Q1. 日本の花火の特長は丸くお皿のように開くことである。
正解 2.ウソ
 おっといきなりハズしたのは誰ですかぁ?「お皿」違ってますよー。日本の花火の特長は球体の花火玉がボールのような球形に開くところにあるんです。だから日本の花火の基本は360度いや上からも下から、どこから観ても丸く見えるということです。
→もっと詳しく「日本の花火をもっと知りたい-技」
  
Q2. 花火の色は火薬に混ぜてある絵の具の色が決め手となる。
正解 2.ウソ
 
まさか………ねぇ?なわけないですよ。ここのところはちょっぴり化学しています。花火の色は火薬に混ぜた焔色剤(えんしょくざい)という、いわば金属の粉のおかげです。ある金属が燃焼するとそれぞれ固有の色を出して燃えるという性質を利用したものです。花火は天空で起こる化学反応の世界なんですね。
→もっと詳しく「日本の花火をもっと知りたい-色」
  
Q3. 花火の種類は菊(きく)と牡丹(ぼたん)とスターマインだけである。
正解 2.ウソ
 
ま、「だけ」っていうことはないです。実際は花火には花火屋さんも把握できないくらいたくさんの種類があります。同じ物でも色違いまで入れたらもうどれほどあるか……。菊と牡丹は割物花火という分類の基本形。スターマインとは一種の打ち上げ方法の例です。
→もっと詳しく「花火ビジュアルカタログ」
  
Q4. 花火には色々な大きさがあるので打ち上げる筒の大きさも色々ある。
正解 1.ホント
 
花火玉はその直径によるサイズ毎に専用の打ち上げ筒を必要とします。厳密には筒に合わせてちょうどよいサイズの玉を造るというものです。
→もっと詳しく「日本の花火をもっと知りたい-打ち上げ」
   
Q5. 尺玉(10号玉)が開いたときの大きさは直径約300メートルある。
正解 1.ホント
 
10号玉が開いた時の直径は、だいたい300メートルから320メートルくらいで製作業者によって多少違います。
→もっと詳しく「日本の花火をもっと知りたい-大きさ」
  
Q6. 尺玉(10号玉)は1000メートルまで上がって開く。
正解 2.ウソ
 
10号玉の到達高度は330メートル程度です。それでも東京タワーのてっぺんの高さまで一気に打ち上がってしまうんですね。これも業者や地域によって高低があります。
→もっと詳しく「日本の花火をもっと知りたい-大きさ」
  
   
Q7. 花火玉はロケットのように自身の力で飛び上がる。
正解 2.ウソ
 
花火玉はむしろ鉄砲の弾や大砲の弾のように、「打ち出してもらう」立場にあります。花火玉の中は開いたときの美しい花弁となる星と星を四方に散らせるための火薬が入っているだけで推進火薬はありません。打ち上げるための火薬(発射薬)は筒の方、花火玉の外にあります。
→もっと詳しく「日本の花火をもっと知りたい-打ち上げ」
   
Q8. 花火が開いたときの光のひとつずつを星という。
正解 1.ホント
 
花火玉の中身は「星」と呼ばれる火薬の固まりがぎっしり詰まっています。このひとつひとつが燃えながら四方に散る、これが花火が開くということなんですね。
→もっと詳しく「日本の花火をもっと知りたい-造」
   

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