花火野郎の観覧日記2015

観覧日記その20 9/23
ツインリンクもてぎ 花火の祭典〜秋〜

  
栃木県・芳賀郡茂木町


ファン交流会

内閣総理杯受賞作茂木スペシャル

内閣総理杯受賞作茂木スペシャル

秋色彩華・五重芯対打ち入り

天空の轟き

天空の轟き

天空の轟き

 

   

   
   
 昨年同様に、宇都宮駅で愛好家仲間にピックアップしていただく。14時過ぎに現着すると閑散とした雰囲気で、昨年南ゲート近くの駐車場を埋めていた車もほとんど無く、がら〜んとした光景。前年の秋公演は1週間ほど早く、日中はストライダーのイベントが開催されていたせいで親子連れの入場客が早くから場内を埋めていたわけだが、今回は常設のアトラクション以外は花火だけで、午後半ばのメインエントランスの中は観客もまばらだった。飲食ブースの店員も手持ちぶさたの様子。
 予報では南東の風ということだったので、第3ターンの南側に直行して場所取り。しかしまだ1本の三脚も無く一番乗りだった。今日は何か他で花火大会があったっけか・・・。その後も知った愛好家にもまったく出会わず、本当に花火があるのだろうかと不安になるくらいだった。シルバーな連休中は秋晴れが続いていたがこの日も好天。青空に色づいたヤマボウシの赤い実が映えて秋を感じさせてくれる。その元では子供達が落果を無心に拾い集めている。
 場所取りも済ませて遅い昼食を摂る。風向きからしても第2ターン側は様子を見に行く必要もなさそうだ。そうして夕刻になる頃ようやく三々五々、顔見知りの愛好家氏が集まってきた。その後、今夕花火担当の野村花火工業の野村陽一社長が、打ち上げ準備を済ませた後でわれわれ愛好家氏の集まる場所にお越しになった。
 それからまた昨年同様ミニ・ファン交流会となって、しばし野村社長との歓談や記念撮影の時を過ごさせて頂く。
 秋公演は18時30分からとスタートも早い。プログラムは5部構成。花火の祭典が始まって本当に永い年月が経って、ようやくこの出し物内容が公式HPに掲載され、入口で渡されるパンフレットの隅に印刷されるようになった。それまでは打ち上げ開始10分前程度に、一度さらっとアナウンスするだけだった。こんな簡単なことを実現させるのにどれほどかかったのだろうと呆れながらも歓迎する。
 日が暮れると季節を感じるほどの肌寒さで、防寒と言うほどではないにしても腕を出すような格好では観覧できないような時期になった。そのせいか飲食ブースでは温かい食べ物に長い行列ができていたようだ
    
第1部 ツインリンク ハロウィーン
第2部 秋日和   
第3部 土浦全国花火競技大会 内閣総理杯受賞作茂木スペシャル。
第4部 秋色彩華  10号打ちのパート
第5部 天空の轟き エンディング
    
 風は右からの横流れで、左側はやはりグランドスタンドを煙が遅うようなツインリンクらしい風向き。そのためVIP席に配慮してか、何度か煙が掃けるのを待つ時間を取った。
 秋公演を野村花火工業が担当し始めて、早くも3年3回目となった。場にも馴れてその内容はさすがと言わざるを得ない。四重芯のソロ、五重芯の対打ちまで登場したが、たとえそんな逸品が無くても、幻想イルミネーションの様々な星のヴァリエーションだけで充分に堪能できる内容でそれだけで野村花火、とアピールできる確かさだ。やはり武器となり切り札となるオリジナルの玉や星、色をいくつも引き出しに持っている煙火業者は強い。エンディングもかなり幅を拡げてのワイド打ち。
 終了後、駐車場に向かう頃にはたいへんな人混みで、到着時の閑散とした場内からは想像もつかないほどだった。いつこんなにお客が来たのだろう。翌日はシルバーウィークも終了の平日とあってか、帰り客の引き上げるスピードも速いようだ。花火も終わりさっさと帰る、そんな感じ。我々の出庫もスムースで宇都宮駅まで順調に送り届けて頂いた。

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