宝戒寺落花
  
 鎌倉の東の外れ、紅葉ケ谷(もみじがやつ)に奥まって瑞泉寺はあり、境内は四季折々の花々に彩られる。その多くは住職の丹精によるものだが、地名通りの寺を取り巻く紅葉は自然のものとしてやはり見応えがある。山門の上部に聳えるこの紅葉は、山門との組み合わせで撮るアングルとしてもっとも有名な定石である。ゆえに最盛期はカメラの砲列となっている。撮影はこれでも12月中旬で紅葉の遅い鎌倉ならではである。
  

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