花火野郎の観覧日記2022

観覧日記その11 11/5
土浦全国花火競技大会

  
茨城県・土浦市

    


 

 

 

 

 

 

 



 

  
 この土曜は仕事の日で、土浦観覧は諦めていた。だから有料席なども買っていなかった。その仕事が昼過ぎに終わったので、今から行ってもなぁと思いながら車を出す。有料区画以外はかなり規制されると聞いていたこともあり、例年の土手裏の田んぼは無理かなー。それで遠花火はわかっていたけど、今年1〜2月に観覧した霞ヶ浦の畔に車をつけた。
 午後も半ば。付近には既にけっこうたくさんの車が駐車し、人も多かった。どうやら皆さんここから遠花火の観覧をするようだ。
 10号までの直線距離は5キロメートルあまり。ゆえにスターマイン競技はもう少し離れるので最初から撮影というか観覧も難しいと思っていた。撮りは望遠ズームを付けたカメラ1台。
 通常の10月開催の時より、1時間ほど早くのスタート。1ヶ月ずれこんでいるもののプログラムは90番を超えてコロナ前の開催時と同じ規模になっている。したがって普通に進行すれば2時間30分はかかる見込みだから、終了が早くなるのはありがたい。
 オープニングの花火教室やスターマインで出どころと上がる高さや規模がだいたいわかった。案の定小さい。低い。そして標準審査玉で10号が上がり、やはり一際高く、盆もそこそこで撮りは10号競技だけになりそうかな。霞ヶ浦の湖面を入れて10号は大体200ミリ欠けくらい。そして本割が始まり、スターマインや創造花火の競技は寄せて300ミリでもまだ小さい。当然肉眼では昨今の凝った星の細部まではとても見えやしない。双眼鏡で観覧のレベル。だから観覧したとはとても言えない。おまけに安全対策か、スターマイン競技ではいち業者あたりの設置スペースの幅が従来より削られて、おそらく近場で見てもかつてほどの幅がないのではと思った。トラや凝った虹変化の曲打ちをあしらっても打ち上げ幅がないと効果的かどうか。私の距離ではほとんど1箇所で上げているも同然だった。
 10号は業者にもよるが高さもあって見応えはまずまず。ラジオでAM、FMの実況でも聴かなければ、これだけ離れての観覧では近くにずらりといる一般の観客には進行はわかりづらいだろう。今年は観光案内所などでのプログラム冊子販売もなく、スマホでそれを見ながら観覧するか、DLしてプリントしない限りは有料席の客以外はプログラムを手にする機会がない。近くで撮影や観覧をしているほとんどの一般客がプログラムを手にしていなかった。
 この日も数機のドローンが打ち上げエリアを遠まくように繰り返し飛行していた。私の居た湖岸からも飛び立っていくドローンがあった。おいおい夜間でイベント開催で許可とっているかよ・・・。
 ワイドスターマインである「土浦花火づくし」も従来通りにプログラム中盤に組み込まれていた。10号競技とこの花火づくしだけがこの日絵になる撮影対象。私の位置からのワイド列に対する向かい角もあるけど、過去と同様の幅と規模だったのかどうか。なんか狭い気がした。しかし打ち上げ所要時間は十分に長く、見応えのある内容だった。
 2月の時、地元の人に長く現地の話を聞く機会があって、その中で「霞ヶ浦に雪は降らない」と言っていた。なんでも水温が高いのだそう。それでこの日は防寒対策をしていたのであまり冷え込んだ気はしなかったが、さすがに久しぶりの競技会完走の長時間観覧でそこそこ冷えた。帰路の途中の土浦市内で食事をして、自宅に帰ったあともカメラが冷たいままだった。
 コロナ前のしかも中断のない通常開催では、終了後は車での帰路は渋滞した。少なくとも隣のつくば市近くまでは混んだ。しかし今回は混雑エリアから遠く離れているせいで、一才渋滞もなく帰宅できた。 最後のプログラムまで完走したのはコロナでの中止期間も挟んで5年ぶりか。実に長い時間が過ぎたが無事に終了してなによりだった。
 撮影した画像を拡大すると、微妙に描線が波打っているのに現地で気がついた。2月の時も同じで、それで原因を考えたがカメラブレではなさそうだ。約200ミリから300ミリの望遠領域なので、今回は三脚を二本使い、カメラと鏡筒を支えているのでブレ対策はがっつり。しかも2月の時より風もない。強風なら星も泳ぐが、そうではない。
 かつてもっと短い2キロメートル離れた秩父夜祭の撮影でも似たようなことになったが、今回はさらに遠い5キロメートル離れている。これは間違っているかもしれないが大気の揺らぎなのではと。天体観測などでは何万光年も離れた星を地上から高倍率の望遠鏡で観測するため、この大気の揺らぎは大問題になるが、それほどの間合いじゃないにしても距離が離れれば影響するのか。
 冬場でも、日中駐車場に駐めた車の屋根から、熱せられた空気がゆらゆら立ち上って向こう側の景色を揺らめかせている。それが都市規模、ということで、圧縮された距離が長いほど顕著というわけ。これがもし山の中とかなら、そうとうクリアかもしれないが、大きな市街地を挟んでいるだけに街全体の熱量もあり、上空との大気の温度差もありつまり陽炎が立ち上るように市街地の上空でゆらゆらと空気の揺らぎか生じているのではないかと。構図としては花火との間に土浦市の駅周辺の一番の市街地や幹線道路を挟んでいるわけで。それが5キロでは相当圧縮されて上空の発光物ほど影響を受けているのかと、考えた次第。地上の静止した、たとえば建物の明かりとか、鉄塔の赤い航空障害灯などはブレていない。いや揺らいでいるのかもしれないが、花火の星のように光が移動しないからそれが目立たないだけかもしれない。


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