花火野郎の観覧日記2012

観覧日記その4 6/2
東日本震災復興祈願 第1回 全国煙火競演会

  
福島県・伊達市


梁川駅舎

有料席の様子。左方向

有料席中央から打上場所

有料席の様子。右方向

正面対岸の打上場所
      
 ワンマン運行の阿武隈急行線の車窓からは、拓けた住宅街や、新緑の若々しい緑が溢れる山河、田畑が眺められて目にも心にも優しい光景だった。とくに果樹畑が多くみとめられてフルーツ王国と呼ばれた福島らしい風景だ。
 最寄りの梁川駅に降り立つも、駅前に客待ちのタクシーが並んでいるといった都会的光景は無い。花火会場までは公共交通機関で、タクシーで、シャトルバスはありません。となっているが肝心のタクシーは一台も居ない。駅長さんに確認すると駅舎内に貼ってあるタクシー会社の電話番号にTELして呼んで下さいとのこと。駅周りをざっと散策し、ひと休みしてから電話する。ほどなくやってきたタクシーで会場へ。花火大会のことは知っているらしく会場のやながわ工業団地の奥まで入ってもらう。駅の列車到着時間に合わせて駅出ししてはどうか?というと、そんなに台数が確保できないという。回数を重ねた恒例行事ならともかく、初めてのイベントでこの先続くかも不明なわけで台数を増やすわけにもいかないのだろう。
 マイカーなら最寄りの国見インターから会場の裏手側(対岸)より接近する格好になる。有料席を買っておけば駐車場の心配もないので車組の参加も多かったと思う。
 大会本部裏から堤防道路に斜めに登ると有料席の在る河川敷、そして対岸の打ち上げ場所と阿武隈川が一望できた。グーグルの空撮で推察したとおりけっこう高さのある堤防だった。付近は大勢のスタッフが準備の真っ最中。立ち入れないエリアもあるので動ける範囲を歩きながらロケハンする。河川敷は奥行きが無く有料席を造るためにその幅だけ草木を刈って整地したようだった。有料席エリアを外れると川岸には背の高い立木が並び、河川敷もうっそうと草花が生い茂る状態だった。座る場所はたぶんフォークリフトに使うパレットを敷き詰めたものと思う。それにスタッフがビニールシートを貼っている最中だった。この有料席に降りていく階段も仮設のものだった。全体はほぼ打ち上げ場所に正面に相対している。つまり全席が真っ正面。堤防道路から対岸の堤防まで350メートルほどとけっして遠くないなかなかのかぶりつきだ。
 それにしても快晴に恵まれて凄い紫外線を浴びていると思った。目に入る全ての景色が眩いほどの陽射しの強さだ。時に12時30分過ぎ。「長い一日になりそうだ」。大会本部は堤防道路端に足場を組んで建設されたかなりの規模のもので、およそ花火大会を数多く観ているけれど、たいていは河川敷に運動会テントというほどのものだからこれほど立派な大会本部を見るのは初めてだった。
