花火野郎の観覧日記2010

観覧日記その9 8/1
第25回 神奈川新聞花火大会
  
神奈川県・横浜市

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昇小花芯入ステンド牡丹
田畑煙火

昇曲付四重芯銀点滅
山崎煙火製造所

20号
昇天銀竜青紅変芯菊先緑紅銀世界

篠原劇場

20号
昇銀竜付彩色千輪牡丹の花
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20号
昇曲付冠菊小割浮模様
    
 日曜だし混雑は必至、どこで観ようか考えていた。昼過ぎの現着で昨年上空がモヤったため成果がいまいちの象の鼻パークにするか、それとも、と思いながらとりあえず象の鼻パークに三脚その一を置く。
 まだ花火のための場所取りの三脚は数える程で、一般客の場所取りすら殆どない。まぁ、この暑さと陽射しだし。
 昨日の鴻巣が蒸し暑くて激しく体力を消耗。混雑がわかりきっている神奈川新聞は、そもそも行くのを止めようか、くらいの判断だった。だから勝手のわかる象の鼻パークで、日中は日陰に避難とその程度に考えていた。
 近くの大桟橋には豪華客船の「飛鳥2」がどどーんと停泊していた。そういえば昨年大桟橋のてっぺんで観覧している人たちが居たような……と思い出す。
 それで飛鳥2を間近で見物がてら直近の大桟橋に向かう。直近とはいえ大桟橋のエントランスは炎天下の緩やかな上り坂で消耗させてくれる。屋内の総合インフォメーションで「花火の時に上で見物させてもらえるのか」を尋ねると、奥で花火見物場所へ入場するための整理券を配布するというので、せっかくだから整理券だけでも貰っておくかと行ってみる。と、そこには何重にも折り返した超長蛇の大行列。みなさんいったい何時からお待ちで……?。
 13時配布開始の10分前だったので、待ち時間が少なくてラッキーと思ったが、その10分と列が消化する間に激しく大汗をかいて消耗してしまった。冷房が効いているのだが、人いきれで猛烈な暑さだった。それで大桟橋の建物の中にへたり込んでしまい、「もう……ここでいいか」と消極路線。
 それでも初めての場所なので大桟橋の野外デッキに出て、ロケハンだけは欠かせない。再びモロ炎天下。風向きを観て台船の位置から立ち位置をどうしようか歩き回って考える。もうそれだけで焼け焦げる。
 一番気になるのは、台船までの距離が長く、望遠側の間合いになるのだが、大桟橋ではおよそ人の歩くところの殆どはウッドデッキだということ。つまり揺れ、振動が怖い。板同士みんな繋がっているような構造だから、三脚を立てている後ろを人が歩くだけで揺れる。さて。どうするか。
 しかしでかい、でかいなぁ飛鳥2。最上部甲板と大桟橋が同じくらいの高さで並ぶ。僅かな距離の差なのにあちらは別世界のセレブ空間。このまま花火見物をしたあと午後10時に出航らしい。
 ふらふらになってまた冷房の効いた屋内に戻りクールダウン。涼んで少し回復してから、象の鼻パークの三脚を回収しに行くがその短い往復でまた大汗をかいて消耗。今日はこの繰り返しだ。この間結構時間が経っていたが、象の鼻パークも日陰になるようなところにお客が来ている他は、ガランとした状態だった。
 後から来た仲間と合流し、屋上解放時間になって一斉に場所取りとなる。通称「くじらの背中」と呼ばれる頂上部分の一角になんとか三脚を置いて、またまた日没まで屋内で休憩。観覧だけの一般客と混じっての場所取りなので、後ろの邪魔にならないような三脚の持っていきどころが難しい。
 ランドマークの向こうに日が沈む頃機材を運んで準備開始。今年は19時20分から予定では20時30分と例年より少し長い開催時間になっていた。視点が高いので赤煉瓦パークが見下ろせる感じだが、その海寄りの広場はぎっしりの観客で埋まっているのが見えた。
 離れた場所だし当然開始も終了の合図も進行具合もない。突然打ち出され、インターバルで沈黙する洋上を観ながらの観覧。10号クラスが上がってみると、わずかに大気がモヤっている気もするが概ね順風だし快適な視界だった。象の鼻パークよりは海に向かって突き出している分台船に近いが、それでも遠い間合いだ。5号くらいまでのスターマインでは望遠系で寄せないとこじんまりしすぎる。今日は2台を低く構えて座っての撮影。1台は望遠系のズームを使用してテスト撮り。直ぐ隣で家族連れの子供二人が動き回っているので振動が来そうだ。
 お待ちかねの芸術協会出品シリーズ。なかでも最後の山崎煙火製の四重芯銀点滅はすこぶる良い出来で、芯も親もまん丸の綺麗な四重芯で見事だった。
 作年入った篠原煙火店の特選玉シリーズも再び見ることが出来た。他にも合間合間の10号単発がなかなか良くて目が離せない。
 20号はいつものちょっきりタイムではなく、少し中途半端な時間に打ち上がり、射出前から備えることができなかった。なまじ筒が直接見えるだけに、緊張感が足りないのだろうか。ここ何年も台船や筒が直視できない場所から撮っていて外すことはなかったのに。
 例年と違って、終幕はスターマインではなく、7号から10号の大玉連打で締めていた。その中でやはり錦冠から銀冠と変えてフィナーレ。間髪を入れず錦冠小割浮模様の20号で終了。
 初めての場所で色々学んだことも多い。望遠系のレンズでは華奢な脚ではやはりブレが見受けられたし何か対策が必要だ。それは次回の楽しみとしよう。今回は花火愛好家仲間も夕方合流し、並んで楽しく観覧できたので良かった。終了後は、この建物から外に出るだけで大変だぁと思っていたが、片づけている間に意外と空いてしまい、最寄りのみなとみらい線の駅までもスムースだった。横浜からも座って帰れて、なんか今日はトータルでは楽ちんな観覧だったかなぁ。
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