花火野郎の観覧日記2014

観覧日記その19 9/14
ツインリンクもてぎ 花火の祭典〜秋〜

  
栃木県・芳賀郡茂木町


秋晴れ

雨上がり

ファン交流会

サインをもらったファン

野村陽一氏

_| ̄|○ ま、こういうことも

第一部 匠降臨

第二部 悲恋

第四部 名花の宴

第四部 名花の宴 四重芯

第四部 名花の宴 五重芯

  

  

第五部 至高の世界

第五部 至高の世界

現像作例 jpgから調整

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 宇都宮駅で愛好家仲間にピックアップしていただく。道中ではちょうど稲の刈り入れ時期。黄金色に光る稲田が季節を感じさせる。
 14時過ぎに現着するとすでに南ゲート近くまで車が一杯だった。メインエントランスにより近い駐車場を確保していたのでそちらにイン。早すぎる出足は、昨年同様に、ストライダーのイベントが開催されていたからだ。それで親子連れがぎっしりと入場していた。飲食ブース前の広場には、カープやアップダウンのあるストライダー用のレースコースが設けられて親子の歓声が上がっていた。
 まさに秋晴れ、という好天。天気予報では北西の風ということだったので、第2ターンの北側にまずは場所取り。既に愛好家氏の三脚がいくつか立ち並んでいた。
 予報は北西風だったのだが、到着してからずっと東から東南東くらいの方向で変わる気配がなかった。それで午後3時くらいに早々に南側第3ターンに保険として場所取りをしておく。こちらにも三脚がとうに連なっていた。このまま変わらなければ北側は撤収して移動しなければ。風上にはならないにしても煙幕直撃は回避できるし。
「雨が来そう」、夕刻、スマートフォン所有の愛好家からリアルタイムの雨雲情報を見せてもらったりした。かすめるか、直撃か、北西側より暗雲が迫る。それより遠い山では降っている様子。場内アナウンスでは雨雲接近で、早めの雨具の用意や屋内に移動するように促している。と、そこへボツボツと大粒の雨が落ち始めて、我々も建物の下に非難する。たちまちスコールのように激しい雨に変わった。それから小一時間雨宿りしながら歓談していた。雨と共に冷たい風が吹き抜けてあわてて上着を着こんだ。
 雨が上がると東側の空に短く虹がかかっている。その直後17時前後から、愛好家有志の招聘に応えて今宵の花火担当、野村花火工業の野村陽一氏が我々のもとにやって来てくれた。昨年同様に突発のファン交流会のスタートだ。以降、小一時間、野村陽一氏を囲んで20数名での歓談が続いた。気さくにサインや記念写真などファンの要求に応えて頂いた野村社長に感謝。
 開始一時間ほど前にもなると飲食ブースはどこも盛況だ。結局雨の後に風向きが予報通りに変わるかと思ったら変わらない。東南東くらいのままだ。そして開始30分ほど前に、南側に保険をかけておいた場所に移動。そこで観覧することにした。
 しかし雨上がりのせいか湿度が上がっているようで、遠くの山間はもちろんコース東側の木々の間から霧が湧いているのに気が付いた。向かい側の場外から裏花火観覧しているであろう写真愛好家があわてて車を出すのが見えた。霧に囲まれれば視界が無くなるからなぁ。第3ターンに移ったものの、横風くらいでいつもの茂木のコンディション。向かって左前は煙が浮いてしまうがそこそこ風が流してくれたのが幸いか。
 霧は打ち上げ時間の途中までで霧消したが、今度は結露に悩まされる。カメラのレンズを見ると見事に曇っていた。なにしろステージごとの打ち上げは5分もないのに、その間曇らないまま持たないのだ。ぬぐってもたちまち曇ってくるので、中盤過ぎまではレンズ拭きに追われた。
 プログラムをチラシの片隅にでもと願ったが、夏よりさらに軽い扱いになった。以前は打ち上げ開始10分前には「今夜のプログラムは」と事前アナウンスがあったのに、今夜はそれも無し。
 打ち上げ開始後、それから何を打ち上げるかは、各ステージが始まる直前のアナウンス一度きり、という不親切。花火の興行を有料で見せているのにずいぶんな扱いだなぁ。

タイトル 秋の夜に咲く、祝福の至高華。

第一部 匠降臨   オープニング  
第二部 悲恋    ゆっくりした単発打ちのパート
第三部 聞き取れず 土浦全国花火の出品作から、バレエ白鳥の湖、黒鳥の情景 茂木スペシャル
第四部 名花の宴  10号打ちのパート
第五部 至高の世界 エンディング

 決まった予算の中で、第二部ゆーっくり打つなど節約も見られたが、それがかえって情緒感が在ってステージタイトルとマッチしていてよかった。
 とくに第四部、総数30発の10号は四重芯、五重芯まで入り、時差式牡丹や、八方咲きなど見応えがあった。使用玉、打ち上げ方、ともに野村ワールドを明確に打ち出して、小幡花火とは異なる花火空間の創出に成功している。とりわけ使用玉のほとんどで、野村の花火と判るものを使っているので、とりわけ全体として印象が強い。
 帰りも順調に宇都宮まで送り届けていただいた。
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