1992年は小野里公成とFPLにとって記念すべき年でした。この年ようやく観賞用の花火だけの写真集を、世界に先駆けて世に送り出すことができたからです。それまで花火を題材にした写真集や写真展がなかったわけではありません。しかしそれらは残念ながら、花火を花火大会で観るようにとらえることとはかけ離れた作品でした。花火作家の生み出す煙火芸術を、可能な限り写真として写し止め永らく観賞する、「花火讃歌」は花火観賞愛好家である著者のそんな想いが結実した処女作品集です。
 花火は一瞬の芸術であると共に、たとえ同じ花火でも二度と同じようには開かない唯一無二の存在でもあります。ですからこの作品集に収められた花火の多くが私にとっても二度と同じようには撮影できないものばかりといえましょう。92年度からさかのぼること10年余りの間の作品を精選したこの一冊には、特に気に入った作品を多く収録しています。
 ご覧になる多くの読者の心にある様々な花火への想いを、きっと熱く呼び覚ますことでしょう。
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表紙・水中花火とスターマイン

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天地鼓動風林火山


紅芯銀冠菊


昇曲付八重芯変化菊

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二尺玉「夜空の百花園」


創造花火・妖炎火の鳥の舞


スターマイン・椰子林


ワイドスターマイン

空中ナイアガラ


大ナイアガラと大スターマイン
「水の精・光の精」


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