花火野郎の観覧日記2010

観覧日記その10 8/3
長岡まつり大花火大会2010 2日目
  
新潟県・長岡市

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ベスビアス
超大型スターマイン

ベスビアス
超大型スターマイン

超大型ワイドスターマイン

ミュージックスターマイン
威風堂々1

ミュージックスターマイン
威風堂々1
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天地人花火
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天地人花火
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天地人花火
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天地人花火

天地人花火
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天地人花火

天地人花火

超大型ミラクルスターマイン

超大型ミラクルスターマイン

フェニックス

フェニックス

フェニックス

正三尺玉2発目

スペシャル参考展示。
正三尺玉・昇曲導付大輪菊小割浮模様
1990年8月2日打上。

スペシャル参考展示2。
正三尺玉・昇曲導付大輪菊小割浮模様
1991年8月2日打上。写真集花火讃歌収録
素晴らしい親星の明るさと太さ。
    
 もう笑ってしまえるほど暑い。無料席解禁待ちの行列は炎熱の堤防道路上。この暑さでは待ち時間すら消耗戦だ。疲れが溜まっているが、こうして安定した夏空、夏気候が続く年も珍しい。だから各所花火大会は予定通りに消化できるところが多いと思う。天候が安定しているうちにもったいないから出来るだけ観て回りたいと思うのだけど、さすがに体力とのご相談。金は無いけれど資金と時間がふんだんにあっても体力と意欲が追いつかない感じになっている。
 午前中着で先着の愛好家諸氏に遅れて場所取り行列に参戦。敷物をタープ代わりに日陰を造るとなんとか過ごせる。そこで輪になって花火談義で過ごしたり、別の日陰に行って水分補給やクールダウンしたり。とにかく場所を確保し、三脚を置く迄は我慢と忍耐の時間だ。
 暑さのせいか待機人数が増えたせいか、予定より30分繰り上げて13時30分解禁。一斉に場所取りするも、候補地をさらに先着のカメラ集団に押さえられてしまうが、まずまずの場所を確保してひと段落。
 夕刻に機材を運んで撮影場所周りを固める。今回は隣で観覧する知り合いの愛好家に、岩場や傾斜面でも水平に座れる釣り用の椅子を貸して貰い、快適に座った状態で観覧できたのでありがたかった。この堤防斜面は急でしかも草着きなので、ずり落ちないように身体を支えているのが意外に疲れるのだ。
 19時15分からのメッセージ花火から打上は始まった。
 日帰り観覧組としては、今回は荷物を削っている。昨年道に座り込む観客が多くてカートが思うように使えなかったので、カメラザックひとつにまとめ、カメラも一台。三脚も一本で身軽に歩けるようにした。カメラ一台も軽量化だけでなく一台に集中したいためだ。カメラ二台で画角を変えて同時撃ちすると同じカットが同じ数だけ撮れそうだが、意外と両手で一緒にレリーズしているつもりが微妙にズレるのである。やはり反応の速い手の方がタイミングが合っているものでそれなら1台に集中した方がいいわけだ。絞り操作なども2台以上を同時にお世話出来るわけでもない。加えてプログラムの全てを撮るのでなくいくつかに限定しての撮り。あとはのんびりと長岡の花火を観るだけで楽しみたいという趣向。
 ベスビアス超大型スターマイン。長岡花火のレギュラーだけれど、後半、これでもかと尺打ちの連続が始まると、まだ打つかまだ打つかと、呆れるほどに嬉しくなる。ふんだんな尺打ち。これが長岡の魅力なんだな。
 風は上流から弱く吹いていて、スターマインの煙は順次はらってくれるが、10号域では弱いのかなかなか煙が退かない感じだった。
 平日の観覧に無理をしたが、昨年天候の関係で観覧を断念した野村花火工業担当分の天地人花火をどうしても観たかった。河原子で野村社長に天地人の話を振ったとき、もちろん多くを語っていただいたわけではないが、このプログラムにかける意気込みがひしと伝わってきたからだ。
 天地人に加えてこの2日目になにやらスペシャルなプログラムがあるらしかった。私としてはたいした事前情報もなかったが、愛好家諸氏の情報をまとめると、2日に天地人を担当した株式会社マルゴーが、3日もそれとは別の音楽付きワイドを打ち上げる、ということだった。両日でそれぞれ天地人を担当する煙火店が、一度に観られるとあって楽しみになった。プログラムを見ると、8時15分の天地人の3つ前に約3分間の出し物としてこの「ミュージックスターマイン・威風堂々」はある。楽曲のタイトルがそのままだから当然威風堂々に合わせての打上だろう。
 時間も天地人の半分ほどと短いし、ちょっとしたワイドだろうと考えていたが激しくとんでもなかった。会場フルワイドで、天地人同等のスケールでそれは始まった。いきなり好きなクリスタルフラワー炸裂に叫んでもうそこで意識が飛んだ。なんという……素晴らしい。申し訳ないが、同社担当の昨年観た天地人より、遙かに私は打ちのめされた。
 打ち終わった。しかしマズいことになった。私はこのミュージックスターマイン威風堂々に骨を抜かれてしまった。深く満足して、放心してしまったのだ。直ぐ後には、これを観るためにとまでしてやってきた、野村花火工業担当の天地人花火が控えているというのにっ!
「おーい、戻ってこーい、俺……」
  
