花火野郎の観覧日記2023
観覧日記その10 9/16
第36回 利根川大花火大会
茨城県・堺町
会場の様子
会場の様子・左手が本部
会場の様子
雷雲
撮影場所から
オープニング花火
紅屋青木煙火店
ミュージックスターマイン
ウルトラセブン
北日本花火興業
大会記念花火
Anniversary
磯谷煙火
ミュージックスターマイン
飛べ未来へ
マルゴー
エンディング花火
ひかり、その先へ
伊那火工堀内煙火店
エンディング花火
ひかり、その先へ
伊那火工堀内煙火店
エンディング花火
ひかり、その先へ
伊那火工堀内煙火店
エンディング花火
ひかり、その先へ
伊那火工堀内煙火店
現地には11時過ぎに到着。会場に向かう道すがら、驚いたことに、この赤川の花火観覧時に過去に何度か宿白したことのある「ホテル白樺」がなくなっていた。すでに更地になっており、跡形もなかった。このホテルを利用したことがある花火愛好家も多いと思う。なにより安かったし。事態の流れとはいえ誠に残念。
会場に着いて、堤防道路から見渡すと整然と膨大な量の椅子が並べられていて壮観だった。例年法面を跨ぐように設置されていた本部席は、堤防法面の芝生養生のためということで、河川敷に移されて設置。河川敷から足場などで嵩上げされて床面は堤防道路より高い位置にあった。
この本部席が前に出たことで、一部のカメラマン席からは画角に本部席が入りこんでしまう形となったので、例年通りに切られたカメラ区画だが事実上使用できない範囲が生じた。
私も例年とは違って本部席より上流側に位置取りした。午後は撮影場所近くでチェアリングしてのんびり過ごす。
4年ぶりの通常開催ということだが、コロナ前とは大きく変わったことがある。それはこの大会の前身である、東北6県花火競技大会から続いていた「競技会形式」と訣別したこと。
赤川ではスタートからエンディングまで何度か盛り込まれるワイドプログラムが有名になっているが、それは本来競技の幕間だった。しかし近年はそれが目玉で主体となっている感があった。今回は競技プログラムは無く、紅屋青木煙火、北日本花火興業、磯谷煙火店、マルゴー、伊那火工堀内煙火店による5つの特別ワイドプログラムを中心に、かつて競技に参加していたのその他の出品者が幕間に、尺玉やスターマインを打つ、といった構成になっていることが大きな変更点だ。
花火大会も時代と共に変わっていく。変わらない良さを維持するのか、柔軟に時代とその時々の観客のニーズに沿った変更や改革をしていくのか、どちらがいいのかはわからない。
運営方も時代と共にメンバーが変わり、若返り、ポリシーも意欲も、方針も人と共に変わっていく。ここでは新しい変革や方向性を受け入れたのだと理解したい。
夕刻には会場正面に図鑑に出るような典型的な積乱雲が発達し、打ち上げ中も何度も稲光を発していた。会場に降られることにならなかったのは良かった。しかし順調に進んだ打ち上げだが、20時くらいを境に風が変わり、メイン側に上流側から差し込む風向きになった。逆風ではないものの風力も弱く、後半の磯谷、マルゴー、堀内によるワイドや10号、スターマインの大部分が煙に没して残念だった。
それにしても5つの特別ワイドプログラムでは、それぞれの煙火店は間違いなく過去最大の物量で上げていて驚いた。密度が高いのばかりが良いとは言えないが、いずれの業者もうまく打ち分けて持ち玉が物量で埋没しないように工夫していると感じた。特別プログラムの5大煙火店の10号も別立てで観たいとというのは贅沢かもしれないが、そうだったらいいのに、と思った。
終了後も混乱なく整然と観客は退出していた。やはり自由に敷物を敷いて場所取り、という場合に比べれば観客は少なめなのか、ホテルに向かう道すがらは車が流れていて驚いた。
渋滞していると思い込んで車を会場近くに駐めたままホテルに向かい。翌朝取りに行ったのだが午前6時前に既に交通整理スタッフが出ていた。撤収や清掃の作業にあたるスタッフがぞくぞくと車で会場に集結していたのだ。その一人一人に素晴らしい運営と花火を感謝したいと思った。
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