光明寺光る海
鎌倉は海に向かって展開した古都。材木座にある古刹光明寺はもっともその意味で鎌倉らしい寺だ。夏の境内には潮騒と蝉時雨が満ち、木陰には涼しい風が吹き抜ける。炎天下を歩き回った身を休める憩いの場所だ。
本殿裏を登り詰めると山門越しに海と稲村ヶ崎が望める、そこは「かながわの景勝50選〜光明寺裏山の展望」の碑が建っているほどの眺めで、同じ場所から何度も暮れゆく鎌倉の海を撮影したものだ。8月の夏の盛り、海は光の海となって輝いていた。
戻る