 この震災復興花火開催の意向を知ったのは、昨年のえびす講煙火大会まで遡る(当時は煙火競演会というタイトルもない)。その後の実行委員長であり中心となる発起人がちょうどえびす講の日に打ち上げ現場の花火屋さんの元に訪れていた。それが打ち上げの依頼だったか挨拶までだったかは知らないのだが、その方と話をする機会を得た。まだ打ち上げ内容までは決定していなかったのだが震災復興目的の開催の主旨に共感したのだった。特に震災の起こったその年ではなく、1年の間をとって開催するという点に共鳴した。震災直後の初夏に、まだ住むところさえままならない被災者の前で花火を上げて、さぁがんばるのだ、というのは開催する側の満足論理であり無理があるのじゃなかろうか。このえびす講の時既に翌年6月2日開催ということが決まっていたのでその場に居合わせた私たち愛好家は観覧を決意してそれから長らく開催を待ち望んでいたのだった。
 私はその後公式ホームページが立つまで、以降の詳細な開催に向けての経緯は知らないのだが日本煙火芸術協会の全面協力というのは伝わってきていた。初めての開催ということで運営方は相当にご苦労されたことと推察される。公式ホームページに内容が加味されて行くに従って花火愛好家はいたく観覧意欲を刺激されたに違いない。とりわけ花火プログラムが正式に発表されてからはその震えるようなラインナップに開催日が待ち遠しかった。
 私もそれを使うかとどうかはともかく協賛の意味で有料席を購入。とにかく初めての開催でかつ開催地もまったく過去に花火大会のない場所であるだけに花火内容は保証されているものの実際はどうなのか行ってみるまでわからない、というのが本音だった。幸いに現在はグーグルマップの空撮が観られるので初めての開催地もだいたいの地形的な様子は事前に把握できるのがありがたい。
 全国の花火師達がふくしまの復興のために集結!と謳われた煙火競演会というイベントタイトルは大会内容そのものだ。既に公式ホームページにプログラムが発表されている通り、各地競技会などで受賞経歴があるようないわば名人花火作家の団体である日本煙火芸術協会員の10号割物が一花火作家につき2発2種類で26組。デザインスターマインが10出品者で10セット。オープニングとエンディングにワイドスターマイン。そしてこれは私はこちらに来て知ったことだが、地元福島の菅野煙火店分は県民花火となっていてこれもワイドスターマインということだ。
 この花火内容は相当に特別だと考えられる。ある花火大会の中でエキシビジョンとして一部出品するというのは全国各地で行われているが、煙火芸術協会の会員の花火だけで最初から最後まで埋め尽くす、という超ゴージャスな花火大会はこれまでに経験が無い(競技大会を除く)。今回は震災復興祈願、という名目もあってのスペシャルな協力体制ではないかと思う。この主催者が同じ内容で今後も、と望んでも対価の面でまずなかなか折り合いが付かないのではないだろうか。もし2回目以降があり、煙火芸術協会参加ということになっても今回と同規模というのはハードルが高そうに思う。地元煙火店のいくつかが全体を仕切り、その中で煙火芸術協会出品コーナーを設けるという現実的な線にして大会を定着させる自然な成り行きも考えられる。 
   

