花火野郎の観覧日記2018

観覧日記その10 5/27
小貝川フラワーフェスティバル2018【地域振興】小貝川花火打ち上げ事業

  
茨城県・下妻市

  

・・・ポピー畑



 

    
 5月に入って下妻市のホームページなどで、今年の「小貝川フラワーフェスティバル」ついてチェックするも、フェスティバルは開催されるようだが、そこに昨年観た花火の記載は一切無かった。だから「今年は無いのか、残念」と思っていた。5月も中旬を過ぎた頃、昨年この小貝川ふれあい公園で観た花火の担当煙火業者からメッセージが届き、「今年もやるのでよろしく」とのことだった。どうやら毎回公式からの告知は遅いらしい。ともあれ打ち上げは確定ということで楽しみに出かけることにした。
 会場の小貝川ふれあい公園には14時過ぎの到着。河川敷に車を入れてさっそく満開を期待してポピー畑に向かったものの、そこに広がる光景には唖然とした。満開時期をすっかり過ぎていた昨年より、さらにポピーは盛りを過ぎていたのだ。畑の左側の区画はポピーよりもう別の花の方が圧倒していて、そこが本当にポピー畑なのか目を疑う無惨さだった。つい昨日、秩父で見渡す限り満開のポピー畑を観て来た後だけに、その落差たるや観るも無惨。イベントが花の最盛期に合致しないのは、特に今年、各地の桜まつりはことごとくやられたように難しい。もちろん近隣の住民ならばきっと満開のポピーを観ることが出来たのだろう。疎らに咲くポピーはまさにスカスカ。もう2週間も前なら良かったのだろうなぁ。ほとんどの茎や葉も色褪せて、もう枯れる方向に向かっている。隣のキンセンカの畑もやはり探さないと花が見つからないほど疎ら。
 到着時にはまったく知り合いに会わず、さすがに15分の花火のために昨年に続き何度も来ないだろう、と考えた。私は自宅から車で下道を50分ほど。それで昨年の密度の花火が観られるなら、と再びやってきた。そうしたらそれから夕刻までに、知り合いの愛好家が次々にやってきて顔を合わせ、驚いた。16時過ぎに三脚を運び、咲き具合を嘆きながらも、なんとか少しでも花の多そうな場所をロケハンし、そこに置いた。昨年同様に折りたたみ椅子を運び、座った状態でかなり低めに構えた。花密度が薄すぎるので、視点を花の開花している高さまで下げて少しでも奥の花と重ねて多めに映り込むことを計算。昨日のポピー畑のように「ブワーッ」と広がっていたら、と期待して、そうしたらもっと視点を高くしなければ、とかいろいろ撮影プランを考えて来たが結局昨年と同様。いやそれよりもっと花を写す条件は厳しい。せっかくだから花火の前景にポピーを入れたい、というのも昨年同様。
 昼間のフラワーフェスティバル関連の催しが全て終了するのが15時30分。花火開始が19時30分、とその間4時間。これではイベントとして一体感があるかというのは難しい。露天商などは花火の時の客も期待してかずっと営業を続けているのだが、イベント自体はいったん終了してしまう。そこで帰宅した客が15分の花火のためにまた出直すか?というとどうなのだろう。しかし花火開始時にはそこそこ客が集まっていたから、広報はまずまずだったのか。
 花火打ち上げには司会進行アナウンスも付いてきちんとしている。15分で5部構成というのも驚きだが、ちゃんと5種の変化をつけているのも工夫されている。ラストが一番凝っているのも昨年同様だ。風向きがまた昨年と似たような南東で向かって左方向に星が流れる。その分を考慮した画角が必要で、やはり16ミリ程度のワイド展開。16ミリあれば10号を打たれても画角に入るが流れ気味。
 片付けをしていら誰も居なくなった昨年よりは、残っている一般客が多かった。周知されて来ているのだろうか。しかし露天商の周り以外は真っ暗になってしまうので、もう少し仮説照明でも欲しいところ。
 帰路はナビまかせにしてみたら、走ったことのない道をチョイスで不安だったが、とても早く着いてびっくり。次回が在ればまた来たいが、いつかポピー満開と花火がうまく合う時期に開催されると良いのだが。
    

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