花火野郎の観覧日記2014

観覧日記その26 11/8
市制60周年記念 おやまバルーンフェスタ ナイトグロー&花火ショー

  
栃木県・小山市

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 2010年を最後に無くなっていた「おやまバルーン・フェスタ」が開催される、と当日になって携帯電話やfacebookのメッセージを通して近隣の愛好家達から連絡があった。前回見たときと同様に、2日間行われるイベントの初日の夜に「ナイトグロー&花火ショー」も開催されるらしい。出かけていてPCから離れていたため知らせに気が付いたのは午後2時近く。それから支度をして急遽車で出かけた。おそらく時間は短く花火もそれほどの数ではないと思うが、絶えていたイベントが再開されるとなれば見ておきたい。なぜ4年ぶりに復活したのかというと、「小山市制60周年記念」だからのようだ。つまり周年記念のスペシャルか。これは一度こっきりになりそうな予感。
 一度行っているから地理もわかる。それで風向きもさることながら前回のように花火を大きく撮りたかったので最初から会場対岸の堤防道路を目指す。現地の地図で直接ナビに行き先を指示して任せて走る。イベント会場はこれまでのように小山総合公園と近くの河川敷だが、JRの小山駅からはけっこう距離がある。そのため主催者は循環バスを用意している。2010年にはマイカーが無かったので、往きはタクシー、帰りはコミュニティバスを利用した。
 対岸に現着してそのまま車で堤防道路に上がると、ところどころ植樹のためか堤防を改修してあって幅広くなっていた。車道で言えば二車線になったくらい。それで拡張された部分に直接駐車。ちなみに拡張部分は舗装されていない。脇の走行道路は確保されているので問題ない。現着は15時30分過ぎ。向かう途中には2機ほどバルーンが空高くに浮かんでいるのが見えたが、もうバルーンの競技はとうに終わっているようだ。対岸のバルーンを並べる河川敷にも何も置かれていない。
 堤防を行き来して少しロケハンするうちに前回のことを思い出し、だいたい似たような場所に三脚を立てる。川縁に林があるのでバルーンが並ぶ場所が見通せる位置が限られるからだ。それから南側の橋を半分渡って、会場側川縁にあるはずの花火を探すが、煙火業者の車が止まっているのはわかったが筒の位置はよくわからなかった。
 連絡をいただいた愛好家氏達も車でやってくる。彼らは河川敷の田圃をよぎって川縁まで出てロケハンし、そこを撮影場所とした。私も同道しても良かったが、前に出るとそれで十分といえるほどの広角レンズを持ってきていなかった。それで前のように堤防道路からの遠望になった。川辺に出ても24ミリくらいで行けたらしい。次回が在れば撮ってみたいがこれきりになるかも。
 天気はどんよりとした曇り空。車を出す頃には自宅周りでは小雨が降っていた。夜になっての雨予報が出ていたがなんとか持てばいいのだが。
 18時から開始と公式にはあったが、30分前になってもいっこうにバルーンを膨らませている気配が無く、ナイトグローの会場は真っ暗なままだった。「本当にやるん?」。18時を過ぎるとようやく暗がりにいくつかバルーンが起きあがっていくのが見えた。それから30分ほどのうちに5機ずつ前後2列、計10機のバルーンが膨らんだ状態で揃った。膨らんだ状態を維持するためランダムにバーナーが焚かれて闇に綺麗なバルーンの模様が浮き上がっては消える。
 今日はらくちんだ。車からほんの10メートルほどのところに三脚を建てる。前回もそうだったけれど、この堤防道路は暗くなればほとんど人も車も行き来がないので三脚を派手に展開しても気兼ねがない。バルーンまでの距離は450メートルくらい。バルーンが並んでいる部分だけ横位置でアップして24-120ミリレンズの120ミリ側一杯。風は北北西風。順風ではないがまずまず。カメラは2台用意したが結局1台しか出さなかった。
 イベント開始は18時30分からになった。競技参加チームをひとつずつ紹介する途中でカウントダウンとともに、一斉にバーナーを焚く、と同時に花火、という進行。「3、2、1、バーナーオーン(ON)」というところだけひときわ大きくアナウンスが聞こえたのでタイミングは合わせやすかった。その一斉出しの回数も比較的多く、またVコメットや単発打ち(最大4号)、スターマインなども混ざって思ったよりは花火の量も多めだった。約20分で終了。愛好家仲間からの連絡のおかげで思わぬ花火観覧を楽しむことができた。
    
2010年観覧記も合わせてご覧下さい。

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