花火野郎の観覧日記 2018

観覧日記その5 2/25
苗場スキー場、ゲレンデ打上げ花火

  
新潟県・南魚沼郡湯沢町



   

ナイター時間


   
 往きはゆっくり走ってSAで仮眠したりして3時間ほどかけて苗場プリンスホテルの近くの駐車場に入れる。ホテル正面近場の駐車場は宿泊客オンリーなので、少し離れた場所になるがゲレンデに入るわけじゃないから十分近い。
 そして2016年の夏フェス以来の苗場に再びやってきた。久しぶりのスキー場だけど滑る訳じゃなくて、花火だけが目当て。でもナイター照明が灯る頃、ちょっと滑っても良かったかなぁと思ってみたり。しかしいろいろレンタルにも費用がかかるしなぁ。
 すでにストリートビューや、夏フェスの時に撮った現地写真などでロケハン済だったが、さらに現地で小一時間実際に足でロケハンする。
 現着した15時30分頃から打ち上げ場所となる正面の第4ゲレンデをずっと観察していたが花火を設置している様子は見て取れなかった。経験上、花火は滑降コースから離れた場所、リフトやスキー施設の近くではない所。そして下から圧雪車や雪上車で筒を運べる程度のそう高くない位置。などに置くのが普通だ。しかも照明があっても夕刻以降に運んで設置作業をすることはあまりない。双眼鏡を忘れてこともあって、結局のところ筒がどこにあるか離れた下から見たのではわからずじまいだった。苗場スキー場の公式HPに花火イベントの写真が載っているのでその写真通りなら打ち上げ場所を特定することはできた。しかしそれが今年度の写真である保証はないし・・・。
 いちおうHPの写真の射出位置がその通りであるとして、仮の立ち位置を何カ所か決める。もし出る場所が違っていたとしても見てから修正できるように移動場所も想定しておく。
 夕刻になると仕事が終わってからのナイター目当ての客の車が集まり始めるがそれほど多くない。車でさっさと着替えてゲレンデに直行という感じだった。ゲレンデもホテル正面の4番、5番以外は人が居ない風だった。
 機材は打ち上げ予定の20時45分の約1時間前に運ぶ。車からは70メートルほどの距離。新潟にしては珍しい快晴の晩で月や星が煌煌と明るかった。
 20時30分にナイター営業つまりこの日の営業終了のアナウンスが流れ、リフトも止まる。そしてバトロール隊がスノーモビルでゲレンデ内に残っている客が居ないか見て回っていた。途中で座り込んで花火見物しようとしていた客は下まで降りるように促していた。そして打ち上げ場所の第4ゲレンデと周辺から客が退出した安全確認後に打ち上げとなる。この日は20時44分開始だった。
 結局打ち上げ本番まで、出る位置がわからないままだった。そしてナイター照明が落とされて、打ち上げ開始のアナウンスが流れ、放射打ちからスタートしたその場所は、予想していた地点にドンピシャだった。予想というのは、公式HPの写真じゃなく、薄暗くなってから、コース上ではない茂みのひとつに灯りをつけたスノーモビルが短時間止まっていたのを目撃したからだ。筒の最終点検かと察知した。そこに目星を付けて、構図を決めて三脚を修正してあった。
 いや実際にはもう少し低い位置か。それでも射出場所はまったく予想通りで、始まってからバタバタと立ち位置を変える必要がなく、そのまま撮影を続けることが出来た。
 撮影位置から打ち揚げ場所までは600メートル。タワー棟の背丈があるので可能な範囲で引いて撮った。けっこうロケハンしたけれど除雪された雪の山とか、手つかずの積雪に視界や行く手を阻まれて自由にどこにでも立てるわけじゃなかった。雪の無い季節なら道路脇にも立てるが、そこは寄せた雪の壁になっていたりで。
 射出場所で作業をしていた様子は無かったので、私が着いた時点ではもう花火筒はそこに運搬、設置済みだったのかもしれない。
 花火は意外に長く感じたが正味6分間だった。ゲレンデ斜面のけっこう高い位置から放っているものの号数が小さく、プリンスホテル2号館タワー棟の上にやっと出るかどうかというくらい。それでもゲレンデ下で直接見ている客には十分な迫力だと思う。
 平日だと高速道の通行料金が割引無しになるが、苗場ゲレンデ直近の駐車場が土日に1,000円のところが無料になる。私が駐めたのはいちばん南側の駐車場だったが、近くの南ゲートスーベニアショップとサロモンステーションの間を通ってすぐにゲレンデに出られるという滑るにも便利な位置だった。
 2016年の夏フェスの時に実感したが、苗場は住処から意外と近い。片付けをして積み込んで21時スタートで23時30分帰宅。走行距離は300キロメートルを超えるが、やはり苗場は近い。関越道月夜野ICから国道17号三国峠越えというルートでも約3時間。この日の帰路は17号が快適に流れていたので2時間15分ほどで帰宅できてしまった。

    

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