昇分砲聖礼花
斎木慶彦

昇小花八重芯煌めきの大ダリヤ
細谷一夫

昇曲付三重芯菊先変化光露
菅野忠夫

昇小花八重芯ステンド牡丹
田畑朝裕

昇小花南国椰子にトロピカル千輪
久米川正行

昇小花八重変芯菊先紅光露
田村清治

昇小花日本の花
山内 宏

昇小花虹の華
野村陽一

昇小花芯入時計草
古沢義勝

昇曲導付四重芯菊先紅輝光
青木昭夫

昇太朴付芯入夕映えの椰子
青木昭夫

昇小花紅スパン芯オーロラ牡丹
池谷博文

昇曲付三重芯菊先紅銀世界
磯谷尚孝

昇曲付四重芯菊先青光露
小松忠二
   
 午後は人の車で対岸に連れていって貰い裏側をロケハンする。風向き予報では対岸は良しなのだが、何しろお初の場所だ。対岸というが直近の橋は上流側に一箇所で、そこを大回りしてたとえば打ち上げ場の裏手方向まではざっと3キロメートルもある。とても炎天下に徒歩で行ける距離ではなかった。対岸の堤防の下は広大に拡がる見渡す限りの桃畑だった。空撮では水田ではなく畑だとは思ったが果樹畑とは知らなかった。今回は初開催ということもあって、裏手の河川敷も警察により広範囲に立入禁止規制がかけられていて、少なくとも打ち上げ場と堤防道路から5〜600メートルの範囲は接近できないようになっていた。広大な桃畑でありながら、河川敷方向へ入っていく道にはそれぞれガードマンを配して厳重に警備していた。桃畑の中の道に立つと、桃の木が意外と背丈があるのと、霜除けかなにかのプロペラが廻っている鉄柱が無数に立っていてつまり視界が悪かった。
 車組の愛好家の中には、高速のインターからは裏側の方が近いことと、風上ということもあって裏手の規制区域外から観覧した方もいたようで、やや間合いを稼ぐもののワイドで高さのあるエンディングも楽に撮影、録画できる距離だったと思うし、順風に近い良い条件で観られたのではないかと思う。私の仲間もうまく規制区域外から観られたようだ。ただし裏から観るには車が必要だ。私は裏手をロケハンした結果、やや遠間で進行アナウンスも聞こえるかどうか?という不安もあり、第一回だから正攻法ということでメイン側から客の反応を含めた全貌を観ることにした。再び本部側堤防道路に戻ると各地から訪れた愛好家が多く現着していた。中には距離をものともせず参じた猛者達も多く居たので驚かされる。同じ時期に有料席を買ったのか付近は顔見知りの愛好家ばかりだった。
 打ち上げ場河川敷に業者事に等間隔に並べて設置されたデザインスターマインの最大は5号。ホソヤエンタープライズによるオープニングは150メートル幅ワイド、菅野煙火による市民花火が200メートル幅、青木煙火のエンディングは300メートル幅であり、この3つのワイドは全て10号まで入る。青木煙火のワイドは河川敷でなく舗装された堤防道路上に設置されていて、本部側からでも双眼鏡などでその配置の全貌を眺めることができた。 この時点でレンズの画角をチェックするが、手持ち最大の広角24ミリを横にしても、青木煙火のワイドは根本がようやく収まるくらいの幅だった。撮る前から負けている感がたっぷりである。こういうことが予測されたから一般席側の堤防道路からややハスに間合いを稼いで狙おうとも考えていた。しかし向かって右側ハス方向は川岸の背の高い立木が視界を塞いでいてNG。左側は風下とやはりメイン側なら有料席やその後方の堤防道路の上から観るしかなさそう。
 到着時には晴れ上がっていた空も夕刻から雲が拡がり、陽射しの恩恵が無くなった分、堤防道路に強く吹き付ける風で寒さを感じるようになっていった。16時の有料席開場からぞくぞくと一般客が入り始める。同時に一般観覧場所ではないはずの堤防道路上に座り込む客が増えていった。到着時にスタッフに確認すると堤防上はかっちり規制するということだったが、最終的には堤防道路上やそこに至るスロープ上に客が座り込み立ち止まって観覧するようになっていた。
 う゛ーーーーうう寒い。とにかく寒い。日中の陽射しからは想定外で、吹き続ける風が止まないのだ。風には緩急があるものだが一定の強さで吹き続けるという状況に閉口した。予報通りの北東の風で、打ち上げ面右後方から斜めに吹く。有料席の上流側半分はやや風下気味。暗くなって少し和らぐかと思ったが強風続行。気温以上に体感温度は下がるし、真っ向から風を浴び続けることになって体力も集中力も消耗する。
 対岸をロケハンしたときにはこれほど風を感じなかったのに、地形のせいか山のせいか、本部側の河川敷や堤防には強風が吹き続けているのだ。夕刻ようやく定時雷が上がったが発射煙や開発煙の動きは穏やかだ。どうもこちらの河川敷や堤防道路の上だけが強風なのだった。
 この時期、予定の19時15分の打ち上げ開始では空は暗くなりきっておらず、開幕のワイドや10号玉のいくつかが残念な明るさの中で放たれた。開始を柔軟にずらすという情報もあったが、21時エンドが絶対だったようでそのまま予定通り始まった格好。
   

