花火野郎の観覧日記2016

観覧日記その27 11/12
おやまバルーンフェスタ ナイトグローショー

  
栃木県・小山市


  

  

  

   

   
   
 出場者減とか予算とかもろもろ理由があって休止していたバルーンイリュージョンだが2014年に市制60周年記念として復活した。その後一回だけでなく存続していたらしい。
 今年も開催され花火を伴うナイトグローが行われるらしいので近くでもあり行ってみた。以前は何度も対岸の遠くから長玉で狙っていたので、今回は初めて接近戦にしようと考えていた。手前にバルーンを置くとたいていの場合、花火よりバルーンが大きくなってしまう位置関係なので、今度も裏手対岸から狙う算段。
 現着の16時頃、まだ空には最期のタスクか多くのバルーンが浮かんでいたが、競技参加バルーンは20機にも満たない。事前の開催の知らせではナイトグロー参加は10機(実際は11機だった模様)とされていた。
 現地をロケハンし撮影場所を選ぶ。月が出ているので真っ暗にはならなかったが、灯りも無い場所なので足下が見えるうちに三脚だけはセットしておく。
 しかし待てど暮らせど、例年ナイトグローをやっていた思川河川敷に、バルーン出場者の車が来ないのでいいかげん「おかしい」と感じていた。
 開始30分前の18時には事態を察知した。ひとつのバーナーの炎が公園の木々の向こう側から見えたのだ。係留場所が変わったのか。ナイトグローの会場自体を運動公園内に移したのか、と。河川敷の方には夕刻に花火屋さんが準備していたのは確実なのに(花火筒があるのは確認)、暗くなるといっさい灯りが無く、本当にここでやるのか?と訝っていた。
 そのうち公園の立木の向こうで次々にするするとバルーンが膨らむのを目の当たりにして万事休した。そこかよ。これから移動して車を駐めて、撮影場所を探すには時間がなさすぎた。過去に観た中では一度も河川敷以外ではやらなかったのに・・。
 思いこみと言えばそれまでだが、他の愛好家氏も現着してそれを聞いて焦ったというから、今年急遽変更したのだろうか。私は裏で撮ると決めていたから駐車にさえ苦労しそうに混雑しているメイン会場を素通りして直接新手に来てしまったから情報が入らなかった。
 つかこれで、思っていた構図じゃなくなったから止め、とそのまま引き上げたら、小山まで車を使い1時間かけて夕飯を食いに来ただけになっちゃうじゃんか。
 前回までより、300メートルバルーンに近づいて撮るつもりが、バルーンが以前より300メートル遠ざかったのでバルーンが花火より小さいという見え方は同じになってしまった。それにこの時点では、急いでバルーンの向こう側の会場に行ったとしても河川敷より高い場所に設置されたバルーンの上に、河川敷から打ち上げている花火が高く上に咲くのだろうか?と考えていた。
 位置的には花火は直ぐ目の前だから広角領域の24ミリ縦位置。バルーンはさらに遠ざかって写ってしまう。以前のように対岸河川敷にバルーンが在ったならちょうどいいバランスになったのだが。おまけに花火の背後に雲間に覗く満月に近いスーパームーン直前の月が入るじゃんか。
 花火は約20分間のイベント開始時に1回いきなり上がったあとは最期まで上がらず、締めくくりにほんの3分くらいの連続打ち上げで終わった。
 後日会場反対側で撮られた写真を見ると、今回はそちらが風下側であるものの、一が少ないから問題ではなく、何より意外に花火がバルーン上に高く開いているのにびっくりした。その大きさバランスは良好で、おそらく全国各地のナイトグローと花火のイベントの中で、最も絵になる相対関係だと思った。
    

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