花火野郎の観覧日記2022

観覧日記その2 2/11
「土浦の花火」〜後世に伝える匠の技〜第2章
2大花火競技大会「土浦」「大曲」夢の競演!!

  
茨城県・土浦市

    


変芯変化菊
野村花火工業株式会社(茨城)

椰子芯引先青白
株式会社山崎煙火製造所(茨城)

紅の輝き(花車系)
株式会社丸玉屋小勝煙火店(茨城)

牡丹八方
野村花火工業株式会社(茨城)

青海の世界
筑北火工堀米煙火店(茨城)

錦八方入牡丹
野村花火工業株式会社(茨城)

青の輝き(花車系)
株式会社丸玉屋小勝煙火店(茨城)

ひかりの花束
野村花火工業株式会社(茨城)

市松文様花(花車系)
株式会社丸玉屋小勝煙火店(茨城)

きらめきの花
野村花火工業株式会社(茨城)

冠八方八重残芯錦先青緑
筑北火工堀米煙火店(茨城)

黄芯引先白紅点滅
株式会社山崎煙火製造所(茨城)

変芯錦紫銀乱
有限会社森煙火工場(茨城)

冠八方八重残芯錦先青緑
筑北火工堀米煙火店(茨城)

三重芯錦先緑
金沢煙火工場(茨城)

四重芯変化菊
野村花火工業株式会社(茨城)

五化芯五度変化先銀点滅
株式会社山崎煙火製造所(茨城)

四重芯錦冠菊
金沢煙火工場(茨城)

昇曲導付四重芯菊先紫銀乱
響屋大曲煙火株式会社(秋田)

ラズライトシャワー
響屋大曲煙火株式会社(秋田)

昇銀竜三重芯変化菊
小松煙火工業株式会社(秋田)

玉桜
小松煙火工業株式会社(秋田)

三重芯引先緑紫スパンコール
株式会社和火屋(秋田)

霞草芯和火先霞草
株式会社和火屋(秋田)

昇曲導付き三重芯変化菊
株式会社北日本花火興業(秋田)

五輪の華
千輪咲 株式会社北日本花火興業(秋田)

昇曲導付五重芯菊先紅緑銀乱
響屋大曲煙火株式会社(秋田)

ジュエリーチャーム
響屋大曲煙火株式会社(秋田)

昇銀竜四重芯変化菊
小松煙火工業株式会社(秋田)

クリスタルオパール
小松煙火工業株式会社(秋田)

三重芯錦先ピンクレモンスパンコール
株式会社和火屋(秋田)

万華鏡芯写輪丸
株式会社和火屋(秋田)

昇曲導付き四重芯変化菊
株式会社北日本花火興業(秋田)

天空のユートピア
株式会社北日本花火興業(秋田)

昇曲導付五重芯菊先緑銀乱
響屋大曲煙火株式会社(秋田)

ダイヤモンドを
ちりばめたペンダント
響屋大曲煙火株式会社(秋田)

昇銀竜五重芯変化菊
小松煙火工業株式会社(秋田)

茜空
小松煙火工業株式会社(秋田)
    
 この一連の打ち上げは、新型コロナウイルスの影響で2年連続の中止となった「土浦全国花火競技大会」の代替企画として土浦市、大仙市と全国の煙火業者により開催された。第1弾は、「全国の花火師大集合」と銘打ち、1月15、22、29、2月5日に開催され、17都道県から45の花火業者が参加。1回あたり2分30秒の持ち時間で、毎回11〜12業者が最大4号で1日約1400発の花火を打ち上げた。最終日の11日は、第2弾として「2大花火競技大会・『土浦』『大曲』夢の競演」と銘打ち、日本三大花火大会の一つ、秋田県大曲の花火大会(大仙市など)と連携して行われた。内容は5号までの土浦スターマインと、大曲創造花火。土浦関連の5煙火業者による7号、10号玉。大曲関連の4煙火業者による10号玉が披露された。開催の模様はWeb配信のほか、11日は地元LuckyFM茨城放送を通じて生中継された。このFM放送にはゲスト解説として、大仙市の小松煙火工業社長の小松忠信氏が出演した。
 打ち上げの扱いはあくまでサプライズ仕立てで、場所は非公開。私は知り合いから出品煙火店ルートの情報を得られて打ち上げ場所を知ることができた。そして仕事で行けなかった1日を除いて計4回観覧。非公開とはいうものの初日の翌日には写真付きで広報されたせいで、地元の人にも開催地が判明。会を追うごとに霞ヶ浦周辺には多数の客と車が集まっていた。最終日の11日は休日ということもあり、また風向き予報などから、霞ヶ浦湖畔の周回道路には早くから愛好家たちが集結していた。私は現着が過去回と同じ14時頃だったが、すでに予定観覧場所には知り合いの多くの愛好家氏が集まっていた。これまでに見かけなかった、というか開始間際に来て、顔も合わさなかったせいかどうか知り合いの愛好家に会うことがなかった。後でSNSなどで写真を見ると「ああ、来ていたんだ」と思うことはあっても。それが今回は早くから集まっていたせいで、終日久しぶりに会う多くの知り合いと歓談をして待ち時間を過ごすことができて嬉しかった。
 車は近くの駐車場所に置いて、機材は過去回同様にカートで運ぶ。
 最終日、第2弾はこれまで湖岸からの打ち上げだったのに加えて、7号、10号、ワイド系スターマインについては打ち上げ台船からとなっている。これは一昨年10月にやはり土浦行われた花火サプライズイベントと同様だ。今回はその時とは係留位置が異なっている。台船は4隻を連結させた横幅をとった仕様となっていた。この台船位置から、最適観覧場所は割り出せたが、そこは湖面が見られない場所で、見通しが利く位置まで若干ずらす必要があった。台船までは約1,300メートル、もうひとつの打ち上げ場所の土浦新港までは約2キロメートル、とやや遠いディスタンス。カメラは2台体制でいずれも縦位置。台船の10号打ちまでは65ミリ、5号までの土浦新港は135ミリの画角となり、この2箇所でそれぞれカメラを振り分けた。風は北東で若干左に流される感じか。暗くなって予報より風が強まった。
 素晴らしい晩だった。久しぶりに見る大曲勢の尺玉、茨城勢の尺玉、計40発はいずれも見事な開花で感嘆した。
 同じワイドスターマイン仕様でも、茨城勢、大曲勢、それぞれにタイミングや打ち方の個性があり、違うものだなぁとあらためて感じた。観覧場所は距離もあり、ミュージック仕立てのワイドも音は聞こえず射出のタイミングが測りづらいので何度か肩透かしというか、レリーズのタイミングを外したりした。間断なく花火撮影ができていたコロナ前と違って観覧のインターバルが長いというのもあるけれど、いつまでたっても修行だなぁ。
    

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