花火野郎の観覧日記2014

観覧日記その15 8/23
第36回 世田谷区たまがわ花火大会

  
東京都・世田谷区


オープニング

デジタルスターマイン

デジタルスターマイン

デジタルスターマイン

デジタルスターマイン

デジタルスターマイン

デジタルスターマイン

デジタルスターマイン

グランドフィナーレ
  
 現着は15時過ぎ。昼くらいまでに雨が降ったようで、有料席に置かれていたレジャーシートの包みが濡れていた。しかし芝草はそれほどでもないから降ってから時間が経っているし、雨の量も少なかった感じだ。現地は南風が強く、空は晴れ間が拡がっていた。南側はずっと青空でもう雨の心配はなさそうな天気。この週末も各地で天気が悪い予報で、大気状態が不安定だから豪雨に注意という予報が全国的に出ていた。
 この河川敷の堤防あたりはずっと工事中なので、一昨年来たときとまた佇まいが変わって見えた。本部席は少し駅側に移動して設置されていたが、全体的な会場レイアウトは変わらないようだ。
 撮影場所は有料エリアの後方になる。トイレや喫煙所があるため周りを観客が行き来をするのでツインリンクに続いて踏み台と背の高い三脚を用意した。立ち位置は一昨年と大差ないと思うが、立木が伸びていたりして微妙に位置を調節する。撮影ポイントはプログラム上のデジタルスターマインの設置に合わせている。2012年に初めて行われ、のちに「3Dソリッドシステム」と担当煙火店が銘々したそれは打ち上げ場所を囲むように半円形に花火列が設置されている。観る場所によって半円の向こう側の花火が前後して立体的な打ち上げに見えるというわけだ。前回は、このソリッドシステムの配置も視覚効果も知らないで撮影したわけだが、たまたま私の立ち位置がこの立体効果が良く感じられる場所で、ぐるりとまわって星を飛ばす様子が巧く撮れていた。
 この設置は上から見ると分度器を置いたような半円半周で、その横方向がだいたい一般客席側になっている。つまり一番立体感が得られる方向だ。逆に分度器の頂点や底辺側から観ると従来のように一直線に花火が飛ぶように見えるのであまり立体感を感じない。
 さてその売りの「3Dソリッドシステム」だが2012年に観たときよりさらに複雑な設置と打ち出しになっていた。より良くしようと、工夫と改善を重ねているのはとても良くわかる。しかし感想を言えば星を打ち過ぎて、少々煩雑なっているなぁと感じた。下方の打ち出しの密度が高すぎるのだ。花火が重なる立体仕様なだけに向こう側の星も相まって密度が上がるわけか。さらに高速の星打ちばかりが凄くて、上に上がる玉が少ない。このあたりバランスがいまいちかな。凄いけれど、巧みだけれど、この狭いエリアの中で下ばかり量が多いのではないかと欲を言う。星と共に斜めに小玉を曲打ちしているのは新しくていいと思った。量が凄いのと発煙とで途中からよく見えなくなっていった。
 しかしお得意のコンピュータ制御技術と地の利を生かしたセッティングの妙が融合するこの「3Dソリッドシステム」のデジタルスターマインはすっかり世田谷の名物として定着した感じだ。なかなか名物を作り出すのは容易でないが、打ち上げ場所を活かした世田谷ならではの出し物と言える。これに関してだけは私は「世田谷いいなぁ……」と羨むばかり。
 対岸の川崎会場側からだと、向きの関係で立体感がいまいちだと思うが、世田谷会場なら一般席でも有料席でも立体に弧を描いた打ち上げは楽しめる。スピード感と奥行きを感じさせる素敵な出し物だ。どんなに緻密に設置しても一直線の打ち上げラインでは表現できない効果があるので面白い。だから一直線の場合、手前、中央、奥と3段重ねの3D設置をしている場所ある。
 終幕は8号100発打ちから「3Dソリッドシステム」を絡めた豪快な一斉出しになって終わった。8号も単調に一カ所から連続して打つのではなく、対にしたり添え花を付けたりと変化に富んでいて見応えがあった。
 相変わらずここは終わってからが一苦労。速攻で片づけて出口に向かうも、一番近い新設橋出口はもう黒山の人だかり。終わってから判るもの凄い観客の多さ。時間差で帰ろうと河川敷を立たない客も相当居るのに、出口の混雑は半端無い。河川敷から出るのに3つのルートしかなく、うち二つは極端に狭い砂時計。中央に新設の幅広い橋が設けられているが、警察による規制のために少しずつしか渡れないから幅広い意味がない。渡った先が狭い道なものだから混雑緩和にならない。結局急がばまわれで上流側の狭い口から出たが、1歩2歩しては5分待つという具合で少しずつしか進まない。押し合いへし合いでそこを通過するだけで汗だくの30分。しかし世田谷の花火に来て10年以上経つがいっこうにこの河川敷の堤防あたりは工事が完了しないのに呆れる。風下にあたる付近の住宅街一帯では自家用車に防塵カバーがかけられていた。
 二子玉川駅から花火会場本部まで15分も在れば着くところを、遠回りとはいえ渋谷駅行きのバス停にたどり着いたのは花火終了から1時間20分も経っていた。バスは過去一番に快適に走ったが一昨年より遅い22時10分に渋谷着。22時台後半になるともう湘南新宿ラインは終電してしまうので都内へ撮影に来て帰りが危うくなる大会だ。河川敷からもう少し早く出られればなぁ。
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