花火野郎の観覧日記2018

観覧日記その11 6/2
第37回 横浜開港祭2018 ビームスペクタクルinハーバー

  
神奈川県・横浜市


プロムナードの様子。細長い

撮影場所。センターが私の三脚

18時頃の海際

最終的には人との間にも
すべて観客が入った

みなとみらい方面の夜景

   

    

   

   

    
   
 今回「驚愕」と感じたのは、開港祭2018の公式HPで5月初めに開催日時をチェックした時のこと。そこにはビームスペクタクルinハーバーとその花火打ち上げについて詳しく記載された専用公式ページが用意されていたからだ。時間や場所はもちろん会場見取り図も用意され、観覧好適地とか混雑場所とか親切に記載されていた。なぜ驚愕かというと、「開港祭の最後に花火が上がる」という事実は長いことオープンにされなかったからだ。一時は公式HPに花火がありますどころかそのグラフィック(イラストや写真など)さえも一切載らなかった。もちろん花火好きや地元住民にとっては周知の事実なのだが、それは永いこと花火の気配を一切消し去り、あたかも花火目当てに他から新規の客が来てしまうことを予防しているかのようだった。だから「花火が在りますよ、どうぞお越し下さい」への応対の急変は信じられないことだったのだ。
 今回の観覧場所は正式には「ロジスティクスパーク横浜 大黒プロムナード」という。私有地を一般開放している場所で、2009年にオープンし近年夜景スポットとして有名になった模様。もちろんオープン以前は無かったポイント。写真の方が夜景専科ではない私がここを知ったのもその夜景がSNSなどで多く出回るようになった昨年で最近のことだ。だから大黒プロムナードを知らなかった最初はどうしてこのアングルで撮れたのか不思議でしようがなかった(不思議の理由は以下)。
 それで開港祭を心待ちにしていた。というのも開港祭や今や無くなった神奈川新聞の花火を臨港パークと花火を挟んでちょうど反対側、つまり裏から「みなとみらい地区」の夜景を背景に観たい、撮りたい、という願望は20年以上も前からあったからだ。しかしそれは叶わなかった。真裏には「瑞穂埠頭」という絶好の場所があるのだが、ここには米軍関連の施設があり、根元から立ち入り禁止。以前その近くでなんとか撮りたいとロケハンしていたら、通りがかった近隣住民から「こんなところでカメラや三脚を出さない方がいい(スパイ活動!?)」と忠告された。以来一度も行ってない。つまり一般人がこのアングルで撮れる場所自体が無いはずなので不思議だったのだ。
 そして今回のポイント。ここはなんとその瑞穂埠頭の一部を挟んで遥か後方に位置している。つまり立ち入れない瑞穂埠頭側から観たような光景になるのだ。長年の念願が叶った。しかし20年以上前に叶ってしまったら、発展著しい現在の煌びやかなみなとみらい地区の夜景を花火と合わせることができなかったかも。
 車で行こうかと思ったが、近くに公共駐車場が見当たらず、ちょっと停車して夜景を見て立ち去るくらいならともかく、待ち時間から花火終了まで何時間も路駐する勇気もないので電車とバスで。最寄り駅は京浜東北線の鶴見駅。そこから路線バスで30分ほど。このバスは土曜の午後だと30分に1本くらい。
 たどり着いたそのプロムナードは、なるほどみなとみらい地区から山下公園にいたるまで眺めは素晴らしく、およそ埠頭と呼ばれる場所としては極めて珍しく海際に入れるのだった。しかし代償としてここには、駐車場、トイレ、東屋、ベンチ、売店や自販機、水飲み場、遊具といった施設が全く無いのだった。低い街路灯(庭園灯?)はあるものの施設はそれだけ。水道はあるが樹木の散水用。代わりに植栽された木々は多く、木陰はたっぷりあるので陽射しが強いこの時期に待ち時間を過ごすには快適だ。つまり公園というよりは遊歩道のある緑地帯。後から来た知り合いに聞くと一番近い公共のトイレは徒歩30分ほどとか。あたりは物流倉庫や工場だけがある場所で、当然各施設内は立ち入り禁止。そこに広大な駐車場が広がっているのにそれは施設関係車両用。路上には自販機も無く、近くに公共の公園が2箇所にあるがそこにもトイレは無い。駅でトイレに行き、飲み物を買っておいて良かったぜ。
 ちなみにバスは「さとうのふるさと」行き。なぜかというと大黒プロムナードの隣の終点には大きな製糖工場があるからだ。製糖工場が砂糖の故郷か。なかなかメルヘンでロマンチックなバスの行き先じゃないか・・、てちょと待ったぁ。砂糖の故郷はサトウキビ畑じゃないんかい?
 15時頃現着した時点では三脚建立は一番乗り。全体をロケハンして、海際より視点の高い遊歩道を見つけてそこに置いたのだが、それが他の三脚を呼び寄せた。あとからやって来て海際に置いた写真愛好家が、私の三脚を見つけるや構図の確認も無く隣に並べたのは、よくある話だが驚いた。
 あとは海風に吹かれて涼しい木陰でのんびりと待ち時間を過ごした。最初は人もまばらで、こんな離れたところで見物する物好きは少ないのだろうと思っていたら、以降続々と集結。18時頃の段階で海際の防護柵沿いには6〜70人の写真愛好家が三脚を連ねていた。その後花火開始までにさらに増えたので100本近い三脚が在ったと思う。近くに住民がいるのかどうか、何組か家族連れも見かけたが90パーセントが写真愛好家。それでも全長500メートルほどのプロムナードなので、まだ数100本の三脚を飲み込めるだろう。
 これまでの開港祭の観覧経験から推定される花火の出所のうち沖台船までの間合いは約2.4キロメートル。風は南からで大黒からも臨港パーク側から観ても横流れ。花火の北側に風力発電の施設があるのでそのプロペラの回転で風の強さと方向がよくわかる。
 花火が出てみると位置的には予想通りだったが、台船は防潮堤かなにかの陰になって見えないのだが、おそらく前後の台船がちょうど重なるような配置に見える場所だった。最大7号で、初めてのアングルだが、横位置で120ミリ前後くらい。30分ほどの撮りを楽しんだ。
 終了は20時50分頃。せっかくだから夜景も少し撮ってから帰る。花火終了後にまだバスが運行中だったので、同じ路線のバスで戻ることが出来た。しかし写真愛好家がそれだけ居たのだから、帰路のバスはけっこうな混雑だった。そこに居た半分以上の客はマイカーとみたがどこに駐めたのだろう。近くにほとんど路駐車両は無かった。自宅からは片道トータル2時間半ほどの行程だった。
    

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