけて、愛好家諸氏に挨拶をしてまわる。私は今月はこの観覧が最後となり、大晦日の野村陽一劇場水戸公演が中止になった今年はここが年末の挨拶の場となるからだ。エントランスを出ると二人で3回鳴らすと幸せに、という愛のベルにカップル達が長蛇の列を成していた。帰路もとくに渋滞箇所もなくスムースだった。
 後日メインエントランスの外で愛好家が撮った写真を何枚か目にすることになったが、離れても思った以上に高さと幅が出ていて驚いた。ここはすり鉢の底から打たれた花火をその淵で眺めているような地形なのに、淵を遙かに超えて上がってくる花火にあらためて驚いた。
 今年2009年の観覧日記はこれで最後となります。先の見えぬ不況下にあって、余裕やゆとりの中で行われる花火観覧はいつまで、どれほどの回数続けられるか、それも読めない世の中です。こうして自ら観覧記を書きながらも、他の花火関連のホームページやブログに掲載される他の愛好家の方々の観覧記やリポートを観るのが楽しみです。しかし昨今は観覧し、写真は撮っても皆さんお忙しいのでしょうが、積極的に更新されるものが少なくなって寂しい感じです。
 花火は止まることなく続いていくことでしょう。出来る範囲で少しでも多く観つづけていきたいと来年への抱負を書きつつ、締めくくりたいと思います。ご愛読ありがとうございました。
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