花火野郎の観覧日記2010

観覧日記その2 3/27
舎人公園 
春の花火と千本桜まつり
  
東京都・足立区

toneri.jpg ……寒い…。陽射しは十分に春ぽいのに空気は冷たい。我が家の周りにある桜は昨年より一週間も遅くようやく最初の花がほころびた程度。4月も近いというのに今年も冬の格好で出かける。
 14時過ぎに現着。舎人公園駅で降りる客も多く、ホームからも賑わっている様子が見て取れた。
 風向き予報は南〜南南東と昨年観た陸上競技場観覧エリアはモロ風下になり分が悪い。前回は正攻法で用意された観覧場所で観たので、今回は昨年のロケハンから風向きによってどこから撮るか候補をあらかじめ考えて出かけてきた。
 最初は駅のホームから狙おうと考えた。高架ホームだし視線も高い。撮り鉄よろしく駅の端っこに陣取ればいけると考えた。しかしこの案は発駅の日暮里駅で容易く玉砕した。というのは舎人ライナーの各駅は完全にホームドアーが設置され、ホーム上は全方向ガラスで仕切られている箱の中だった。
 暇だから公園をぐるり一周しながら候補の観覧場所を検討していく。まずは駅の西側に降り、打上場所すぐ南側の芝生エリアや駐車場。うーんしかし花火以外に写りそうなモノが無いな。打上場所南側手前は規制区域で立ち入り禁止エリアがあるが、その規制ラインに立てばもうすぐそこに設置された花火群が見える。だからライナー軌道の西側イベントエリアはけっこう至近で花火が見られる場所ということになる。そのあたりまで歩いてようやく食べ物を売っている移動販売車が連なっていたので、遅い昼食を取ってから園内漫遊ツアーに向かう。 
 そこから程近い陸上競技場の脇に並ぶ桜も昨年のイベント時と同様にほとんど開花がみられず、千本桜と春祭りは名ばかり。都内なら少しは咲きそろっているかと思ったが期待はずれ。一週間後ならうまく桜とのコラボになっただろう。陸上競技場の有料観覧席入口には10数名が待機中。無料の方は誰かの撮影機材が一塊り置かれているだけで誰もいなかった。今年は無料観覧場所のゲートオープンが昨年より1時間遅い17時。まだまだ並ぶには早すぎる。
 軌道の東側エリアに移る。そこは公園の一番の高台で見晴らしが良いのだが、昨年はその高台全体が観覧禁止ということで観客は追い出されていた。しかし足立区の今年のホームページ、このイベントを告知するコンテンツにはこの高台から撮った写真を使っているのだからなんだかなぁ。一般客を閉め出して置いて自分たちはそこからの写真を載せるというのは広告に偽りありってやつ?
 高台を降りて広大な芝生のお花見広場を検討、それからその背後の大池へ。この池は面積は広いけれど、足下から水で打上場所方向にずっと水面が続いている場所は一点しかない、というのも昨年ロケハン済み。地図で観れば全部水面になっているようだが実際は池のほとんどに点々と背の高いアシだヨシだか群生していて、スコーンと水面が続いている場所が限られているからだ。
 そしてその場所に立つと水面、ブーステント、舎人ライナーの高架軌道の順に前景となる。これも昨年検討済みの構図だ。だいたいいい具合でこのあたりにするかな、と決めかかっているところにやはり風向きなどからこの場所を割りだしたらしい知り合いの愛好家氏に声を掛けられて花火談義。みなさん目の付け所がいい。候補地はどこもいいのだけれど、水面反射の構図が得られるここはやはり一番に撮ってみたい場所だったのだ。もし桜が十分に咲いていれば、桜にからめての構図はいくらでもあっただろう。しかしそれは今年も実現しなかった。
 間合いが遠くなるので接近戦の迫力はないだろうけど風向き次第だからまずまず良いのではないか。ここで打上設置列に対しては斜め45度くらいの位置。ライナーの軌道が完全に南北だから完全風上ではないが煙の影響はまず問題ない。近くにある公園案内図を元に、打上場所を起点とした撮影位置を細かく割り出す。といっても案内図は正確な空撮でもないから目検討ではあるけれど、あとはカンで花火の出場所と前景となる物との相関関係から立ち位置を割り出すのだ。最新のGPS所持の愛好家氏が側にいたおかげで、カンと最新機器とでまずまずいい立ち位置が得られた。
     
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 それからさらに集まった愛好家諸氏と立ち話となるがとにかく寒い。寒いとわかっているのでアウターは昨年同様にダウンだし、さらにアンダーに勝負下着のヒートテックを着込んでいる今日の私に抜かりはない。とはいえ、背中側からの冷たい風を終始浴びることとなってはさすがに冷える。夕刻になってさらに防寒着を増やしてほとんど長野えびす講やその後の冬花火を観覧する出で立ちと変わらない。池の端には釣り客がちらほら居たので三脚を建てたのも遅くなってからだ。
 昨年同様にまたまた機材はライトに決めている。デジタルカメラにカーボン脚とお手軽な装備だ。どうやら付近に灯りがなく真っ暗になってしまいそうなので少し早めに準備にかかる。
 遠くに小さくカウントダウンの声が聞こえて、スタートは問題なし。果たして花火が出てみるとまったく予測通り。舎人ライナーの軌道から上に出る高さも、ザラ星は切れるんじゃないかと懸念していたが、思ったより高くまで上がっていた。2.5号を最大に単発打ちにスターマインに小型煙火がからむ構成だが、花火の種類は多く結構楽しめるショーになっていると思う。
 暗くなってから風がほどよくなったのか、午後の間、絶え間なく細波が立っていた池面は、おだやかになって花火を逆さまに綺麗に映し出している。花火と池の反映だけかと思っていたが、園内の照明灯やなぜか撮影方向だけ一部のブーステントの連なりに灯りが灯っていて「なかなかいいじゃないですか」と言えるほどの光景だった。これだけシンメトリーに綺麗に見えると、
・地上からの打上のみ
・ザラ星の反映まで入れた構図
・開花の半分ほどまでの反映を入れた構図
・完全にシンメトリーな構図
・水の反映部分のみを撮る構図
と縦位置だけでも最低5種類の構図のバリエーションが可能。だからズーム比を変えて30分間の花火をちょこちょこ遊んでみる。花火中盤を過ぎると、それまで閑散としていた私たちの周りの池の畔にも一般客がたくさん集まって来て賑やかになっていた。花火が始まってから家を出てきたようなご近所の客だろうか。
 帰路は一番近い舎人公園駅から。大混雑かとおもいきや、公園から徒歩で直接帰る地元の客も多く、駅構内の混雑もさほどではない。また3〜4駅進むまでに降りてしまう近隣の客がほとんどのようで終着の日暮里駅に着くまでにはかなり空いていた。祭りは翌日も続くのだけれど桜はまだまだ

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