花火野郎の観覧日記2012
観覧日記その21 12/1
お台場レインボー花火 2012
東京都・港区
お気に入りのお台場レインボー花火が今冬も4回にわたって開催されるようで嬉しい。
午前中は雨も降ったが風は強めなものの午後は快晴になった。昼過ぎまで出荷作業をして14時もまわってから出かける。それでも19時からの打ち上げには早すぎるなぁ。
空は快晴だが風は思い切り冷たかった。観覧場所まで来たところで完全防寒装備にして開始を待つ事にした。
近くにはレインボーブリッジの芝浦側橋脚が大迫力でそびえ立ち、凄い構造物だと思わせる。足下からライトアップしている様子もよくわかった。そのライトアップも普段と違うスペシャル仕様のレインボーカラーだ。年末とか期間限定で短期間しかやらないことが多かったが、12月一杯から1月6日までこのレインボーカラーを続けるらしい。だからお台場レインボー花火の名の通りに4回の開催中は全てこの綺麗なブリッジが一緒に見られるわけだ。
上空に覆い被さるように在るとはいえ、今宵は残念ながらブリッジと花火が絡まない位置。一度お台場側を背景にして撮ってみたかった。もちろんブリッジと一緒に撮れる場所も近くにあるが、品川〜日の出までのほとんどの埠頭の好撮影ポイントは立入禁止になっていて入ることが出来ない。たいていの埠頭は船が横付けしたりするため安全柵が無いので危険であるのと私有地であるためだろう。倉庫やコンテナがそこらじゅうに在る場所に自由に入れるのもおかしいとは思う。
今回は同じ場所での花火打ち上げとはいえ、有料公演の東京ミュージック花火の時のような、徹底した観覧規制はなかったようだ。もとより対岸の公共の公園まで観覧規制をする方がどうかしている。その対岸の公園も、ガードマンが巡回していたもののそれはあくまで「手すりに近づき過ぎないで下さい」と落水の危険を注意するに留まっていた。場所柄、海縁の手すりを背にして夜景をバックに記念撮影をしたりする人が多いからだ。
ここから眺める海越しの風景はまるで写真などで見るニューヨークのようなイメージ。海から生える摩天楼という景観だ。夜景は綺麗だけれど、カップルで愛を語るには上空のブリッジからの騒音がちとやかましい。
17時頃、目の前の海上を向かって左側、竹芝か晴海かわからないがそちら方面から警備艇に先導されて打ち上げ台船がやってきた。ブリッジを潜り、鳥の島近辺のいつもの海域に定置したのが17時15〜20分頃だった。もうあたりは暗くなっている時刻だ。それでだいたい構図が決まる。絵としては運河を挟んで対岸の品川埠頭あたりがいいのだけれどそこは立入禁止。
竹芝〜品川埠頭側の海上は動脈路ともいえる航路になっているらしくひっきりなしに大小の船舶が行き来する。夕刻になると屋形船があちこちから集まってくる。
花火狙いで写真やビデオを撮る人は私を入れて5名ほどだった。知っている人は一人だけ。三脚100本くらい楽勝な場所だけど寒いからか訪れる人も少ない。と思ったら開始10分前くらいになって、ぞろぞろと家族連れを含む一般見物客がやってきた。寒いからぎりぎりまでどこか屋内で待機していたのかもしれない。
花火は定刻にスタートしてきっちり10分間。風は北北東方向かきれいに煙を流していた。昨今の山梨勢ばりの綺麗な花車が印象的なラインナップだった。カラフルで大きな扇打ちもかつては無かった仕様でそれも要所で効果的に使われていた。背景の夜景としてはホテル日航東京、フジテレビ社屋などが入ってお台場らしい。機材はデジタル一眼一発。打ち上げ台船までは約700メートルとお台場側からより1.5倍増しの間合いがあるがズームの範囲内でOK。しかしレリーズを持つ指先の感触がなくなるくらい空気が冷たかった。
終了後は手早く片づけて、これまた12月中はクリスマススペシャル仕様のライティングが行われる東京スカイツリーが望める浅草に寄り道した。週末は20時を境にライティングが切り替わリ2通りの色が楽しめるのだが、20時前の仕様には間に合わなくて1種類しか撮れなかった。10分ほどちゃっちゃと撮影して終了。それにしてもきりきりと寒い晩だった。
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