花火野郎の観覧日記2022

観覧日記その6 8/14
モビリティリゾートもてぎ 花火の祭典 TO THE NEXT STAGE

  
栃木県・芳賀郡茂木町

    


二尺筒はここ

 

 

 

20号・里山の忘れ柿

 

 

 

20号・錦冠小割浮模様

地割れスターマイン

第5部 Life is Miracle
明日への讃歌

第5部 Life is Miracle
明日への讃歌
    
 開業25周年記念のここは4月から「モビリティリゾートもてぎ」と名称を変えた。本来のモータースポーツを中心に、アトラクションからグランピングまでファミリーで楽しめる一台リゾート施設に進化している。
 夏のもてぎは2014年を最後にとある理由からもう来ない、と決めていたのだが今は完全指定席なので、駐車場から指定席に直行してあとは近隣をウロウロしなければその理由から免れると考えて観覧を決めた。14日は他にも大会があったが行き慣れたチョイスということもある。
 お席確定なのでゆっくり出かける。それにしてもチケット発売日はまず指定席を確保それから・・とやっているうちに近場のS2駐車場が売り切れになってしまった。自宅でのPC操作だからそれなりに迅速な打ち込みなのだがそれでも買いそびれた。発売日はものの30分ほどで数の多いAB席を除いてあらかたの指定席が完売した。いつもより多く歩かねば。
 私の居た観覧席は夕刻の開始時間間際になってようやく全ての客が着席した。そして驚いたことに本格的な撮影なんかしているのは私だけだった。
 風向きはだいたい予報通りで弱含みの南東風。見かけは右からの横流れだがなにぶん弱い。そしてパドックレーン他での星打ちや仕掛けものの物量がいささか多すぎた。それで盛大に発煙し、背後の花火を隠してしまう構成が多く繰り返された。ときに東風でその煙はグランドスタンド一体に襲来した。
 花火以外の、サーチライトとか余分とも思える演出が多すぎる感じだった。スタートも10分近く遅れた。5分遅れでスタートしたものの、今回花火の祭典そのものに冠スポンサーをつけている関係かCMぽい映像を散々見せられ、その後は音楽とサーチライトのダンスでまた5分。肝心の花火がなかなか始まらない。ここは期待に胸膨らむ、かさっさと花火自体を始めてくれ、となるかは観客次第だろう。私は後者。
 進行アナウンスは男性に変わったが、会場の音響が悪くなったのか思うほど、全体にワンワン反響して喋っている内容が聞きづらかった、それよりもパートごとの花火の内容のトークが以前より悪化。そのパートで何を打つのか、抽象的な表現でまったくわからない。でたとこ勝負。
 観覧場所から見た限りでは、花火のセッティングは通常と変わらないと見えたのだが、中盤で北側のオーバルコースの方まで相当広く設置されてそこから放たれたのに驚いた。南側オーバルは現在は客席を設けているのでそちらまでは延ばしていなかった。この設置は2009年以来のワイドなものだ。その年にはオーバルコースの半周も使って1,200メートルもの打ち上げをやったが今回はおそらく北側のみで500メートルくらいだろう。この設置での打ち上げは2回ほど行われた。私の立ち位置からはそれが正面に見えるくらいだが、さすがに想定していなかったので画面外にならざるを得なかった。
 終盤、夏の興行も久しぶりの私には夏には毎回やっていたのか測れないが、私にとっては懐かしの「地割れスターマイン」が見られたのは感無量。
 二尺玉は2発用意されていたが、アナウンスでいっさいその打ち上げには触れず、おそらく一般客にとってはいつどれが二尺だったのかわからないのではないかと思う。2発はおそらく「里山の忘れ柿」と「錦冠小割浮模様」と思う。おそらくと書いた1発目は、残念ながら正月公演のような出来ではなく開きがイマイチ。2発目は良かったが、私の位置からでは事前のプログラムの発煙で下半分がよく見えなかった。南側第3ターン側からならよく見えたのではないだろうか。
 もてぎらしく、コンディションは残念だったが物量ではなかなかのものだった。印象として夏公演はいささか大味か。と感じたのは、和火系、引き冠系。銀など色味の無いパートが多く、カラフル好きな私には正月公演ほどは心が踊らなかった。
 夏のもてぎは久しぶりなので、駐車場と指定席の往復で、汗だくになって消耗した。特に帰りは、感染が怖くなるほどの密集行進。これが堪えた。おそらくもう夏の公演には出かけないだろう。
    

INDEXホームページに戻る
日記のトップに戻る