花火野郎の観覧日記2012
観覧日記その12 8/16
西武園遊園地花火大会
埼玉県・所沢市
匠の花・踊るミラーボール〜
サタデーナイトフィーバー
愛好家氏が掲示板で案内してくれたので仕事帰りにちょっと行ってみた。群馬の新町なんかも今日で、間に合うけど仕事帰りに新町は重い。
子供が小さい頃、遊園地やテーマパークによく行ったのだが、自分が子供だった頃を含めても西武園遊園地には一度も行ったことがない。西武線自体、11月の入間基地航空祭、12月の秩父夜祭りと年2回しか利用しないのだ。
テーマパークという言葉が使われるようになったのは、浦安にTDLが出来て以降だけれど、TDL、としまえん、東武動物公園、よみうりランド、八景島シーパラダイス、ツインリンクもてぎ、那須ハイランドパーク、富士急ハイランド、長島スパーランドと数えるほどしか行ってない。そこで行われる花火イベントもそれほど多く観ているわけではない。年パスを駆使してまで相当数多く足を運んだTDLの花火だけは特別だけれど、ここも三脚使用禁止になってからは一度も訪れていない。
自宅から出かけるとなると同県内とはいえ西武園遊園地はなかなか遠いので仕事帰りに立ち寄る。すると池袋起点に50分くらいで西武園遊園地駅に着く（直通は無いので乗り換えあり）。現着は18時30分頃。
まずは入園前に南西隣の多摩湖をロケハン。しかしそこに台船らしきものは無かった。花火はどこで打ち上げるのだろう？園の入り口で尋ねると、花火は北東側のゴルフ場から打ち上げることと、園内の観やすい場所を教えてくれたので、初めてだし入園して中から観覧することにした。
しかし平日とはいえお盆の最中の、しかも花火まで1時間半といった園内は、花火が直視できそうなところは既に観客がシートを敷いてみっちり座り込んで開始を待っているという足の踏み場も無い状況だった。無料で観られそうな所を探すが、駅の在る場所が一番高台であとはなだらかな下りの傾斜地という地形で木々も多いので打ち上げ方向がすっきり見通せる所は少なかった。
真正面特等席のピアガーデンは公式でもうたっている程の良い場所で三脚を建てている客も居た。しかし有料席価格が飲み放題とはいえ大人ひとり6000円とかなりお高いので諦めた。するとさらに後方にもう少し安い2500円（ビール1杯、おつまみ付き）で別の有料観覧席を見つけたのでそちらを撮影場所として奢る。現地に着いてから打ち上げ場所を知ったのでは時間もなくロケハンもできないので、まぁ仕事帰りだしビール飲みながら開始を待つのもたまにはいいっしょ。
椅子とテーブル付きの有料観覧席の一角に三脚を建てる。後ろは壁なので遠慮なく高々と設置。視点も高くてゆったりしてなかなかイイ感じ。19時からは50分ほどステージショーが行われ、花火は20時からの30分間。何か遊園地らしい前景をと考えたが、花火直前に街灯やら照明が消されてしまったので、森の向こうから打ち上がる花火は、本当に花火だけの絵になってしまった。しかし間合いはけっこう近くてなかなか迫力ではある。南風予報なので風はだいたい横流れですっきり見えた。
プログラムは単発と少な目の連発、スターマインを繰り返すという開催日共通の出し物に加えて、お盆の開催日だけ終盤に特別に一項目だけ日替わりで「王道・匠の花」のスペシャルなスターマインが用意されている。
これは近年の全国の花火競技大会（大曲、土浦、隅田川）で最優秀賞を受賞したスターマイン作品（約300発）を日替わりで打ち上げるというもの。その内容は以下のとおり。
13日、紅屋青木煙火店。「夜空に描く万華鏡模様」
14日、北日本花火興業。「えっ！アフロでマンボ！！」
15日、野村花火工業。「夜空のウェディング」
16日、磯谷煙火店。「踊るミラーボール〜サタデーナイトフィーバー」
17日、山崎煙火製造所。「世界中の子供たちヘ〜メリークリスマス」
16日の今日は、愛知県の磯谷煙火店による「ミラーボール」が披露された。私もこれを観るのは久しぶりの気がする。さすがに煙火店の名前などよく知らないであろう観客も、打ち始めからひと味違う一幕にそれまでとはまったく違った歓声を上げていた。さすがに30分間全て「匠の花」というわけにはいかないようだが、一点豪華というやつか。
これが終わると3箇所からのワイド打ちグランドフィナーレ。照明が戻るのを待ってさっさと片づけて駅のホームに上がるまでわずか5分。この時期はもう30分間、21時まで遊園地は営業している。20時35分発の西武線に乗り帰宅は22時20分。意外と早かった。
園外から遊園地らしい事物（観覧車とか）を入れて撮る場所もありそうだが、公式を観てもどこにも打ち上げ場所もどの方向に見えるも記載されていないので現地に行くまで判らなかった。けっこう離れても花火は見えそうなので次回があれば検討してもいいかな。
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