花火写真家・小野里公成の
使用機材とカメラバッグを覗く

 以下は私、小野里公成の機材と持ち物です。意外に質素な内容です。しかしながらカメラ以外のガラクタ?達が意外と役に立ってくれています。それと万一に備えた「予備」モノが多い点に注目。
 コラムとして花火野郎御用達、観覧/撮影、これがスグレモノとして、筆者愛用の便利用品をいくつか解説しています。

機材編
カメラ
デジタルカメラ
 Nikon D810、D800、COOLPIX S8200、COOLPIX S9900
 花火撮影ならびに現場スナップ用など、2008年以降は35ミリフィルムカメラに代わって活躍中。
銀塩カメラ
 Mamiya 645 PROx1、Mamiya 645 PRO TLx3
 6x4.5判。メインカメラは645 PRO TL。モータードライブ仕様。本来は手巻きの方が打ち上げのリズムにあわせやすい。通常は1台しか使用しないが、予備としてもう1台もって行く。三脚は2本までしか持たないことが多く、使用するカメラは最大で2台のみ。
レンズ
デジタル一眼レフ=AI AF Nikkor 14mm F2.8D ED、ニッコール AF VR16-35mm F4 ED、ニッコールAF VR 24-120mm F4 ED、AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
645=マミヤセコールC35x2、C45、C150、C210、C300、C55〜110ミリズーム F4 x2。105〜210ミリズーム。
三脚
アメリカ、クイックセット社のハスキー3段2本とハイボーイ4段1本、ベルボンのHigh Carmagne 635脚(ハイモジュラスカーボン。限定生産1000台モデル)+PH-360N雲台の計4本。通常はハスキー3段を常用。三脚ケースは使用していない。
これにダブルアームを取り付けてカメラを2台同時に乗せることもあり(重心が高くなり滅多にしない)。
レリーズ/リモコン
ニコンデジタルカメラD800/810用リモコンケーブル。アナログレリーズのメーカーはエツミか何か。以前撮影先で壊れて青ざめてから常時3〜4本程度携帯。長さは30センチくらいの短めのがレギュラー選手。リモコンはマミヤ645 PRO専用レリーズスイッチ。
メディア
SunDiskのCF・Extream PROの32GBx1(160MB/s)。SDHC 32GBx3(95MB/s)
フィルターの予備
素通しのプロテクターを使用、ひどく汚れたらクリーニングより全取り替えの方が早い。
露出計
写真家ですから……。携帯用の小型のもの。セコニックL-308S(入反射光両用、ストロボメーター付き)。

カメラバッグの中身を隅々まで覗く
   

財布や運転免許証以外にはこんなものがゾロゾロです。バッグの外には防風用のウインドブレーカーとかを持ちます(夏の場合)。携帯用の折り畳み椅子を持っていく場合有り。全体をカートに乗せて出来上がりです。
カメラバッグ
f64という商品名のシリーズ。軽い装備の時はTENBA(テンバ) 638-361 [メッセンジャーバッグ]。場所によってはカメラザックを使用。
カートまたはキャリー
海外旅行のスーツケースなんかをコロコロするヤツだ。カートがなければ機材を運べない。ゆえにより良いカートを探し続けている。現在のカートは5台目。
大きなクリーニングクロス3〜4枚
パッキングするときの緩衝用にも使う。
懐中電灯
私は懐中電灯持ち。常時4〜5個を持っている。撮影中はペンライトとハンディライトに紐を通して首から下げている。最近のエポックは超小型で異様に明るいLEDライト。
水準器
通常はデジタルカメラ内蔵の水準器を使う。三脚が水平にセットされているか、またカメラが水平垂直に正しくセットされているかを測るもの。明るいうちはファインダーから目検討で水平を合わせられるが、暗くなるとわかりにくい。また打上場所を斜めに見るような位置も水平を錯覚しやすい。水準器で基本を正しく合わせておきたい。割高となるが、アクセサリーシューに付けられるものが便利。
LEDライト★観覧/撮影、これがスグレモノ
  
