打ち上げ花火、上から見るか?横から見るか? (2017年8月18日〜 全国公開) オフィシャルサイト 原作:岩井俊二 脚本:大根仁 総監督:新房昭之 キャスト:広瀬すず、菅田将暉、宮野真守 アニメーション制作:シャフト 配給:東宝 (C)2017「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会 |
原作は『Love Letter』『リップヴァンウィンクルの花嫁』の岩井俊二。脚本は『モテキ』『バクマン。』の大根仁。刺激的な作品の数々で観客を魅了し続ける二人が綴るのは、“繰り返される夏の一日”を描くラブストーリー。総監督を務めるのは社会現象化した『化物語』『魔法少女まどか☆マギカ』の新房昭之。独創性溢れる演出と映像表現でアニメ界に多大な影響を与える奇才が、アニメーションスタジオ「シャフト」と最強タッグを組み、イマジネーション豊かな世界を紡ぎ出す。 声の出演は、なずな役に、話題作への出演が相次ぐ広瀬すず。典道役に、声優初挑戦となる菅田将暉。同世代のなかでも圧倒的な人気・実力を誇る二人が、瑞々しい少年少女の恋と冒険を彩る。さらに、典道の恋敵となるクラスメイト・祐介役を、声優界のトップランナー宮野真守が務める。 「もしも、あのとき…」「もう一度、時間を戻せたら…」 2017年夏、最高峰のスタッフ・キャストが、未体験の恋の奇跡を打ち上げる。 |
この空の花 ―長岡花火物語 ( 先行公開/2012年4月7日〜 新潟県内の指定された劇場 全国公開/2012年5月中旬〜) オフィシャルサイト 監督:大林宣彦 脚本:長谷川孝治、大林宣彦 撮影台本:大林宣彦 主題曲:久石譲 主題歌:伊勢正三 花火指導:阿部正明、嘉瀬晃 出演:松雪泰子、高嶋政宏、原田夏希、猪股南、寺島咲 筧利夫、森田直幸 、池内万作、笹野高史、石川浩司 犬塚弘 油井昌由樹、片岡鶴太郎 他 |
天草の地方紙記者・遠藤玲子(松雪泰子)が長岡を訪れたことには幾つかの理由があった。ひとつは中越地震の体験を経て、2011年3月11日に起きた東日本大震災に於いていち早く被災者を受け入れた長岡市を新聞記者として見詰めること。そしてもうひとつは、何年も音信が途絶えていたかつての恋人・片山健一(高嶋政宏)からふいに届いた手紙に心惹かれたこと。山古志から届いた片山の手紙には、自分が教師を勤める高校で女子学生・元木花(猪股南)が書いた『まだ戦争には間に合う』という舞台を上演するので玲子に観て欲しいと書いてあり、更にはなによりも「長岡の花火を見て欲しい、長岡の花火はお祭りじゃない、空襲や地震で亡くなった人たちへの追悼の花火、復興への祈りの花火なんだ」という結びの言葉が強く胸に染み、導かれるように訪れたのだ。こうして2011年夏。長岡を旅する玲子は行く先々で出逢う人々と、数々の不思議な体験を重ねてゆく。そしてその不思議な体験のほとんどが、実際に起きた長岡の歴史と織り合わさっているのだと理解したとき、物語は過去、現在、未来へと時をまたぎ、誰も体験したことのない世界へと紡がれてゆく━━! |
あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない -アニメ (2012年4月14日より、フジテレビ『ノイタミナ』枠にて放送。 1クール(全11話) 完全オリジナルアニメーション 劇場版 2013年8月31日〜全国ロードショー。上映時間99分) オフィシャルサイト 原作:超平和バスターズ、キャラクターデザイン・総作画監督:田中将賀 監督:長井龍雪 美術監督:福島孝喜 脚本:岡田麿里 アニメーションプロデューサー:岩田幹宏 音楽:REMEDIOS プロデューサー:斎藤俊輔、尾崎紀子 音響監督:明田川仁 アニメーション制作:A-1 Pictures 制作:「あの花」製作委員会(アニプレックス、フジテレビジョン、電通) ●キャスト(本名/あだ名) 宿海仁太/じんたん*入野自由(幼少時*田村睦心) 本間芽衣子/ めんま*茅野愛衣 安城鳴子/あなる*戸松遥 松雪集/ゆきあつ*櫻井孝宏(幼少時*瀬戸麻沙美) 鶴見知利子/つるこ*早見沙織 久川鉄道/ぽっぽ*近藤孝行(幼少時*豊崎愛生) 朝日文庫版ノベライズ アニプレックスDVD/Blu-ray 発売中 |
