Q1 | 下記の語群から選んで次の空欄を埋めよう。 |
★一般的な花火撮影において、撮影ポイントは花火打ち上げ地点から[400]から[500]メートル離れた地点がほどよい距離で、花火の形や[高さ]が表現しやすい。この時の使用レンズは地上から入れた場合、[縦]位置でおおむね[28]から[70]ミリの間になる(35ミリカメラ換算)。 ★ISO100のポジフイルムの時、一般に平均的な絞り値は[11]前後になる。 ★ISO[400]以上のハイスピードフイルムは花火撮影では[一般的でない]がその理由として[色が飛ぶ]ことと粒状性が[悪い]ことが考えられる。 ★望遠で寄せたときと実際に近くで撮ったとき、花火に接近すればそれに伴い、絞りを[閉じる]ことが必要になる。 ★割物花火一発を撮るときには[爆発の中心]は写っていなけれればならない大事な点である。 ★花火を適正に、下部の夜景も十分に抽出したいときは、花火の露光の[前後]で[前露光]か[後露光]をして夜景部分を補う。 ★比較的風が強い日の場合、撮影ポイントは[風上]に選び、フレーミングにおいても[星]の流れる方向を考えなければならない。 ★絞りによって写像は変わるが、一般に絞りこんでいくと星の光跡は[細く]なる反面、色あいは[深く]なるがそれ以上では[暗く]なる。 |
Q2 | 次の花火大会のそれぞれにおいて定番撮影ポイントはどこになるか?ポピュラーな場所を一ヶ所挙げよう。 | |
大曲全国花火競技大会 大曲駅側雄物川土手の上一帯 長岡祭り大花火大会 信濃川長岡駅側土手の斜面、大手大橋寄り みなと祭り国際花火大会 山下公園、関内駅寄りの端側 諏訪湖湖上祭花火大会 立石展望公園 教祖祭PL花火芸術 光ケ丘ゴルフ練習場有料観覧席内 宮島水中花火大会 厳島神社の張り出し舞台両脇の入り江一帯 東京湾大華火祭 豊海運動公園の海側東屋、または晴海メイン会場後方 熱海海上花火大会 熱海サンビーチ 熊野大花火大会 獅子岩を望むレストラン駐車場脇の崖地 琵琶湖大花火大会 なぎさ公園一帯 |
Q3 | 写っている花火の大きさが同じなら、遠くから望遠で撮っても、近くで広角で撮っても写像の質は同じと言えるでしょうか?違う場合の理由は何でしょう? |
望遠レンズはレンズと花火間の大気を圧縮しており、その分写像は劣化する。 |
Q4 | 雨上がりなどの湿度が高いときの花火撮影の問題点にはどんなことが考えられるでしょう? |
湿度が高いため風があっても煙の拡散が悪く停滞気味となること。 これにより星の色が拡散し、脱色傾向になる。また煙により星の光量が落ち露光制度が低下するか、逆に光が無用に拡散し、オーバー気味になる。 レンズなどに結露し易くなる。 |
Q5 | ズームレンズ使用時の利点と注意点は何が考えられるでしょう? |
利点 携行レンズが少なく済む。 レンズ交換の時間を気にせずに撮影できる。 場所を変えずに花火に合わせて無段階で画角を調節できる。 欠点 ズームの両端の焦点距離で画質が劣化する傾向。 構成レンズが多いため画質では同じ焦点距離の単玉に譲る。 低価格では開放側のF値に余裕がない(開放側が暗い)レンズが多い。 |
Q6 | 次の文章を読んで正しい操作、対処と思うものには○。誤りである場合は×をくれて理由又は正しくはどうするかを答えよう。 |
★[×]ロケハンの時、撮影ポイントは脱出しやすいように、通路や階段の近くを選ぶ。 通路や階段の近くは人の流れも頻繁で、せわしなく、絶えずレンズ前を横切られたり、押されたりするので避ける。 ★[○]点滅系は半絞り、フラッシュ系(花雷)などはおおむね2絞り以上絞り込む。 ★[○]一般的に水上花火、水中花火などは横位置狙いである。 ★[×]花火露光中は時計などを見て、正確に露光しなければならない。 花火撮影中では時計を見ながらの露光は一般的ではない。頭の中で数えるための自分成りのタイム感覚を養うことが必要。 ★[×]三脚の背丈が足らない場合は、センターのエレベーター部分をめいっぱい伸ばして高さを稼ぐ。 最初からエレベーター部を繰り出さなくても済むくらいの脚の長さがある三脚を使うのがベスト。開脚面積も広く安定する。 ★[×]撮影中は常にファインダーから目を離さずに花火を観る。 花火撮影中は花火を肉眼でなるべく直接観るのが基本。ファインダーは構図の確認にごく短時間覗くのみ。 ★[○]撮影中はこまめにレンズ面をチェックし土埃などをクリーニングする。 ★[○]400メートル離れた地点からの二尺玉は28ミリまたは35ミリの縦位置となる。 ★[×]花火の高度感(上がっている高さ)を表現するには、より近くで広角を使って撮らなければならない。 4〜500メートル離れた地点から標準前後で狙う。 ★[○]昇り曲を綺麗に入れるには4〜500メートル離れるのが望ましい。 |