デザインスターマイン
翼を広げて〜飛びたとう青空へ〜
野村陽一

デザインスターマイン
希望の星
田村清治

デザインスターマイン
みんな笑顔にカ・エ・ル!!
今野正義

デザインスターマイン
彼方の光
小泉英一

デザインスターマイン
気高く咲く、日本の花・ツバキ
磯谷尚孝

デザインスターマイン
世界中の子供達へ
メリーリスマス
山崎芳男

デザインスターマイン
彼方の光
小口昭三

デザインスターマイン
彼方の光
小口昭三

デザインスターマイン
福島再興〜未来の僕らへ〜
久米川正行

デザインスターマイン
羽ばたけ!福島の夜空へ
小幡知明

デザインスターマイン
平和を願う心の連鎖
田畑朝裕

デザインスターマイン
平和を願う心の連鎖
田畑朝裕

市民花火
菅野煙火店

市民花火
菅野煙火店

市民花火
菅野煙火店

サプライズ

サプライズ

エンディングスターマイン

エンディングスターマイン

エンディングスターマイン

エンディングスターマイン
   
 観覧場所は堤防道路有料席エリアの右端に近い。撮影はデジタルとフィルムと混在。芸術協会の10号はどうしてもフィルムで撮りたくて2台体勢。無駄に荷物が多くなってしまった。打ち上げが始まると10号は向かっている風の影響もあり、長野えびす講並みに開花位置が高く、カメラが真上近くに向いてしまう。その他のプログラムはだいたいデジタル一眼で抑えたが、最大24ミリ程度の広角では最終ワイドには歯が立たなかった感じだ。割物も2台同時に撮るか、とも考えたが打ち方を観て無理なのでフィルム一台に集中することにした。というのも出品1社で10号を2種2発続けて打つわけだが、それぞれ打ち上げ場所が左右に分かれていたのだ。1発目は左から、2発目は100〜150メートル離れた右側からと、カメラを振らなければならず方向固定では撮りきれないのだ。
 芸術協会玉の逸品が続く至高のプログラムに申し分はないが、出し物が半分も進まないうちに有料席からぞろぞろと観客が引き上げる。見ると小さな子供連れの家族が多い。私も子連れだったらこの寒さでは中座するだろう。日中を考えればまさかこれほど寒いとは思わなかったのか防寒の用意がなかったのだと思う。
 かくいう私もまさか風で震え上がるとは。途中で「う……まだ半分も進んでいない」と泣き言を呟くほどだ。この季節としては必要十分な上着だし、日中はシャツ一枚で過ごしていたくらいだ。暗くなる前にヤバそうだと察知してジーンズの下には防寒の下履きを履き込んでおいた。帽子を被り使い捨てカイロもいくつか用意し、マフラーなどないからサワベータオル(常総タオル)を首に巻いてと、しかしそれでも寒い。これは体表からそうとう水分も失っていると感じた。車組の愛好家氏の中にはダウン着用という準備の良い方も居たが、それでも寒いと言っていた。
 お待ちかねプログラム40番青木煙火のワイドはどうした点火ミスか、連絡ミスかなかなかスタートしなくて仕切り直した。それで打ち初めの最大幅の左右2箇所の8号(10号?)でもうアカン………と諦めの境地。筒の設置を見た段階で判っていたことだが最大広角でも幅も高さも画角に入りきらない超ワイドだった。全長300メートルと聞いていたがもっとありそうだった。しかも芸術協会の10号筒は堤防の向こう側の地上に置いてあるらしいが、青木煙火のワイドでは堤防道路の上に並べてある。その高さ分高く、青木煙火ならではの高度を稼ぐ打ち上げと、高さも十分すぎて覆い被さるかのような開花。えびす講よりずっと間合いは遠いのに、えびす講並みの威圧感と敗北感。
 とりあえずは、デジタルで横、フィルムで縦とどちらも最大広角で挑んではみるが。横にすれば上下の半分の打ち上げ空間しか写らず、縦にすれば左右は切れて真ん中しか写らないという………。笑うしかない。あああ。あとはマインのウェーブやらお馴染みの盛大な扇打ちなど発煙が凄くて残念な経過だったが、上中下段全ての打ち上げ空間がカラフルでスピーディな花火に埋め尽くされて濃密で素晴らしかった。
 このワイドスターマインが終わると、その絶大な終了感から観覧客はぞくぞくと席を立つ。しかしこの後にプログラム誌には記載されていない復興祈願プログラムがさらに用意されていた。実はこのパートこそが実行委員長のたっての願いであったらしい。私は事前に芸術協会経由で全ての出し物の内容を得ていたが、一般のお客さんにとっては何がなにやら判らなかったと思う。最初は延々とナレーションが入り、それでいったい何が始まるのか?それとも主催者による締めくくりの挨拶なのかもどうかもわからない。会場に満ちる「?」。
 そして一般客にとっては不意に、サプライズで打ち上げが始まった。それは芸術協会による8号玉打ちのプログラム。全てに玉名はあるが本割と違って玉名はアナウンスしなかった(頁末の表参照)。出品者ごとに1発1種類ずつ打っていく最後には2発2種同時打ち、3発3種同時打ちとなって終了。
 そしてこの後にさらにサプライズとして10号7発打ちが用意されていた。仕掛けとしては花火師さんたちに観客が感謝、それに応える打ち上げという趣向だったが、このくだりのやりとりは少々テンポが良くなかった。ここで現場では花火師がトーチを振ったりする演出が各地で観られるが、慣れぬことなのかそれも疎ら。そして最初に1発(三重芯銀菊)、そして残り6発(紅千輪、紅芯銀冠各3発)を一斉に放った。これで完全に終了となって私共も撤収を始める。打ち止め雷は21時少し前。

