花火野郎の観覧日記2023
観覧日記その11 9/30
大洗海上花火大会
茨城県・大洗町
今年もサンビーチでの音楽ライブイベントと花火のコラボレーション企画のようだが、ライブの方は興味ないのでその日の風向き次第で観覧しようかと。そして予報から、今回も大洗漁協側の打ち上げ場所裏手側からの無料観覧に決めて車を出す。
マリンタワーに向かう道路脇には、「花火のために渋滞します」という看板や、「サンビーチ有料駐車場は完売、当日券はありません」の看板もならぶ。あの広大なサンビーチ駐車場が埋まるとはたいへんな盛況ぶりだ。
相変わらず漁協近くの駐車場は海鮮ものの食べ物屋目当ての観光客で満杯で、12時30分くらいにいつもの店に行ったらお目当ての大半のメニューがその時間だというのに売り切れになっていた。その後も13時くらいに早々に営業終了していた。もちろん付近には他の店もたくさんあるので夜まで飲食や土産購入には困らない。
この日は仕事で傷めた腰痛で、広範囲に歩いてロケハンすることができず、車を止めたなるべく近くの観覧ということにした。昨年と同じ場所での撮影も可能だったが、そこではコンディションの良かった昨年度にほぼ完全に撮影済。それでまったく同じ絵を撮る気もせず他の場所にした。
歩き回れる範囲で、漁船が並ぶ海べりにした。しかしながらこの漁船とか写るかなー。より撮影難易度の高い場所選びとなった。昨年工事中で足場で囲まれていた大洗港区水門も未完成のようだが、囲いもほぼ取れて全体像が見えるほどに出来上がっていた。これは大洗港の新しいランドマークになるような大きさだなぁ。半開きの水門を正面側から見るとパリの凱旋門の様じゃないか。
午後になって商船三井のさんふらわぁが入港してきたが、煙突にはコミックの「ワンピース」のドクロマークが描かれてまるで海賊船。なんでもコミックとのコラボ観光企画らしい。
昼食後の長い待ち時間は暑くて車で寝られる感じじゃなかったが、風予報のせいか何人もの知り合いの愛好家とお会いしたので、楽しく歓談して過ごすことができた。
打ち上げ場所は例年どおり大洗港区西防波堤で、ワイド幅はほぼ200メートルくらい。センターに10号群。先端で20号のようだ。
昨年はカメラ2台で挑んだが今回は縦位置の1台のみ。昨年と場所を変えているが間合いは約1キロメートルで大差ない。今回の構図的には手前海面のリフレクションを入れて昨年よりは広角側になるだろう。大洗港区水門はさんふらわぁ号が放つ船体の明かりなどを反映していてそれなりに写るかな。私の背後には街路灯があり、少しは照らされているが漁船とか露光が難しいな。しかも打ち上げ位置の防波堤が素通しで見えないのでなかなか出てみなければ構図の予想が難しい。
待ち時間は背中から吹き抜ける風に肌寒くなって上着を着たくらいなのに、予定通り18時に打ち上げが始まってみれば予報のどんな風向きとも違って南寄り?やがて予報通りに吹いていた日中の順風は、逆風に近くしかも上空でほぼ無風という悪条件。4号5号の低空域と10号あたりで風力も向きも違う様だ。
海が近い場所なのにこれは。凪様だよ。特に10号域の煙はフェリーターミナルの上空あたりまで長く細くたなびいていつまでも残っていた。眼前の漁船が並ぶ防波堤に囲まれた船溜りの海面も鏡のように穏やかだだったりして、その分花火を綺麗に投影してくれるんだけれど。これは上空は全方向視界不良でダメかな。
これで相当やる気を失った。単発もワイドも玉は野村ワールドで素晴らしいのに、前のプログラムで打った玉の発煙が消えないつか流れない。そこにまた打ち込む。途中で若干風の動きがあったが、ほぼ最後まで煙停滞の状況は変わらなかった。たなびくように流れる煙の方向から、メインのサンビーチ側は良かったのかと思いきや、停滞した煙による視界の悪さは大差なかったみたいだ。
昨年より倍増しの玉数ということで期待したが、打ち上げは随分間延びしていて都合開始から90分以上かかって終了した。10号は特選玉を多く放ったけれど昨年ほどは新作とか実験的な玉はなかった様に思う。
帰路は昨年大洗ICに向かって渋滞にはまったので、ひたちなか方面に帰ることにしたのだけれど、スタートからほどない大洗海水浴場あたりからこちらも花火客とは思えない車でほぼ動きのないとっちり渋滞だった。こうなるとひたちなかICまでの方が距離が長いから昨年よりもっと時間がかかるとみて、大洗IC向けに引き返す。そうしたらサンビーチ駐車場からの膨大な流入があっても昨年ほどの渋滞はなく、もちろん51号とようこそ通りとの合流で詰まったけれど比較的早く高速に入れた。
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