花火野郎の観覧日記2019

観覧日記その18 12/3
秩父夜祭花火大会

  
埼玉県・秩父市


ミューズパークの紅葉

落ち葉がブワー

夕刻の秩父市街

尺玉100連発

尺玉100連発

尺玉100連発

尺玉100連発

尺玉100連発

黄金の滝

右の写真に屋台が写っていました
   
 芸術協会の花火は無くなったけれど、荒天やそれによる災害などで中止になった大会のように、大会そのものが無くなったわけでも花火が打ち上がらないわけでもない。秩父夜祭は、それなりの物量のあるわが県内のこの時期希少な花火大会。幸い好天に恵まれて出かける。
 観覧は2016年に撮ったミューズパークからにしようと考えていた。いちいち街中に降りないつもりでコンビニで弁当や飲み物を買ってから向かった。予定撮影場所よりもずっと下の方の展望撮影ポイントには、平日というに早くも三脚が並んでいてびっくり。こりゃうかうかできない、と予定地にたどり着くと幸いに一番乗りだった。車で横付けして機材を下ろせない場所だけに、徒歩とか山坂道を登るとか機材を運ぶとか担ぐとか、それが嫌な花火・写真愛好家は来ないからなぁ。
 この日は朝から暖かかった。目的地に昼頃到着すると上着なんか要らないくらい。暇なので近場の山斜面に設けられたアップダウンの多い散策路をハイクすると汗ばむほどの陽気。午後は紅葉狩りや昼寝で過ごす。風が吹くたびに近くのクヌギを主体とした森から凄い量の落ち葉がブワーッと吹き飛ばされて壮観だった。
 暗くなると街路灯も無く足下も見えない観覧場所なので、17時過ぎに防寒装備に着替えてから機材を運ぶ。山坂道の上り下りがあるのでカメラザック。カメラは1台だけ。
 それまで間断なく打ち上がっていたが、夜祭り花火の本番は19時40分くらいから始まった。昨年度から日本芸術花火が無くなって、それを見ていないので尺玉100連発をどのように打つのか興味津々だった。始まってみると連続して100発打つのではなく、おそらく地元の煙火店ごとかの区切りで左右から1発ずつ打ち上げ。途中から対打ちになるというスタイル。尺玉20発を5組、左右交互に単発打ち10発から対打ちに変わって10発(対打ち5回)で少しインターバルが空く。左右二箇所打ちの場所も変わらない。つまり芸術協会の対打をしていた時と打ち上げ方はそれほど変わらない。違うのは煙火芸術協会の玉かそうでないか、ということ。もちろん尺の玉数としては芸術協会の時より倍近く増えてはいる。
 秩父らしい。というか、花火の煙が低くたなびいて層となって残り、花火を隠してしまう、というのは今回もそうだった。もっと近くで見ていれば見え方も違うかもしれない。珍しく北風傾向だったが、快晴なのに開花域の煙を吹き飛ばすほどの風はなく、羊山から武甲山にかけて低く煙が滞留してしまい残念だった。10号の盆に層となった煙が横一直線に串刺しになっていた。
 尺玉100連発から大玉スターマイン、黄金の滝が終わると、この後各町スターマイン、虹のスターマインと続くが、居場所から見て羊山上空の煙滞留が解消されないのでクリアには見えないと早めに引き上げる。まったく人工光のない場所なので、帰りは大光量の懐中電灯がないとどこかで転げ落ちるので注意が必要。
 私の撮影場所からは10名ほどが見物。撮影をする人は私を入れて5名だったが、引き上げる時、もう少し下った旅立ちの丘展望スポットあたりには車で乗り付けたものすごい数の観客が見物していて驚いた。車も駐車場に一杯で入れない車はそこらへんに駐めての見物。
 帰路は渋滞も無く順調だが秩父からは2時間半ほどかかる。
    

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