花火野郎の観覧日記2018

観覧日記その29 12/8〜
お台場レインボー花火 2018

  
東京都・港区

12月8日
  
  
 さて今期のお台場はどこから撮ろうか。12月に5回開催されるが、往復3,000円近い交通費を考えると10分の花火を皆勤賞はできないので撮る場所を絞らないと。
 風向き予報は北とか北東で、先週1回目と同じで台場にはいまいちな向き。北方向となると竹芝か、う〜ん、やや飽きた。で昨週の1回目は不参したわけだ。さんざん撮った場所はもういいかな。
 今年この界隈で一番話題となったタイムリーな写真題材としては豊洲市場だろう。市場の在る豊洲埠頭はその周囲の海沿い、運河沿いにぐるりと遊歩道というか散策路がある。昨年の時点でとっくに完成していたが肝心の豊洲市場がオープンしないものだから、お台場側の一部を除いてこの遊歩道に降りる階段や通路は市場の回りだけは全て封鎖されていた。もちろん設置されてはいたが街路灯なども点灯していなかった。
 今2018年度ついに築地から豊洲に水産市場が移転することになって、これまで封鎖されていた領域に立ち入ることができるようになった。おそらく昨年消えていた街路灯に灯が入り、だいぶ華やかになっているだろうと、ゆりかもめでそこに向かう。現着は17時30分過ぎで空はもう暗い。
 市場自体はこのような時間に稼働しているのかわからないが、建物に出入りするトラックなどの車はけっこう通る。周辺は昨年とは別世界のように多くの街路灯に灯がともり明るい。植栽された木々も多くて、市場の無機質な建物をとりまくのは緑豊かな散策路だ。既に設けられていた街路灯にも灯が入り、散歩や自転車、ジョギングなどを楽しむ近隣住民が辺りが暗くなった時間でもけっこう頻繁に通りがかる。
 昨年撮って画角もわかっているので、カメラ1台のみ。構図としては市場の建物を入れたいので横長の感じ。16:9とかだといい感じ。同じ場所といっても昨年とは微妙に立ち位置は変わる。運河沿いの華々しい街路灯は2列あり、これが2列並んでいるのがわかりそうな立ち位置。橋を1/3も渡るとリフレクションも良さそうだが、何せ車はひっきりなしに通るのでかなり揺れる。
 市場周辺は人工光が多いので、花火を露光するくらいでかなり十分に写る。街路灯の光量が圧倒的なのでバランスが難しい。花火は時差式のピカピカとか、八方咲き系とかの新しい玉が増えていたが、量的にはだいたい例年並みかと思った。クリスマス的な型物とか、点滅星や時差式星ののハートとか、季節や台場という雰囲気に合わせた華やかなラインナップ。
 帰りは台場や、お台場海浜公園ではどっと客が乗ってきた。あいかわらず外国人が多い。新橋駅周辺で食事して帰る。
 
12月15日
  
  
 2回目はオーソドックスにお台場、デックス東京ビーチ周辺から。現着は14時30分くらい。狙いのポイントに場所取りをすませるが半分以上は既に三脚が置かれ出足はもっと早かったらしい。空は快晴だが北寄りの風は強めに吹き、屋外に居るのが厳しい寒さ。撮影場所として人気の高いデックス東京ビーチの3、4階テラス部分は三脚での撮影が禁止にされていた。それで愛好家たちは、クリップやクランプで手すりに雲台を掴ませるという方法で挑んでいた。
 午後は既着の写真家と歓談したり(屋内)、デックス内の店を冷やかしたり。外は寒いので店内のベンチに座って時に寝ながら大半を過ごす。珍しく早めに花火開始前にデックス東京ビーチのレストランで夕食を済ませた。暮れなずむ台場とレインボーブリッジを窓の外に眺めながら、ちょっと贅沢な気分。愛好家氏の中には上層階のレストランの野外テラスを予約してディナーと花火撮影を楽しむ方々も居るようだ。テラスの在る店はどこも花火開催日の予約受付中の案内を出していた。
 18時をまわると次々にカラフルな屋形船が集まってくる。この花火イベントが始まった頃でさえ屋形船は電球の提灯というのが普通の電飾だったわけだが、いまや色とりどりのLEDだ。室内の灯りも蛍光灯からLEDだろう。忘年会たけなわの12月でもこの土曜辺りが一番屋形船が多いのではないだろうか。
 花火内容はだいたい前回と同じ。近場からなので曲打ちの部分がよく見える。強めの風に南側にやや流され気味。開始前に近くの誰かが話していたが、東京タワーのライトアップが消えると。まさかそんなことは一度も無かった、と思っていたら花火が始まったら本当に暗転してしまった。タワーを入れていた構図をやり直した。
 混雑中心部にいるので花火が終わって急いで台場駅に向かってもすぐにゆりかもめには乗れない。やってくる車両は隣のお台場海浜公園から乗り込んだ客で満載が続き、しばらく待ってから乗る。その車窓から消えていた東京タワーの光が戻っていたのが見えたが消える前とは別の黄色やオレンジ中心の色合いで綺麗だった。

  
12月22日
  
  
 年末の買い物やら新年を迎える家事を済ませて、現着は16時30分過ぎ。開始まではアクアシティの建物内で過ごす。というのも年末最強寒波襲来というその通り厳寒の晩だったから。とても野外で開始を待つことは出来なかった。とくに風は強く冷たく、過去に一度強風で中止、というのを体験しているだけにひょっとしたらと気が気じゃない。18時を過ぎて撮影場所に移り準備にかかるが万一と持って行ったダウンのオーバーパンツを着用した。ネックウォーマーを耳まで覆うようにたくし上げ、帽子を被れば目出し帽状態。目元しか露出できないくらい冷たい風を真っ向から受けた。撮影中は指だけ出ている手袋をしていたが、その指が冷えて痛くなるくらいの風。
 最終日の観覧場所は迷ったけどお台場海浜公園の海べり。迷った原因はお台場側では下気味の風向き。少ないかと思っていた屋形船は12月中旬に比べれば少ないものの意外と多かった。北西の風は強く花火が南方向に流され気味。打ち上げ内容はこれまでとほぼほぼ同じ。何も目新しいものは無かった。クリスマスぽい型物はさすがに入れてなかった。
 「例の」はちたまは、去る22日の開放日に花火の写真や動画組と一悶着あったようだ。この29日も開放されたのだが、三脚禁止の上、長時間の(場所取りのための)居座り禁止とか、花火撮影狙い撃ちの条件付き措置がとられたようだ。しかも展望室の花火方向の窓は、下から見るにカーテンか何かで塞がれて真っ暗になっていた。あぁそこまでするか。久しぶりにレインボー花火開催日に展望室開放となったのに今後も駄目そうだな。ちなみに私は過去にここで一度だけ撮影済みだが、良いか悪いかはともかくアクアシティ屋上などに比べると視点が結構高い(写真-拡大可・現在とは打ち上げ位置が違う。ブリッヂもレインボーカラーではない)。
 帰路のゆりかもめは、「日本語が耳に入らない」というくらい外国人ばかり。新橋駅近くで食事して帰る。年末ということもあってかどこも人が多かった。
 この晩が2018年の花火の見納め。今年は厳しい財政事情の中で縁在って多くの大会が観覧できて幸せだった。来る新年はさらにわからないけれど無理をせず行ける範囲、可能な限り花火を楽しめたら、と思う。

 
 

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