LEDライト
 
 2000年度のシーズン前に、なにげなく秋葉原をぶらついていて発見した。自分ではもっとも驚くべき発見だった。発光ダイオード使用のミニライトである。おもに外国製のようで様々な形状と仕様の製品が出ているが、キーホルダー型のものが便利と思う。花火野郎はこれを紐に通して首から下げるかたちで使用している。
 大きさはご覧のとおりの超小型だが、これでびっくりするくらい明るい。秋葉原価格でも一個あたり最低でも980円から2980円程度とけっこう高価だが、花火野郎程度の頻度で撮影に使用しても、ワンシーズンの花火撮影を電池交換不要で楽に乗り切れるくらいである。製品によって電池交換不可の使い切りもある。発光ダイオードの色つまりライトの色は、白色、赤、緑、青、オレンジ、イエロー、ターコイズなど豊富であるが実用的には白色光が良い。またこのLED色によって連続点灯時間(つまり消費電力)が違うので注意。もっとも長持ちするのは赤色のようだ。白色は短めの方だが、連続点灯時間は16時間となっている。ペンシル型のものもあるが、高価な特殊電池を使うし重いのでお勧めではない。現在は家電量販店やカーショップなどでも自在に買える。
拡大画像あり
遮蔽用カバー 
撮影中レンズを覆う道具。自作のオリジナル品を使用。(初級編レッスン3に登場します。)風で遥か彼方に吹っ飛ばされた経験から、三脚とを結ぶワイヤー付き。
撮影中の小物入れ
家庭用品コーナーで売っている、布袋に紐が付いているようなもの。これを三脚のストッパーなどにぶら下げ、撮影中に使用するものを入れる。たいていは、レリーズの予備、次の交換用フイルム、外したレンズキャップ、記録用のダーマト(柔らかい色鉛筆のようなもの)、予備の懐中電灯、クリーニングクロス、クリーニングペーパー、ブロワーブラシが入る。
花火大会のプログラム
プログラムはたいてい2部以上手に入れる。撮影中使う物は書き込みなどでぼろぼろになってしまうため。
レンズクリーニング用品一式
内訳は、クリーニングペーパー、クリーニング液、ケバケバのついていないブロワーブラシ、東レのトレシー3〜4枚。
ケバの付いているブロワーは、それでホコリをはらえそうだが、同時に油性の汚れをなでて拡げてしまうので不可。ケバ自体に油分が付着してそれがレンズを汚してしまう。
予備バッテリー
カメラ用、懐中電灯用に多数所持。
メモ帳と筆記用具
地図と旅行ガイドなど
現地の地図は初めて行く花火大会ならなおさら、ロケハンなどにも不可欠。方位磁石も所持。
タブレット端末
現地で地図や天候を観るのに活躍。
双眼鏡
倍率7〜8倍くらい。小型の物。筒のセッティング状況など、現場の様子を遠くから知る(特に台船の場合)のに不可欠。
leser800.jpg★観覧/撮影、これがスグレモノ
  
レーザー測距系/レーザー800 
日本工学=Nikon
 
 
 赤外線レーザー光を使用して、目標物に反射させ、距離を測定する。
 単眼の望遠鏡としても使用できる。測距の為にはレーザー光が反射するであろう対象物(ターゲット)がなければならないが、製品名どおり800メートル程度の直線距離を測定可能。使用法は簡単で、ファインダーを覗き、ターゲットを十字線の中央で捉えてボタンを押すだけ。これでファインダー内にデジタル表示される。
 花火大会では主に撮影・観覧場所から打ち上げ場所までの直線距離の測定に使用。とくに初めて出かける花火大会で距離感を掴むのには抜群の威力を発揮する。

レーザー距離計
不可視光レーザーを使用した測距計。ニコン製のレーザー800。
主に撮影場所から筒場までの距離を測る。
携帯電話
煙火業者や主催者との連絡用、他の場所で撮影している花火写真愛好家とのご挨拶と事後の成果の確認用。
携帯レシーバーとイヤホン(AM、FM)
STANDARDのVM-160。オールバンド受信機(ラジオより高受信性能)。場所によってはFMなどでの打ち上げ実況中継があり、アナウンスの聞こえない場所でも便利。
腕時計 TIMEXのINDIGLOシリーズ。文字盤に明かりが点る撮影用。
サンシェルター★観覧/撮影、これがスグレモノ
  
サンシェルター 株式会社アストン
  
 カメラ/写真関連の展示会で見つけて会場で購入。自在に曲がる節状のアームの先にクリップやボードがドッキングした形で、腕の長さやアタッチメントの組み合わせの違いでいくつも種類がある。花火野郎のは取り付ける根元がカメラのアクセサリーシュー向けで、先にハレーションカット用の樹脂のボード(15cm角くらい)がついているもの。
 昨今の花火大会では、発電機付きの投光機を打ち上げ中でも点けっぱなしにする場合が多い。こうした騒光からのハレーション防止や、ファインダーを覗く目に光が飛び込んでくるのをカットするのに便利である。アクセサリーシューに取り付ければ、カメラの向きを変えても一緒に動くし、自在に角度と位置を変えられるので重宝である。
拡大画像有り 
乾燥剤
洗濯バサミ プログラムをとめたり、とか。数個。
レンズの曇り止めスプレー
スキー用品店で購入。もとはゴーグルやサングラスの曇り止め。湿気の多いとき、気温が低いとき、冬場に使用。
スイスアーミーナイフ 何かと便利。
10センチくらいの長さのモンキーレンチ
三脚のナットが緩んだりしたときの締め付け用。
花火大会へ行こう 営業用。
バッグのサイズの段ボール紙
ハレ切りや座るときに敷いたり、色々。
座るときのクッション
園芸用品コーナーで見つけたクッション。コンクリの土手や堤防に腰掛けるときにかなりラク。
雨対策用品一式
折り畳み傘、上下セパレートのレインウェアまたはビニールのレインコート(いわゆる合羽)、レジャーシート2枚、家庭用のゴミ袋(大きい物)2枚、タオル、カメラバック全体に被せるザックカバー(山用品店などで手に入るリュックザックに被せるもの)。
ポリ袋
ゴミ入れに使用。
帽子
夏冬用とも無印良品製
ヒヤロンなどの急冷剤、冬場は使い捨てカイロ
防寒具 
ダウンのハーフコートやパンツ、フリースのパーカー、手袋、毛糸の帽子など冬場のみ。カメラバッグに入れているわけではない。
ファーストエイド
風邪薬、胃薬、頭痛薬などの常備薬、バンドエイド。
その他
サングラス(ガーゴイル社)、乾電池シェーバー、ポケットティッシュ多数、クシと鏡、ハンディタオル、ビニールテープ、100円ライター(喫煙のためではない、私は煙草を吸わない。)、UVカット(日焼け止め)クリーム。

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