         以下空白
   

 
   
 隣の愛好家氏に名前を呼ばれて我に返ると、天地人開始が告げられていた。頭上でプオオオープオオーとホラ貝がなり響く。そう、私はなんと放送用スピーカーの真下に場所取りしてしまったのだった。
 自身のHPには放送用スピーカーの直近は避けましょうと書きながらこの体たらく。炎天下のしかも秒を争う場所取りで細かいところまで気がつかなかったのだ。おかげで過去最高に進行アナウンスと楽曲がよく聞こえた(まぁうるさくないほどに、んふん)。
 周りや背後の特に地元と思しき観客も一斉に盛り上がる。やはり待ってましたのプログラムなのだ。 
 ようやく気持ちを取り戻すも1/3まで撮りのタイミングは合っていたもののどこか上の空のだった。
 こちらは開始いきなり四重芯炸裂。立ち上がりから惜しみなく野村花火の本領発揮だ。上中下層とバランスもよく、大玉をふんだんに仕込んだ天地人はまさに天空から迫り来る渾身のエネルギーが感じられた。上空はやや煙ってしまったが、ほぼ全容を完全に観ることが出来た。素晴らしい天地人。残念ながら威風堂々〜天地人にかけて10号域では煙が滞留し、上空クリアとはいかなかった。
 この天地人を観ながら「あ、これ河原子でも同じように……」と何度か思い当たった。なるほど河原子のあの規模で、実際の感触を視ながら天地人を見据えたテストをやっていたのかもしれない。このフルサイズの天地人を観た後で考えると、河原子のアレは規模は小さいけど一応ワイドで所要時間はほぼ同じだからいわばミニミニミニ天地人だったわけじゃないか。
 途中の米百俵花火。10号の100連打だが、これがほとんどフェニックス仕様の6箇所超ワイド掃射。玉のひとつずつも素晴らしくて、大きくて、迫っていてとにかく圧倒された。どこまでやってくれるんだ長岡花火。
 二発の正三尺玉はもうたくさん撮ったからといいながらまた撮る。昨年しばらくぶり過ぎてうまくいかなかったので今回はキメる(ドヤ顔)。定番の構図だがやはり絵になる姿だと思う。長岡の最大の名物である正三尺玉も色々模索しているようだ。かつては4発で4種類のいずれも見事な玉を打ち上げていたのだから、4発とも同じでは芸がないということなのだろうか。今年は2発目で親星の作りや色が違った新しい指向の正三尺玉だった。それを観るに、私が長岡に来はじめた頃に打ち上げていたそれは凄かったのだと思う。
 終盤、風の流れがよくなり、コンディションは絶好。なもので、観ながら片づけようとしていたフェニックスをやっぱり撮ってしまう。どうせこの位置では全貌は入りきらない、無駄とわかっていてもやってしまう写真家の性(さが)。
 例年のフェニックスと終わりが違って、錦冠から不死鳥に行くところを銀冠から不死鳥と変えていた。
 速攻で店じまいをし、周りの自家用車組の愛好家氏に挨拶して引き上げる。堤防道路から降りるに少し手間取ったがあとは順調。カメラザックひとつ三脚1本と身軽な形で奏功したけれど、やはり駅までの道のりは一直線だけど長く、信号待ちももどかしい。
 長岡駅を目前にして、あー21時30分までには着かなかったーーと、疲労感が一気に来たが今年は訳あって昨年の裏技は使えない。それでも流れののいい入り口からそのまま構内に入って35分には問題なく新幹線ホームに達した。で最終より一本早い臨時に乗ったわけだが最寄りの大宮駅での連絡が悪くて、最終に乗ってたとしても帰宅時間は同じという顛末。気がせくのと、全力での歩きがしんどいので、泊まりとかでゆっくり観たいなぁと今年も思う。    
   
   


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