花火野郎の観覧日記2022
観覧日記その8 9/10
片貝まつり 浅原神社秋季大祭奉納大煙火
新潟・小千谷市
田んぼの農道は車で一杯 |
撮影場所付近から桟敷と筒場方向 |
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大柳火 |
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大柳火 |
20時30分 三尺玉 |
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みつわ会 還暦打ち上げ 20号3発入り |
四尺玉 |
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コロナで中止のせいもあってまた5年ぶりの片貝だった。9日10日が、金、土曜なので2日目を久しぶりに観覧できたわけだ。
日本海側は天候不順の夏だったが今日は前回2017年の時と同様に、早朝から快晴で暑い1日になった。
現着は午前9時頃。前回同様に片貝バイパス沿いの田んぼエリアの一部には、数日前からの車中泊組が何台も陣取っていた。私もバイパスに駐車できる時間まで農道にひとまず駐車。
既着の愛好家グループと挨拶と歓談ののち街を散策して時間を潰す。住宅街はまだ静かだが露店が立ち並ぶ目貫通りはまだそれらが営業中ではないにもかかわらず結構人通りが多い。
変わったところ、変わらないところ。たくさんある。新しい道ができた。スーパーができた。よく利用したスーパーが営業をやめた。改修されたり新しい家がたくさん・・・・。煎餅屋の廃墟はそのまま・・。2017年の時に、確認したポプラの木は、もう切り株も撤去されて、それこそ跡形もなく無くなっていて、寂しかった。日中あちこちで見かける「玉送り」の屋台を引く様子もコロナ前と変わらない賑やかさだった。
境内で番付を求め、午前9時から当日売りの桟敷席、そしてカメラ席などを現地販売するので並んでいちおうカメラ席をゲット。5,000円というその価格に財布から札を出す指が一瞬躊躇した。そしてカメラ席を下見。すでに午後4時からの入場というにその順番取りの列が、といっても物を置いてあるだけだが、できていた。
30年前も今も、片貝まつりでの悩みは食事。飲食店はないし、あっても祭りの日は休業。露天商はたくさん立ち並ぶが、昔も今も、扱う商品は変われど弁当やおにぎりなどそういう類は売ってない。新しくスーパーができていたので行ってみたが、祭りの日の関係かコロナの関係か弁当とかパンとか食事物はいっさい扱っていなかった。出店のひとつで小さな丼ものがあったので昼食はそれだげたった。神社入り口にある昔からあるスーパーのような店はながらく愛用していたのだけれど閉店したようで店先で飲み物とかを扱っていたのみ。
消防団の建物の背後にビール扱いのカフェが早朝からオープンしていた。午後は目抜き通りに出ていた露天のクラフトビールのお店で買い求め神社境内で一杯。カフェでもビールを求め、撮影場所の川の辺りでHelinoxチェアを持ち出して心地よい風を浴びて昼寝混じりで一杯と。久しぶりに長閑でのんびりとした午後の待ち時間を楽しんだ。
桟敷周りは何度も撮ったので結局5,000円もしたカメラ席は使わなかった。しかし使えるカメラ席というだけ優れている。なに某所で使えない40,000円のカメラ席を放棄したことを思えば見物料としては安いもの。撮影は30年近くも前に片貝に来始めた頃に自ら開拓した田んぼエリアの撮影場所を久しぶりに使った。ここで何度か撮影したが、花火の根本の風景は、新しい家が建ったりして少しだけ変わった。
ここは写真屋もそうでない人も見物人が増えたが、のんびり撮れることと、離れているので花火の高さがきちんと出るところが気に入っている。画角も尺を撮って50ミリ程度と自然な収まりだ。桟敷のアナウンスはかろうじて聞こえる程度だが、桟敷席の紅白幕や、一段高い場所にある筒場全体もよく見える位置だ。
車は駐車可能な13時を待って片貝バイパス沿いに置き直した。それでも撮影場所までは数分の距離。これもチョイスのひとつかな。境内近くのカメラ席から引き上げてくるのは結構大変。
片貝の花火は3時間と長い。コロナを挟み各地で大会が再開しているが、どこも短縮や規模縮小で1時間もやれば長い方、という中で、片貝は長い。片貝も、そして長時間の花火観覧も久しぶりで集中力が持つかなと心配だった。きれぎれのアナウンスを番付と照らし合わせ確認しながらの撮影。昨今のスピーディなワイドスターマインはないものの、矢継ぎ早にアナウンスして間を置かず番付を消費しているのだがそれでも全体としてゆったりした観覧と撮りだった。
三尺は良かったが四尺は、この場所の撮影がずいぶん昔だから出どころを失念していて曲導が出てから向け直して間に合った。そうそうそういえば、10号や三尺よりは左方向だった、と後から思い出す。
四尺が無事に打ち上がり、撮影も終えたところで撤収にかかる。すぐに車を出したものの、30年近くも昔、快適に小千谷ICを目指す道は忘れたのでナビ任せにしたところ交通規制で通行止めの道路に突っ込むとかナビが大チョンボをやらかし、結局アナログで迂回して小千谷ICまで1時間くらいかかった。帰宅は途中の仮眠と超遅い夕食を挟んで午前2時半。
来年は土日開催と滅多にない日取りなのは良いのだけど、このような帰宅時間だから行っても初日だけの観覧になるだろう。
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