幼い頃は仲が良かった宿海仁太、本間芽衣子、安城鳴子、松雪集、鶴見知利子、久川鉄道ら6人の幼馴染たちは、かつては互いをあだ名で呼び合い、「超平和バスターズ」という名のグループを結成し、秘密基地に集まって遊ぶ間柄だった。しかし突然の芽衣子の死をきっかけに、彼らの間には距離が生まれてしまい、それぞれ芽衣子に対する後悔や未練や負い目を抱えつつも、高校進学後の現在では疎遠な関係となっていた。高校受験に失敗し、引きこもり気味の生活を送っていた仁太。そんな彼の元にある日、死んだはずの芽衣子が現れ、彼女から「お願いを叶えて欲しい」と頼まれる。芽衣子の姿は仁太以外の人間には見えず、当初はこれを幻覚であると思おうとする仁太であったが、その存在を無視することはできず、困惑しつつも芽衣子の願いを探っていくことになる。それをきっかけに、それぞれ別の生活を送っていた6人は再び集まり始める。 舞台は埼玉県秩父市。物語中盤のクライマックスではめんまの願いが「花火を上げること」と解釈した超平和バスターズの仲間達が地元の伝統花火である「吉田の龍勢」を作り上げて空に放つのだが………。 劇場版は当初テレビシリーズの総集編として企画立案されたが、単純な再編集版を嫌ったスタッフ一同により、後日談+テレビシリーズで描かれなかった過去のエピソードが加えられることとなった。 |
おにいちゃんのハナビ (2010年9月封切 配給: ゴー・シネマ) オフィシャルサイト 原作:松久淳 田中渉 監督:国本雅広 脚本:西田征史 音楽: 主題歌:藤井フミヤ 出演:高良健吾、谷村美月、宮崎美子、大杉漣、早織、尾上寛之 岡本玲、佐藤隆太、佐々木蔵之介、塩見三省 他 朝日文庫版ノベライズ 2010年8月6日発売 定価¥609(税込) バンダイビジュアルDVD/Blu-ray 2011年2月25日発売 DVD 3,990円(税込価格)、Blu-ray 5,040円(税込価格) |
雪国の小さな町を舞台に、引きこもりの兄と余命わずかな妹の実話を映画化。高良健吾と谷村美月が兄妹を演じる。5年前、須藤一家は病弱な長女・華の療養のために新潟県小千谷市片貝町に引っ越してきた。毎年世界一の花火が打ち上げられる「片貝まつり」の日に半年間の入院生活を終えた華は、兄の太郎が部屋に引きこもっていることを聞かされる。華は花火大会を主催する成人会に兄を参加させようと、無理やり太郎を外に連れ出すことにするが…。
舞台となる片貝町は特別な町だ。生活の中に花火があり、人生の節目に花火がある。そんな片貝町に住まう者にとって花火とは何なのか?を巧く描き出していると思う。そしてそれが主軸のテーマとなっていく。学生時代に転校してきた太郎は同窓会の繋がりを大切にする片貝町の住民にはいつまでもよそ者とみられ、社交的な妹とは反対に自らうち解けようとできない。妹の夭逝を転機に太郎は妹の果たせぬ願いを実現しようと奮闘するが、その中で求めようとしなかった大切なものを手にしていく。それは地域と人々との連帯。 片貝まつりを舞台にした物語として祭りの描写なども県外の者が見る限りそのままであり、良い花火大会をひとつ見終わったあとのような儚さと共に優しい気持ちに満たされる作品だ。 |
天国の本屋〜恋火 (2004年5月封切 配給:松竹) 原作:松久淳 田中渉 監督:篠原哲雄 脚本:狗飼恭子 篠原哲雄 音楽:松任谷正隆 主題歌:松任谷由実 出演:竹内結子 玉山鉄二 香里奈 新井浩文 原田芳雄 香川照之 吉田日出子 桜井センリ 大倉孝二 斉藤陽一郎 かとうかずこ あがた森魚 斎藤渉 鰐淵晴子 根岸季衣 他 DVD 2004年11月25日発売 定価¥4,935 (税込) DVDレンタル 2004年11月25日〜 |
10年経ったら、一緒になろう─。若き女性ピアニスト(竹内)と花火師(香川)の恋は、不慮の事故とピアニストの病死によって突然終わりを迎えた。それから十余年。伝説の「恋する花火」と「恋するピアノ組曲」が残った。地上と天国を舞台に、かつての恋人達のはたせぬ想いが交錯する。 ラストシーンで「恋する花火」として「和火」が効果的に印象的に使われている。このラストの天国と地上で同時に演奏される恋する組曲の10章「永遠」と花火の競演はドラマチックで感動的だ。恋する組曲の完成には多大な描写がされているが、もうひとつの恋する花火の復活(の製作シーンなど)にももう少し説明が欲しかったところ。恋人同士の話であるはずなのに花火師の方はあまり登場がない。事故で花火を捨てたこの花火師がもう一度、恋火を打ち上げるに至った心境の変化については原作にも記述がないが、本筋に関係のないエピソードを入れるよりはこうした部分の映画ならではの描写を見たかった。 |
