花火野郎の観覧日記2024
観覧日記その11 11/23
第118回 長野えびす講煙火大会
長野県・長野市
ブルーアーカイブ
ドローンショー
株式会社紅屋青木煙火店
ミュージックスターイン
信州煙火工業株式会社
10号玉10発
株式会社紅屋青木煙火店
10号玉10発
株式会社紅屋青木煙火店
Special Thanks
特大ワイドスターイン
信州煙火工業株式会社
株式会社紅屋青木煙火店
Special Thanks
特大ワイドスターイン
信州煙火工業株式会社
株式会社紅屋青木煙火店
Special Thanks
特大ワイドスターイン
信州煙火工業株式会社
株式会社紅屋青木煙火店
Special Thanks
特大ワイドスターイン
信州煙火工業株式会社
株式会社紅屋青木煙火店
Special Thanks
特大ワイドスターイン
信州煙火工業株式会社
株式会社紅屋青木煙火店
今年もメイン会場は有料席が占めている。数少ないカメラ席など瞬殺し、今回も入手できなかった。しかし長年にわたって打ち上げ場所をのぞむ堤防道路やその法面も、右から左から中央からいくらでも撮影してきたので新たな場所を見出し挑戦するのも良しかと。
今回の市街地を望む少し視点の高い観覧場所は昨2023年に既に考えてあった。ストリートビューであれこれ探していて見つけたのだ。昨年は南風が入る予報だったので南側裏手の観覧場所にしたわけだが、もし普通に今年のような北寄りの風予報なら昨年この場所を使っていたわけで。地元市民なら高台から望むような場所はいくらでもご存じだろうし、いくつかそうした場所も見つけた。しかし余所者としてはそこまで車で行けるかとか、車を近場に駐められるかとかそういうことが良くわからない。しかも長野市のそうした場所はたいてい打ち上げ場所から5キロメートルとか相当離れている。今回の観覧ポイントはそこまで遠くなく、徒歩でも長野駅からメイン会場に行くより近い。近くに時間貸しの有料駐車場もあったのでそれで決めた。
往路は古戦場の時とは違って、紅葉が進んだ上信越道。路上には多くの落ち葉が舞ってカラカラと音を立てて車に当たる。紅葉と言っても早くも枯葉色の多く混じる色合いだった。
ナビを頼りに観覧場所に一番近いその有料駐車場にIN。そこからまずは場所取り用の仮三脚を持ってロケハンがてら徒歩で候補地に向かうのだが、途中から登り勾配になる道で、久々に喘ぎながらの坂道。
ストリートビューで見た通りのその場所は高すぎず低すぎず、ちょうど良い視点の高さと見晴らしの良さだった。しかしそこに到着してから小一時間、双眼鏡とスマホのグーグルマップで隈なく打ち上げ方向を見たのだが、打ち上げ地点が絞れなかった。そこからは一番の目印の長野日赤病院が見えないので、考えられるあらゆる目印を探すのだが、良くわからない。花火がどこから出るのか、は非常に重要だ。
仮三脚を置いて一旦車に戻り昼食。車内で休憩後、15時過ぎに空身の時よりさらに喘ぎながらカメラザックの機材を上げる。昇り勾配を考えて荷を軽くするためカメラは1台三脚も1本だけだ。昨年は暖かかったが、今年は予報時点で花火開催時の気温が5〜6度と久しぶりにえびす講らしい冷え込みだ。こちらも完全冬仕様の防寒体勢で、撮影場所で待機に入ってもまず寒さを感じなかったほど。
車内で検討した結果、紅白のアンテナタワーが立っている一番目立つNTTのビルの位置が地図上で分かったことで、一気に打ち上げ地点については解決した。ビッグハットやホクト文化ホールとか目立つ建物などから位置を割り出し、ほぼほぼ正確に打ち上げ位置を掴んだ。間合いは3キロメートル弱。向かい角度はやや斜め方向。
離れているが、17時30分からFMぜんこうじの実況放送があり電波の入りも上々。進行把握にはまったく問題なかった。ミュージックスターマインの楽曲もFMをとおして耳に入るので良かった。付近には開始が近づくと地元の観覧客が車で集結したが、撮影目的の人は私の他に二人くらい見かけた。
17時35分からドローンショーが始まった。スマートフォン向けアプリゲームからみの内容で、ドローンショー自体にもゲームにも興味がなかったが、途中からそれに合わせてかなり盛大に打ち上げが始まったので急遽撮影することにした。その花火を見るにプログラムには記載されていないが煙火師は青木煙火じゃないか。ドローンとのコラボの花火にしてはワイドで打ちかます相当立派な内容で驚いた(ドローンと花火の総費用も相当な金額と驚いた)とともに、その後の花火の出どころが正確に分かったのでよかった。花火の出どころの実際は想像していたのとほぼ合致していて、夜景との絡みを含めてなかなかいい配置だった。三脚を据えたのは修正の要らない申し分ない位置だった。なにより10号を放った時の高さが十分でこりゃなんとも素敵に見栄えのする光景だった。画角のみ微調整して開始を待つ。
日中は晴れながらも低い雨雲が順次通過し、バラバラと小雨が降るような微妙な天気だった。傘も用意していたが開催時間は晴れ間が広がり星の見える素晴らしい夜空だった。風は予報通りの北東から東北東くらい。発煙は向かって右斜め奥にはけていき、花火開花域の視界はずっとクリアーだった。
今回は離れて遠くから見ている人のために、ということでプログラムは10号玉8号玉5段打ち、とか往年の単発打ちが結構多かった。長野市街に聳え立つ10号は高く凛として際立ち、素晴らしい開花だった。
プログラムは21番まであるが、花火スタートが18時。撮影最終カットは19時18分と昨年とほぼ変わらない。FMの実況を聞くと、花火の合間にえびす講煙火大会の沿革とか、異様に長い時間稼ぎのアナウンスが挟まっている。つまり詰めて打てば1時間足らずで終わってしまう内容だ。極寒に耐えて80番を超えるプログラムを観覧してきた過去に比べれば客に優しい開催時間だが過去を知る者にとっては少々寂しく物足りない。
最終の特大ワイドスターマインが打ち終わった時点で撤収。灯りのない坂をゆっくり降る。市内は思ったほど渋滞していなくて長野ICインは20時2分。
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