 大きなイベントは一度開催してみないとわからない。予測できることできないこと、それぞれが多すぎる。とくに人や車の動きがどうなるかは読み切れないモノだ。この日は寒さもあって途中退場した客が多かったはずなのに、終了後は駐車場と周辺道路はたいへんな混雑になっていた。仲間の愛好家氏の車で宿泊地の福島駅まで乗せてもらう予定だったが、駐車場から出庫できるのがいつになるかも判らない状態。おそらく喜ばしいことだが主催者の想定以上の来客があったのだろう。
 同道の愛好家氏の「歩いた方が早い」の一言で、梁川駅までまさかの歩きになったのは想定外だった。おそらくは4〜5キロメートルの道のりだが、徒歩を想定していないし初めての場所で道順もよく判らないし、機材一切を持った状態ではなかなかきつい。それでも結局電車組愛好家仲間3人で歩くことに。
 途中で地元の家族連れに道を尋ねると、一家のご主人がとても親切な方で、自分たちも同方向に帰るからと同行して道案内してくれることになった。その一家の自宅前を通過しても駅まで残り7〜800メートルと判りやすい道になるまで続けて先導してくれたので大いに助かった。
 徒歩40分ほどで22時過ぎの福島行きに乗ることができた。堤防道路では芯まで冷えていたが、この徒歩でひと汗かくほどに温まったわけだが………。
 第一回ということもあり、運営、進行、会場管理などさまざまな課題が生じたことと思うが、逆に一回目にしては十分にまとまっていたと思う。それには大会運営のノウハウで協力体制にあった赤川花火大会の実行委員たちによるサポートも大きいと感じた。これが恒久的な花火大会として根付けば喜ばしいことだ。主旨の通りに夜空に開く花火が人に復興の活力や、元の生活を取り戻す起爆力になるのだとしたら、その花火は相当に印象強く、圧倒する存在感が無ければ無理だ。その意味では全量芸術協会玉という異例の今大会は存在感ある花火の集合体。素晴らしいパワーを放ったのではないだろうか。この素晴らしく力強い花火を観た多くの観客にとって、この平和な開花が希望の灯火となり心に遺って復興の活力となって欲しいと願うのだ。
 ともあれ主催者ならびに日本煙火芸術協会、協力されたアカハナ会に素晴らしい花火を感謝したい。実行委員長とスタッフ一同には開催の意思と実現を心より讃えたいと思う。
東日本大震災復興祈願花火 8号玉プログラム全玉名
玉名 芸術協会会員氏名
1 昇曲付点滅新流星群光 小松忠二
2 昇小花青芯紅煌星 根岸和弘
3 昇小花ステンドグラス千輪 菅野忠夫
4 昇曲付輪中の点滅花束 今野正義
5 昇曲付万華鏡の華 磯谷尚孝
6 昇小花時計草の花 古沢義勝
7 昇曲付雌雄芯紅牡丹降雪 田畑喜一郎
8 昇曲導付八重芯引先紅光露 小泉英一
9 昇小花変芯変化菊残光 堀米三郎
10 昇小花八重芯錦牡丹紫光露 田畑朝裕
11 昇曲付雌雄芯菊先紅光露 青木昭夫
12 昇曲付八重芯変化光露 野村陽一
13 昇曲付八重芯紅光露 山崎芳男
14 昇朴付紅光露芯引冠先群声 山内 宏
15 昇曲付芯入錦冠花車 小勝則孝
16 昇小花飛星芯錦冠菊点滅群声 森 武
17 昇小花燻し銀の華 細谷一夫
18 昇小花水色芯銀カムロ 池谷博文
19 昇木葉付八重芯銀彩の花 篠原茂男
20 昇雄花雪牡丹千輪
昇雄花雪牡丹千輪
久米川正行
田村清治
2発同時発射
21 昇朴付紫芯錦冠先光露
昇朴付紅芯錦冠菊
斎木慶彦
小口昭三
2発同時発射
22 昇曲付変芯錦冠先霞草
昇朴付緑先かすみ芯錦冠先漣
昇朴付水色芯錦冠先紅
新山良洋
阿部正明
小幡知明
3発同時発射

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