連続テレビ小説「こころ」 (2003年3〜9月、放映終了 NHK) 原作:青柳 祐美子 主演:中越典子、岸 恵子、伊藤 蘭、 仲村トオル、寺尾 聡、竜 雷太 他 |
浅草生まれのヒロイン・末永こころは国際線の客室乗務員。心意気がモットーで、大の祭り好きだ。実家は8代続くうなぎ屋「きよ川」で、粋な祖母のいづみ(岸惠子)としっかり者の母・美佐子(伊藤蘭)が切り盛りする。合コンがきっかけのこころの結婚相手は大学病院のエリート医・朝倉優作でバツイチ。二児の父だった。心意気から血のつながらない子供二人を引き取り、育てていく「青春子育て日記」。ヒロインの父沢朗は腕のたつ花火職人だが打上でミスを犯し浅草を飛び出していた。現在は新潟で花火工場を営んでいる。東京浅草と優作のふるさと、そして父の住む新潟を舞台に物語は展開する。 |
ジョー・ブラックをよろしく(Meet Joe Black) (1998年アメリカ映画) 出演:ブラッド・ピット アンソニー・ホプキンス クレア・フォラーニ 監督:マーティン・ブレスト |
65歳の誕生日を数日後に控えたビル・パリッシュがある日突然、死神の訪問を受ける。寿命を延ばす見返りに、死神は富や権力すべてを手にしているビルに人間生活の道先案内人になれと指図し、人間界を楽しむことになるが…。 エンディングのパーティのシーンで3人の主たる登場人物の背景で華々しく花火が打ち上げられる。シネスコ画面の半分ほども花火で埋められ、その量と豪華さもさることながら3人の関係、運命、未来それぞれを象徴的に照らしだして印象深い。花火そのものがストーリー上の目的ではない映画でこれほど美しくかつ効果的に花火が活かされているシーンの洋画は他にないだろう。 |
ポンヌフの恋人 (1991年フランス映画) 監督:レオス・カラックス 主演:ジュリエット・ビノシュ、ドニ・ラバン ビデオレンタル有 |
改修のために封鎖されたポンヌフ橋でめぐり会った男女の恋の物語。大道芸をしながら老人と橋で暮らす男と、不治の眼病におびえ失踪してホームレスになった女。二人が次第に惹かれあっていく様が、斬新なタッチで描かれる。 中盤で映し出されるセーヌ河畔の花火と水上スキーのシーンはうっとりするような美しさ。満天に炸裂する花火の下で舞い踊る二人の姿には希望と破滅が交錯して、美しくもはかない。 |
哀戀花火(あいれんはなび) (1993年中国映画) 監督:フー・ピン 主演:ニン・チン、ウー・カン ビデオレンタル有 |
爆竹生産の大家の若き女主人と流れの絵師との悲恋物語。 女の身ながら、男のなりをして大家・蔡家を継いで采配を揮う若き女主人と、出入りの絵師との禁断の恋。やがて女主人をめぐり長老たちが定めた婿と命を懸けての爆竹合戦に挑む男……。 全編甘美な恋愛と硝石の臭いがたちこめる。山場の爆竹合戦は仰天の荒技の数々。まさかの暴発に二人の恋の結末は? |
打ち上げ花火 上から見るか?横から見るか? (日本テレビドラマ) 岩井俊二監督 主演・山崎裕太、奥菜恵ほ か ビデオ、DVD、ビデオレンタル有 |
小さな街の花火大会が行われる日。 少年たちは打ち上げ花火が横から見ても丸なのか、平べったいのか確かめようとしていた。少女は両親の離婚でその街を離れていった。少女に花火大会を誘われた少年が、自分の友達を少女との待ち合わせ場所へ行かせる。そして、少女と出会うが、、、 1993年にフジテレビ系「if もしもシリーズ」8/26に初めて放映された。ちなみに番組の案内人はタモリだった。放映後に人気を博し、録画ビデオが盛んにやりとりされた。その後再放送、ビデオ/DVD化もされている。 |
お兄ちゃん-改札口- (1993テレビドラマ) 主演・宝田 明、南野陽子、コロッケほか テーマ音楽:松山千春 |
都落ちして故郷の煙火店に帰ってきた不祥の息子(コロッケ)は花火製作に打ち込む父には歓迎されない。暖かく迎えてくれた妹(南野)は恋人との結婚問題を抱えていた。兄は成就に向けて尽力するが…。 煙火業者の家を舞台に厳格な花火師の父を宝田 明が好演。後継者問題、外国人就労者問題なども織りまぜて父親の娘への愛情を描く。故郷を後にする娘へのはなむけに、父が花火を打ち上げて見送るシーンがクライマックス。 山梨県の実際の煙火業者にロケして製作された。 |
病院へ行こう | 1990/4東映 真田広之/薬師丸ひろ子/大地康雄ほか |